地球環境科学研究科 植物生態学セミナー   2009-11-16 (Mon) 10:30
(場所: 工学部 N304 )

研究経過報告セミナー : 火山生態系に対する非在来木本の侵入の影響
Influence of non-native tree invasion on a volcanic ecosystem

斎藤達也

大規模攪乱跡地のような苛酷な非生物環境では,特定の木本植物が他の生物群集 の発達や土壌形成に対し強い影響力を示し,将来の生態系発達を左右する場合も ある.

非在来の落葉針葉樹カラマツ Larix kaempferi は渡島駒ケ岳の火山荒原上に広 く侵入し,優占種となっている.一方,在来の落葉広葉樹ダケカンバ Betula ermanii もまたその荒原上に疎らに定着している.両種は生育形や生活史特性が 大きく異なるため,木本下層に形成される環境や他の生物群集に対する影響も異 なると予測される.本研究では,両種樹冠下の非生物環境,植生構造,土壌節足 動物の群集構造,リター分解速度を比較し,火山生態系に対する影響の違いを評 価した.

今回のセミナーでは,非生物環境と植生構造に対するカラマツとダケカンバの影 響について主に紹介する.


セミナー index | A 棟 7-8F の研究室