オオイタドリ
Polygonum sachalinense Fr. Schm.
異名(Synonym): Reynoutria sachalinensis (Fr. Schm.) Nakai
有珠山のオオイタドリ
有珠山には、2種の大型タデ科植物が生えている。そのうちの一つがオオイタドリである。もう1種は、イタドリである。駒ケ岳や樽前山になどの火山に普通に出てくる、もう一つの大型タデ科植物であるウラジロタデは生えていない。
[左] 1983年。有珠山噴火から6年後。[中] この大部分が地下部ではつながっている。[右] 1997年秋。枯れ果てたオオイタドリ。地表面に置いてある袋は、リター分解を測るために設けられたもの。
[左] 1998年。第4火口の近くにて。[中] 1989年秋。実際は1 m以上深いところまで掘ってもまだ地下部があるのだが、フラッシュを持っていないので撮影できなかった。[右] 2000年噴火火口近くの廃屋の屋根の上でも育つオオイタドリ。何てタフなやつ...
2000年火口
[左] 直径数10 cmの小さなパッチ。将来的には右のような大きさになるはず。[中] 直径2-3 mに発達したパッチ。[右] パッチの下にはコケ類(moss)の定着が見える。これも定着促進効果(facilitation)なのか。2011年8月8日、有君火口周辺にて。
北海道のオオイタドリ
[左] 北海道では至る所で見られる光景だが、一面をオオイタドリに覆われた斜面。2011年8月22日、室蘭海藻研(もうすぐ移転)に行く途中の斜面にて。[右] 花序。2011年8月31日、銭函海岸風力発電所設置予定地区に向かう途中のにて。
イタドリ
Polygonum cusupdatum Siebold et Zucc. (イタドリ)
Synonym: Reynoutria japonica Houtt.
| オオイタドリ | イタドリ | |
| 葉 | 大形。長さ20-35 cm。両面無毛 | 小型。長さ6-15 cm |
| 葉下面 | 殆ど粉白を帯びない | 粉白を帯びる |
| 葉脈上 | しばしば粒状-乳頭状突起 | |
| 葉鞘 | 20-70 mm | 4-6 mm |
参考
- Polygonaceae タデ科
- Polygonum weyrichii
- 有珠山フローラ Flora on Mount Usu
- Tsuyuzaki, S. 1987. Origin of plants recovering on the volcano Usu, northern Japan, since the eruptions of 1977 and 1978. Vegetatio 73: 53-58