top

露崎 史朗 (Shiro TSUYUZAKI)
植物群集生態学・環境保全学

有珠山/サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ
(札幌大学 2002年度開講. Update on March 6, 2003)

生態系論 B

[ 特に冬季休業中に学習しておいて欲しいこと | 期末試験 | 参考文献 ]

関連講義 [ 生態系論A | 生態学 | 生物の多様性 ]

シラバス

平成14年度経済学部『履修のてびき』

科目名: 生態系論B
単位: 2単位
担当教員: 露崎 史朗 科目区分: 専門科目
学年: 3-4年

[講義概要]

生態系変化に関する基礎的理論を身に付け、様々なスケールでの人間活動と環境との関わりを考える。

[授業運営方針]

液晶プロジェクターを用いた講義形式にて行う。

[講義計画]
第1回 はじめに(個体群生態学と群集生態学)
第2回-第3回 個体群推定と個体群動態
第4回-第5回 生物多様性
第6回-第7回 物質・エネルギー循環
第8回-第9回 生態系モデル
第10回-第11回 生態系保全
第12回-第13回 修復生態学(復元生態学)
第14回-第15回 生物多様性の保全

生態系論B 試験問題 (1/21 16:20より実施)

問. 以下の文を読み問に答えよ。
 瀬戸口明久氏の卒業論文(1999年)冒頭部分を引用(一部改変)

一学年下の学生が読んでも、論理的に通じるよう、かつ簡潔に答えよ
解答は表(おもて)面のみを使い、裏には書かないこと。
解答用紙が足りない場合には挙手せよ。2枚目を配る。その際には、全ての解答用紙に名前を忘れないこと。

問1. 次の問A-Cに答えよ。

問A. あなたは今、ある国の既存の国立公園管理官となり、その国立公園内の管理計画を作らねばならない。SLOSSについては、Single Largeと、Several Smallで、国立公園の目的は異なる。北海道に新たな国立公園を作る場合には、どちらの立場が重要と考えるか、まず、どちらの立場をとるかを述べ、ついで、その理由を講義で紹介された内容に関連する範囲のものを材料に説明せよ。 解答には、以下の言葉のうち少なくとも2つを入れ、その部分に下線をつけよ。「個体群動態 population dynamics」、「緩衝帯 buffer zone」、「クラスター分析 cluster」、「中規模撹乱仮説 intermediate disturbance hypothesis」、「遷移 succession」、「ビオトープ biotope」
問B. 集団遺伝学にもとづき最小生存可能個体群サイズ(minimum viable population, MVP)は推定される。北海道全域におけるヒグマのMVPを求めたい。ただし、調査期間は3年以内という条件があるが、調査にかかる予算は億単位でもよい。自分なら、どのように調査を行うか。そのプラン(方法)と予測される結果を書け。
問C. 1枚目の文章は1999年に書かれ、内容は当然、それ以前のまとめである。それから4年が経過した現在、これらの研究の応用が試みられつつある。その例について述べよ。

問2. 遷移(succession)について、次の問A-Cに答えよ。

問A. 遷移の調査方法について整理し述べよ。
問B. 有珠山における遷移の特徴について説明せよ。
問C. 有珠山の植物群集においては、植物の地上部競争と地下部競争では、どちらが重要と考えられるかを、その根拠とともに述べよ。

問3.

生態系は、時間とともに変化する。これから50年後に、札大演習林(前期の講義で歩いたところ)がどのように変化するかを予測したい。森林に対する人為干渉は現状のまま維持されると仮定し、予測に必要な調査と解析の方法を述べよ。なお、調査は5年間以内に終わらせなければならない。

[注意] 「○○を調査することにより△△が分かる」というように、なぜそれを調べるのか、その理由が分かるように書くこと。

問4.

この試験のために学習した部分で、これは満点に値すると確信できる内容を、問1から問3と解答がオーバーラップしないように、まず「仮想問題」を作り、それに対する「答え」という形式で書け。

- As a bonus -

問1-4が終わった人、あるいは完璧にギブアップした人は解きなさい。(まず問1-4を答えなさい!) 以下に対する解答は、問1-4の結果次第で、加点の対象とする可能性はあるが、こちらばかり答えてはいけない。

問5.

講義中に紹介した本(生態系論Aの方のものでも構わない)で読んだものがあれば、その題目、著者、そしてその本への感想・意見を述べよ。ただし、前期と同じ解答を書いてはいけない。

解答例

試験解答をもとに作っている - 決して満点というい意味ではないので誤解なきよう

問1. (A)

footer