標本 (specimen)
- 目次
- 標本 (specimen)
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植物標本
植物の全体または一部を、後々までデータが得られるように保存されたもの。
乾燥標本: 乾燥状態で保存
液浸標本: 液体(アルコール等の保存液)に浸し保存
プレパラート: 組織標本等として保存完全標本
その植物種の特徴をおおむね全て保有した標本。種子植物の場合は、根・茎・葉と生殖器官(花または実)が揃ったもの。
分類学では、完全標本を理想とするが、生活史研究などでは、実生などの標本も採取・保管される。作成目的
- 同定
- 学術資料(証拠標本): 分布・変異・季節性等
- 命名(基準標本)
- 展示学習
- 記念品
- 工芸趣味
- 駒ケ岳採取標本 specimens collected from Mount Koma
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北大総合博物館(SAPS)保管標本
Chimaphila umbellata (L.) W. Barton
オオウメガサソウDrosera rotundifolia L.
モウセンゴケCampanula lasiocarpa Cham.
イワギキョウ


2000年8月3日、駒ケ岳南西斜面、標高550 mにて採集。標本個体はパッチ状に生育しており、この時期にはさく果を付けていた。 2000年8月13日、駒ケ岳南西斜面、標高850 mの礫地にて採集。 2000年8月3日、駒ケ岳南西斜面、標高850 mにて採集。 スケールバーはすべて2 cmを示している。
- 作成法 preparing specimen
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手順
サク葉標本は、通常、新聞紙1ページを半分に折った大きさ(30 cm × 40 cm)である。採集時に、その大きさに納まるよう意識して採集すると、後の作業が楽だし、使いやすい標本ができる。
採集時の心がけ
採集
準備 (その他は野外実習準備に準ずる)
野外調査道具 (植物採取用 collecting plants)
胴乱 または ビニール袋(一斗程度の大きさ)
野冊(段ボールやべニア板で代用可)
剪定鋏
根掘り
新聞紙(できればその場で押してしまうため)
マジック(新聞紙に記録するには消えないようにマジックで)採ったらできるだけ土を落としておく。できれば、その場で、記録を書いた新聞紙に形を整えて挟み野冊に挟み込む。できなければ、ビニール袋や胴乱に入れて持ち帰る。
作成
道具
吸水紙(吸湿紙) (新聞紙可)
挟紙(= 新聞紙)
重し(普通の草10 kg程度、枝の硬い樹木20 kg程度)
押板
ピンセット
↓
標本圧搾
呼吸熱で吸水紙温かい間は1日2度程度吸水紙を代え、その際ピンセット等で標本整形特別処理法
タヌキモ、キンギョモ等: タオル等で予め水を切る。海藻標本を作る要領で行なうのもよい
多肉植物: 熱湯に浸してからか、アルコールに1日程度浸けてから標本にする
照葉樹: アルコールに1日程度浸けてから標本
花に厚みがある → 重しを使わず竹製野冊に挟み乾かす。花にアルコールを塗りカビを防ぐ台紙に張る
台紙: 上質紙B判135 kg(葉書程度の厚さ)を8つ切り(おおよそ 縦39 cm × 横27 cm)
帯紙(糊紙): 大学ノート程度の厚さの上質紙片面にアラビアゴムを塗布
ピンセット、紙きり鋏、スポンジ標本ラベル specimen labels
自分が最近使ってるもの

ラベルに良く使われる表記同定者(Det., determined by)
採集地(Loc., locarity)
生息地(Hab., habitat)
採集年月日 (Date)
採集者名 (Coll., collector)
記録 (Note)保存
高湿度を避ける。
虫害防止に、パラジクロールベンゼンを適宜梱包する - 参考 references
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- 標本整理をしてみたり...
- 駒ケ岳の植物 Flora on Mount Koma
- 学名について
- 露崎史朗・長谷 昭・新沼寛子・花田安司. 2001. 北海道渡島駒ケ岳における2000年種子植物リスト. 生物教材 36: 1-6 改訂版