TRENDY 第96回 - チャランケ 合同 セミナー

日時 2000年 1月 26日 (水) 18:00 -
場所 北大地球環境科学研究科 A棟8階 803号室

樹木・森林の生態への「構造」からのアプローチ


北海道大学低温科学研究所 隅田明洋



昔読んだE.P.Odumの教科書には、「生態学は構造と機能とを同時に調べる 研究分野である」「森林を調べるには樹木も調べる必要がある」 などといったことが書かれてあった。 森林生態系の特徴のひとつは構造が発達することであり、 構造は何らかの形で機能量や動態の研究の多くに組み込まれる。 例えば、森林動態や機能量を推定する際に、 個体レベルの樹冠構造やその拡大様式を単純化・モデル化する研究例は多い。 しかし、より詳細な、少なくとも枝レベルの三次元構造がわからなければ 解決できないベーシックな問題も残されている。
私は、岐阜大学森林生態学研究室の学生達とともに、 測量機器等を駆使して広葉樹林の構造を調べてきた。 このセミナーでは、構造測定法と、 構造を調べることによって明らかになりつつある問題 - 枝・樹冠はどのように空間内に広がるのか、 林冠木の樹冠が狭いものがあるのはなぜか、 シュートの分岐構造は樹冠の維持にどのようにかかわるのか - などを中心に紹介を行い、 構造が森林の動態にどう関わるのかについて議論したい。




ふるってご参加ください

問い合わせ先
北海道大学大学院地球環境科学研究科地域生態系学講座
鈴木牧・加藤悦史・下野嘉子・谷友和
Email: makizoh@ees.hokudai.ac.jp
URL: http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/seminar/
Tel:011-706-2264