地域生態系学講座セミナー 2003.07.14 (月) 13:00

研究計画セミナー
「山地林林床における草本群集の特性について」

小菅祥二 shoji@ees.hokudai.ac.jp

林床植物、とくに春植物は明るい春の林床環境に適応した生活史、 繁殖特性を持つ種であると考えられている。

明るい春の光環境は、それらの種にとっては重要であるが、 このような環境は、林冠を構成する樹種の違いにより、変動する。 本研究では、標高が高いため雪解けが遅く、かつ雪解け直後は林冠上層の展葉が進み 明るくない山地林林床を調査地に設定した。

各種林床草本はその短い春の影響をどのように受けるのか。 特に春植物については繁殖・結実期における暗い光環境の影響があると予想される。 優占する数種において、

  1. 光合成の特性・葉の寿命について
  2. 繁殖成功に与える影響について

を中心に調査・解析し、山地林で生育する種がどのような特性をもっているのか、 またその特性に種間でのパターンが見られるのかを検討する。


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