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露崎 史朗 (Shiro TSUYUZAKI)
植物群集生態学・環境保全学

有珠山/サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ
(2007年9月15日更新. 2008年10月12日追加)

谷地坊主

谷地坊主 (野地坊主) (tussock)

 谷地坊主(あるいは野地坊主)は、日本では湿原に見られるイネやスゲが作る隆起を指す。ワタスゲ(Eriophorum vaginatum)やホロムイスゲ(Carex middendorffii)は環境により谷地坊主を発達させる。
 谷地坊主に当たる英語としては、tussockがよく用いられる。ただし、tussockは、乾いたところにあるイネやスゲが形成した隆起も指すので、必ずしも谷地坊主とは限らない。集合関係で言えば、谷地坊主はtussockの真部分集合となる。たとえば、ヒメスゲ(Carex oxyandra)の株立ちは、tussockと呼べるが、谷地坊主とは言わない。

ちなみに

【名】1. 草むら、茂み. 2. [毛髪・羽毛などの]房 (英辞郎 2008/10/12)
【名】【C】 草むら, 茂み. (研究社和英中辞典 1998)
 まったくもってイメージが掴めない訳である。

機能

定着促進効果(facilitation)

ストレス緩和
リター供給
種子トラップ

世界の谷地坊主 (tussocks)
ニュージーランド

Tussock1 Tussock2
[1/2] ニュージーランド、ルアペフ山中腹で見られたtussock群(1996年12月17日)。これは、谷地坊主とは呼べない。

日本 (北海道)

Tussock3 Tussock4
[3] 有珠山に見られるヒメスゲ (Carex oxyandra). [4] サロベツ泥炭採掘跡地で発達するホロムイスゲ (Carex middendorffii)谷地坊主。

アラスカ

Tussock5
[5] 2004年に森林火災のあったポーカーフラットで見られるワタスゲ (Eriophorum vaginatum).

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参考

-欧文文献

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