TRENDY SEMINAR (第106回)

日時 5月21日() 16:30
(水曜日ではありませんのでご注意ください)

場所 北大地球環境A棟803

炭素安定同位体を用いたヤマハンノキの繁殖に投資される光合成産物の移動過程の解明

長谷川 成明(京大農・森林生態)

 樹木の樹冠は当年枝の繰り返し構造をしていることから、当年枝を樹木の基 本単位とみなすことができる。当年枝は繁殖においても基本単位としてみなす ことができるとされているが、実証的に示された例は少ない。特に、当年枝を 繁殖において資源的に独立した基本単位とみなすことが可能であるか、すなわ ち繁殖器官の形成や成熟に必要となる光合成産物は、そのつく当年枝上に存在 する葉で生産されているか、明らかにされていない。  本研究は炭素安定同位体を用いたトレース実験により当年枝の繁殖における資 源的独立性を明らかにした。
 材料として用いたヤマハンノキでは花芽の形成が当年枝上で行われ、開花・果 実の充実が翌年に1年枝上で行われる。したがって、花芽形成および果実充実の 二つのステージが異なる年度に存在するため、それぞれ光合成産物の移動過程も 異なっていると考えられる。本研究ではこれら2つのステージに対してトレース 実験を行い、花芽形成および果実充実における光合成産物の移動過程を明らかに した。

ふるってご参加ください

問い合わせ先
北海道大学大学院地球環境科学研究科地域生態系学講座
下野嘉子・谷友和・浦口あや
Email: yotti@ees.hokudai.ac.jp
URL: http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~trendy/
Tel: 011-706-2264