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露崎 史朗 (Shiro TSUYUZAKI)
植物群集生態学・環境保全学

有珠山/サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ
(2004年4月11日更新. 2011年8月15日編集)

カラマツ (日本カラマツ)
Larix kaempferi (Lambert) Carrière [Pinaceae]

目次
カラマツ(Larix Mill.)属

L. kaempferi (Lamb.) Carr. ニホンカラマツ Map

利点: 松脂多く腐食しにくい

新材(鉄パイプ等)に置きかわり伐期に入ったカラマツ林が多いが採算面から伐採控え、カラマツ林業は危機。園芸種利用もされる

成長早い → 繊維ねじれ、木部が多く細胞間隙も大 → 材: 足場、土台、矢倉、杭木程度に利用
植林: 日光戦場ヶ原、男体山、長野八ヶ岳、上高地、木曾御岳等が有名

L. decidua Mill オウシュウカラマツ: 両者差 = 球果形態

外観: L. kaempferi 小枝ほぼ水平に出る ↔ L. decidua小枝が多少枝垂れる
道ではカラマツ同様に良く植林される

L. gmelinii (Rupr.) Kuzeneva var. japonica (Maxim.) Plger (= L. kurilensis Mayr) グイマツ

化石日本(道)で確認
L. gmelinii - シベリア東、アムール、満州、アッサム ⇔ L. kurilensis - 樺太、南千島(見解)
カラマツとの区別: 若枝にカラマツにない短毛を生じ、球果がそりかえらない
 和名は終わっている。グイマツが普通だが、他に、シコタンマツ, シベリアカラマツ, ソレンカラマツ, ダフリアカラマツ, ホクヨウカラマツ、等と呼ばれる。さらに、Larix gmelinii (< 120-125°E, s.s.)から、シベリア東部(> 125°E)に分布するのもは、生態的・地理的に隔離されているという理由でLarix cajanderiに分けられた(ロシアの研究者がこれを採用することが多い)。

渡島駒ケ岳における Larix kaempferi

 ニホンカラマツの自生北限は、東北地方であり、北海道においてカラマツは国内帰化植物である。しかしながら、写真を見て分かるように、今や、駒ケ岳山頂部はカラマツ林と化している。

Autumn1 2
larch3 larch4
駒ケ岳を背景に。[1] 2001年10月、赤坂撮影. [2] 2001年夏、Jon Titus撮影. [3] カラマツの幹、枝. [4] 球果・枝・葉. [3-4]2009年7月9日撮影. この年は、成りが良かった

キーワード: 生物学的侵入 biological invasion, 帰化植物 exotic plant, 促進作用 facilitation

カラマツの根に見られる外生菌根

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図. カラマツの根より得られた外生菌根 ectomycorrhizae. M: マントル. サンプルは、駒ケ岳南西斜面にて採取

参考

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