地球環境科学研究科 植物生態学セミナー 2006.06.27 (火) 10:30

海浜植物の成長および繁殖動態について

稲葉遥子

海岸は貧栄養,地面および空気中の塩分濃度が高い,不安定な立地,強光など独特な環境であり、海岸に特徴的な植物が生育している。そのような植物のなかには集団レベルでの開花期間が3ヶ月以上と長い種が存在する。どのような要因がこのような長い繁殖期間を決定しているのだろうか。また、長い開花期間のなかで繁殖成功に季節的な変動は見られるだろうか。本研究では札幌市の北約 20kmに位置する石狩浜において、長い開花期間をもつ海岸植物4種(ハマヒルガオ,ハマエンドウ,ウンラン,エゾカワラナデシコ)を対象として、個体レベルでの成長と繁殖の季節変化を追い、植物が成長と繁殖に対し、いつ、どのように、資源を配分しているかを明らかにすることを目的とする。また気象条件や食害率が、そのような季節変化に影響しているかどうかも検討する。


セミナー index | A 棟 7-8F の研究室