Trendy セミナー   2009-04-28 (火) 16:30   北大・大学院地球環境 A804 セミナー室

Interspecific differences of growth properties associatedwith architectural variations in tropical non-pioneer tree juveniles

饗庭正寛 (北大・苫小牧研究林)

樹木の構造的な多様性が機能の多様性を介して、 不均一な環境下における安定共存を可能にする生活史戦略の分化の 基盤となっている可能性が古くから指摘されてきた。 実際、当年性実生においては、比葉面積(SLA)や葉面積比(LAR)の種間差が、 成長速度や生存率を決定する事により、 光勾配の分割に重要な役割を果たしている事が多くの研究により実証されている。

しかし、構造がより複雑化する稚樹の段階における構造的形質と機能、 および多種共存との関係に関する実証研究は少ない。 樹冠の形状、枝の有無、葉のサイズ、幹の太さといった 種間で大きく異なる形質は、どのような機能を持っているのだろうか? また、稚樹における構造と機能の関係は、多種共存を促進するのだろうか?

これらの問いに答えるため、本研究では、 最も種多様性の高い森林のひとつである、ボルネオのランビル丘陵国立公園に 同所的に共存する樹木の稚樹における構造の種間差を少数の軸に整理し、 さらに2年3ヶ月の継続調査により測定した成長特性と 構造的形質の対応関係を検証した。

(このセミナーは、平成21年度は文部科学省グローバルCOEプログラム 「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」 (url) の支援を受けた人材育成自由企画として実施しています)

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世話役:宮田理恵
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北海道大学大学院環境科学院 植物生態学