ササ地におけるブナ林動態のIndividual Based Model

 ササ型林床のブナ林の更新動態を解明するために, 成長・死亡・繁殖の実測データに基づいて, 個体を動態の単位とするIndividual Based Model (IBM)を開発した. 個体ごとの変化を追跡することによって, 「それぞれの個体が,近くに存在する特定の他個体と強く相互作用する」 という描像を森林動態の数理モデルに導入できた.

 各方形区の中の樹木はそれぞれ別個に成長・繁殖・死亡する. 個体ごとに異なる振舞いを追跡するモデルを個体ベースモデル (Individual Based Model)という. 個々の樹木は確率論的に振舞い, かつ樹木間の複雑な相互作用を仮定しているので, このモデルはモンテカルロ・シミュレーションによって解析することになる. シミュレーションの独立反復試行の結果から, 各パラメータが森林全体の挙動に与える影響を推定できる.

 


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