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(2018年2月28日更新) [ 日本語 | English ]

火山 (volcanoes)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

[ 遷移 | 火山遷移 | 有珠山遷移 ]

日本の活火山 active volcanoes in Japan

常時観測対象火山(現在カテゴリー変更 ↔ 要修正): 24時間監視態勢を取るべき火山 → 日本20

北海道(5): 雌阿寒岳・十勝岳・樽前山・有珠山・渡島駒ヶ岳
本州(8): 吾妻山・安達太良山・磐梯山・那須岳・草津白根山・浅間山・御嶽山・伊豆東部火山群
伊豆諸島(2): 伊豆大島・三宅島
九州(5): 九重山・阿蘇山・雲仙岳・霧島山・桜島

活火山・休火山・死火山 → 旧気象庁用語(休・死火山分類困難、意味もない → 使用しない)
volcanoes in Hokkaido
旧分類
活火山: 現在活動中 = 過去2000年(海外過去1万年が多)以内の噴火明らかか現在噴気活動活発
休火山: 歴史(2000年前から)に噴火記録残る
死火山: 歴史に噴火記録残っていない
→ 1868年以降に日本で発生した主要な火山噴火
北海道
A級は5(4)火山

北海道の活火山 (気象庁)

東北
  • 岩木山
  • 秋田焼山
  • 岩手山
  • 秋田駒ケ岳
  • 鳥海
  • 栗駒
関東
九州 (中国・四国)

見学: 2003.3.27 桜島, 2003.3.28 霧島

世界の活火山 active volcanoes in the world

索引

北海道 (Hokkaido)


利尻山 (Mount Rishiri)


成層火山 (45°10'43"N, 141°14'31"E, 標高1721 m)

→ 利尻岳、利尻富士とも呼ばれる

20万年前: 活動開始
4万年前頃: おおむね現在の地形
8-2千年前: 南山麓で噴火 → マールやスコリア丘を形成
活動休止 (有史以降活動記録なし)
テフラ
利尻-豊富(Rs-Ho): サロベツ湿原-頓別平野
利尻ワンコの沢テフラ (Rs-Wn)
利尻-兜沼軽石・スコリア層(Rs-Kb): サロベツ湿原-頓別平野
利尻-アチャル軽石(Rs-Ac): サロベツ湿原及び周辺
洞爺 (Toya)
クッチャロ-羽幌 (Kc-Hb)
利尻山
2015年月25日。稚咲内の海岸から。

渡島駒ケ岳 (Mount Koma)


Mount Koma, or Oshima-Koma (駒ヶ岳、渡島駒ヶ岳, 渡島駒)
渡島半島の噴火湾に面するコニーデ型活火山 → 安山岩質成層火山
山麓広く裾野を引き基底直径17 km
山頂部は砂原岳・剣ヶ峰・隅田盛に囲まれ直径2 kmの馬蹄形火口が東に開き北西に押出沢爆裂火口開く
数万年前に成層火山体形成後、2回の山体崩壊と多数回の軽石噴火

1929年噴火
第1図. 昭和4年駒ヶ岳爆発噴出物分布図 (神津原図) (オリジナル旧字)

Koma1 Nagare-yama2

1929
昭和の大亀裂
[1] 1942年噴火時に形成された昭和の大亀裂(2005年11月21日撮影)
流山 (ながれやま)
[2] 平地部に点在する小高い樹木の丘は、1640年大噴火の噴出物が作った世界的にも例がない珍しい流山で、貴重な火山地形である。

→ 噴火史は Mount Koma

植生回復, フローラ

  • 富澤嘉平. 2003. 目で見る渡島東沿岸の100年. 郷土出版社. 146 pp.

駒ケ岳という名の山々

 駒ケ岳と名のつく山は、日本では20程度ある。さらに、駒形山や栗駒山など、「駒」を起源とする山名も多い。山形が馬のどこかに似てることから付けられたところが多い(そうでない場合もある)。渡島駒ケ岳は、「馬の背」という地名があることから明らかなように、馬の形に由来する命名である。
駒ケ岳一覧。G, Google Earthによる)
  • 渡島駒ヶ岳 (42°03'48'', 140°40'38'', 1131 m) 1996, 1998, 2000年小噴火)
  • (おお)駒ヶ岳 (40°27'00'', 141°00'45'' G, 1144 m) 戸来岳 = 大駒ケ岳 + 三ツ岳)
  • 焼石駒ヶ岳 (39°11'44'', 140°55'11'', 1130 m
  • 秋田駒ヶ岳 (39°45'40'', 140°47'58'', 1637) 1970年女岳噴火
  • 藤里駒ヶ岳(太良駒ヶ岳) (40°24'46'', 140°15'04'', 1158) 有史噴火未詳。名前は残雪形から
  • 山形駒ヶ岳(高畠駒ヶ岳) (37°55'22'', 140°15'46'', 1067 m)
  • 会津駒ヶ岳 (37°02'51'', 139°21'14'', 2133 m) 名前は残雪形から
  • 赤城駒ヶ岳 (36°33'37'', 139°11'35'', 1685 m) 赤城山外輪山の1つ。噴火史に諸説
  • 箱根駒ヶ岳 (35°13'29'', 139°01'29'', 1356 m) 箱根山中央火口丘の1つ
  • 甲斐駒ヶ岳(東駒ケ岳) (35°45'28'', 138°14'12'', 2967
  • 木曽駒ヶ岳(西駒ケ岳) (35°47'22'', 137°48'16'', 2956 m) 名前は残雪形から
  • 南駒ヶ岳 (35°42'04'', 137°48'38'', 2841 m)
  • 朝日駒ヶ岳(岩船駒ヶ岳) (38°22'09'', 139°40'15'', 776)
  • 越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳) (37°07'25'', 139°04'31'', 2003)
  • 頸城駒ヶ岳(海谷駒ヶ岳) (36°94'29'', 137°94'36'' G, 1487 m)
  • 下駒ヶ岳 (36°55'58'', 137°42'58'', 1241 m)
  • 越中駒ヶ岳 (36°45'07'', 137°35'05'', 2003 m)
  • 若狭駒ヶ岳(近江駒ヶ岳) (35°24'40'', 135°51'11'', 780 m)

 意外に駒ヶ岳と名のつく山に火山は少ないことが分かった。調べてみるものである。

有珠山 (Mount Usu)


[ 有珠山 | 四十三山 | 火山 | 火山学 | テフラ | 防災 ]

1963年以降の噴火 (History after 1663)

Research on Usu Research on Usu 大有珠、小有珠、昭和新山、明治新山(四十三山) 等10程度の溶岩ドーム + 2000年火口群
本体: 周囲を外輪山に囲まれ内部に大有珠(標高727 m)・小有珠等。その間に火口原
形成

洞爺湖: 約13万年前に大規模火砕流 → 軽石等大量放出 → 噴出口付近陥没しカルデラ形成
有珠山: 約1万年前 - 洞爺湖南岸で噴火を繰返す → 成層火山 = 有珠山誕生

約7000年前に山頂部が南側に崩壊、山頂部の崩壊を埋めるように円錐状火山体が成長
噴火記録数千年ない → 1663年 活動再開

1663.7.14-7末 (= 寛文年間噴火)
3日間大地震後大噴火 → 降灰で家屋焼け5名死亡 + 西南海上は岸より5 km沖合までsegmentsのため陸の様に見えた
1765.12.16
噴火前地震 + 洞爺湖水面降下 → 現在の有珠山南東にあたる長猿川方面に若干被害
1822.1.19 (1663年につぐ噴火)
3日前から地震 → 熱雲 → 死者50名・負傷者53名・死馬1437頭

虻田神社移転

1853.4.22
有珠元山北部爆発し、大有珠から立岩分離。東方に熱雲(立石泥流)噴出。大有珠円頂丘形成
1910.7.12
6日間地震続き、金毘羅山に45個爆裂火口発生 → 西円山東南部隆起し170 m上昇し止まる
全て水蒸気爆発。洞爺湖温泉発見
1943-1945

1943.12.28-1944.6.22 地震開始より爆発まで)
1944.6.23-1944.10.31 最初の爆発から最後の爆発まで
1944.11-1944.9 (溶岩円頂丘出現より完成まで)

海抜130-160 mの畑地が300 mの饅頭型の屋根山に変化。フカバの家や道路は破壊され、壮瞥川は塞き止められ湖と化した

1977-1978
生態系に影響する噴火勝島は78年まで (前後は余震、地表隆起活動主体)
= 地球物理的噴火活動は1977-82/03
77-: 地殻変動
77/08/06 噴火 → 7-14, 78/10/16, 78/10/27: 軽石・火山灰

土石流・泥流: 連続降雨量20 mmを超えると多発
77/08/16, 78/10/24 (3名死亡), 81/04/24, 81/08/23


2000年火口群

大きく、金比羅火口群、西山火口群の2火口群に分かれる

2011/10/01. 幼稚園跡からの登り道にて

西山火口散策路利用の注意

  • この散策路は周遊路ではありません。
  • 木道、ロープ柵から出ないで下さい。
  • サンダル、ハイヒール等では、事故につながる可能性があります。
  • 雨のあとは、散策路が滑りやすくなっていますので、足元に注意して下さい。
  • ここでの事故はすべて自己責任となりますので、充分注意して下さい。
  • ここは支笏洞爺国立公園内です。石、植物は採ったり持ち帰ったりしないで下さい。

洞爺湖町


昭和新山 (Showa-shinzan)

Mimatsu diagram
図87. 昭和新山成長の経過を示すミマツダイヤグラム(上)と推定断面図(下) (勝井 1979, ミマツダイアグラムは三松正夫 1970)

Showa-Shinzan

昭和新山野外博物館

- 自然ふれあいの道 -
木もれ日の林の中を、柔らかい芝草の上を歩いてみませんか。

梢から小鳥の歌が聞こえてきませんか。
林縁に可愛らしい花が咲いていませんか。
シラカバの木肌にそっと触れてみませんか。
大きく息を吸うと、木の葉の香りと、
火の山が発する地球の息吹がにおってきませんか。

静かに目を閉じてたたずんでみてください。小さな生き物たちのメッセージが聞こえてくるでしょう。

環境省・自然公園財団

昭和新山野外博物館
順路ご案内

349
[禁煙] 園地内は禁煙です。


四十三山

明治43年に噴火したのが名前の由来
(見出しにルビがふってあるが省略) ______________________________

■ 支笏洞爺国立公園
Shikotsu-Toya National Park

火山街道 Kazan Kaido
洞爺湖湖畔をめぐる道 II
Lakeside Observation Trail II

■ 北海道自然歩道
■ コース案内図
四十三山コース 洞爺湖温泉側入口~旧北海道大学有珠火山観測所 2.45 km (約1時間)
有珠山は20世紀、4回噴火しています。最近では、2000(平成12)年に西山西麓、金比羅山で噴火しました。1910年(明治43)年の活動では、この自然歩道の周辺に45の火口が生じ、溶岩の上昇により四十三山(明治新山)を形成しました。
この活動により破壊された火口周辺の森林、植物は、約100年という長い年月を経て再生しました。2000年火口周辺と対比すると自然の「破壊と再生」を体感することができます。

十勝岳 (Tokachi)


十勝岳: 50万前からの火山活動に伴う火山群(富良野・十勝・美瑛・オプタテシケ等)が北東-南西に火山列形成
3000年前以降からの活動: 北西斜面に集中し多数火口発生
歴史時代噴火: 玄武岩質安山岩マグマが活動し30年周期
1926(T15)-1928(S3): 小規模爆発的噴火を繰り返した後、活動徐々に衰え1928.12終息

総噴出量2万tだが1926.5.24爆発で中央火口丘の北西半が破壊され岩雪崩となり崩落
崩壊物が積雪融かし2次泥流 → 美瑛川・富良野川に流木巻きこみ流下 → 麓の上富良野原野に達し144死者144。崩壊量300万t
1962(S37).6: 爆発的噴火開始 → 噴煙柱高12 kmに到達(成層圏) = 20世紀日本4回)

1962(S37).6: 爆発的噴火開始 → 噴煙柱高12 kmに到達(成層圏) = 20世紀日本4回)

爆発音・空振は別海町-虻田町まで届く。火山灰は東風に運ばれ道東一帯に降灰し中部千島列島に達した。噴出量1億tと見積もられ有珠山2000.3.31噴火の100倍以上

1988-1989

1988.12.16 1962年噴火形成火口から噴火開始。水蒸気爆発・マグマ水蒸気爆発を間欠的に23回繰り返す
1989.3.5 終息: 噴出物総量 = 100万t → 新しいマグマ由来は20%
気象庁職員 噴火の瞬間をビデオ撮影: 火柱と共に火砕流発生確認

流走距離1 km余りと小規模だが2次泥流は望岳台近くまで流れた
直径20 mの巨大火山弾を放出し避難小屋近くまで噴石が飛ぶ

2004 水蒸気噴火

2.25-26 小規模噴火
4.19 62-2 火口から火山灰混じりの有色噴煙

調査許可申請
上富良野町総務課基地調整・危機管理室 (ガスマスク携行推奨)
登山道以外の地域の立入
入林申請書提出: 北海道森林管理局 中部森林管理署および南部森林管理署

環境省東川自然保護官事務所
道庁又は上川総合振興局の文化財担当または上富良野町教育委員会

ふれあいキャンプ場
Tokachi
十勝岳コース (7 hr): A → 1 → 2 → 5 → 6 → 8
三段山コース (4 hr): 8 → 7
富良野岳コース (6 hr): A → 1 → 2 → 3 → 4
上富良野岳コース (5 hr): A → 1 → 2 → 頂上
安政火口コース (2 hr): A → 1 → 火口

(2017.6.25 上富良野Navi)

樽前山 (Tarumae)


標高1041 m, 支笏湖南側
4万年前: 破局的噴火 → 支笏火砕流噴出し、現支笏カルデラ形成

支笏火砕流は札幌市付近まで到達 → 石材(札幌軟石)利用
支笏カルデラ形成後、風不死火山、恵庭火山、樽前火山の順に火山形成

9000年前: 活動開始

最初の噴火は大規模軽石噴火(Ta-d)で多量の火山灰が東方降下

3000年前: 2回の爆発的軽石噴火(Ta-c1, Ta-c2)

→ 降下火砕 + 火砕流 + 火砕サージ

1667: 樽前最大級噴火(Ta-b) → 多量の軽石・火山灰が東方に降下

火砕流・火砕サージ発生

1739: 多量の降下軽石と火山灰噴出(Ta-a) → 火砕流・火砕サージ流下

+ 現直径1 kmの山頂火口形成

1804-1817: 小規模軽石噴火繰り返され、火口内に火砕丘形成
1867: 1804-1817形成火砕丘上に溶岩ドーム形成
1874: 軽石噴火で1967溶岩ドーム破壊された
1909: 4.17-19 (48時間): 現溶岩ドーム形成
1981: 小規模噴火

樽前山展望台 (2014-9-10)

樽前山の概説
 樽前山の標高は1041 mで頂上に溶岩円頂丘(ドーム)のある三重式火山です。このドームは明治42年の大噴火で生成されたもので、世界的にも珍しいものです。
Tarumae
2014年9月8日。学生実習(海と湖と火山と森林の自然)の車中から。溶岩ドームがよく分かる。

雌阿寒岳 (Meakan)


Meakan

過去12000年間に4回活動期 = 大規模な火砕流や溶岩流
長径(北東-南西)24 km、短径13kmの阿寒カルデラ南西壁上に生じた安山岩(SiO2 = 52-63%)成層火山群
中央部ナカマチネシリ火口と山頂ポンマチネシリ火口は硫気活動盛ん。山腹・山麓も硫気孔・温泉多
1996.11.21: 水蒸気爆発 → 降灰

060427 摩周岳

1997年前半: 96-1火口> 500°C噴煙。96-2火口や96-3火口壁 = 95°C変色域形成
以降、96-1火口噴煙温度 ≈ 400°Cに低下。周辺高地温域縮小し現在は比較的穏やか

1998.11.9: 水蒸気爆発 → 降灰
2006.3.21: 小噴火 → 火口西側に極小規模泥流 → 融雪
注意 (CAUTION)

雌阿寒岳は活火山です。
落石・噴煙・有毒ガスに十分注意して下さい。
登山者名簿に必ず記入して下さい。
防災無線のサイレンが聞こえたらすぐ下山してください。
異常を感じたらすぐ下山してください。

This mountain is an active volcano.
Please watch out for flaling rocks, smoke and poisonous gas.

(足寄町長・本別警察署長・十勝東部森林管理署長・足寄観光協会会長)


掲示

  1. 山ではたき火をしないようにしてください。
  2. 山でたばこを喫うときは、一定の場所に集まって喫い、すいがらや、マッチのすりがらは完全に消してください。
  3. 山の木は損傷しないようにしてください。
  4. この山の植物は採取して持ち帰らないようにしてください。
  5. お互いに注意して立派な山にし、楽しい登山をいたしましょう。
  6. 無断で植物を採取すると罰せられることがりますからお互いに注意いたしましょう。

足寄営林署 オンネトー

関東 (Kanto)


関東ローム層: 北部 = 浅間・榛名・赤木山噴火降灰物 + 南部 = 富士・箱根 → 厚さ5-15 mの火山性土壌

那須岳 (茶臼岳)

37°07'29'', 139°57'46'' 標高 1915 m
関東平野北端関谷断層沿い南北に配列する主に安山岩からなる成層火山群
1408.2.24-1410.3.5 (応永15-17): 噴火場所 = 茶臼岳 → 茶臼岳溶岩ドーム形成

火砕物降下, 泥流 → 火砕物降下・火砕流, 泥流 → 溶岩流 + 那珂川黄変
マグマ噴出量 = 0.041 DREkm³ (VEI4)
死者180余名, 牛馬多数被害

1846(弘化3): 水蒸気噴火
1881 小規模水蒸気噴火 → 火砕物降下 (VEI1)
1953 水蒸気噴火 → 降灰南6 km
1960 水蒸気噴火 → 火砕物降下, 降灰北0.8km
1963 水蒸気噴火 → 火砕物降下, 付近に降灰
遷移研究は実質1408-1410年噴火を見ている

伊豆大島 (三原山, Izu-oshima)

Izu-Oshima
噴火史
古火山(岡田(おかた)火山 + 行者窟(ぎょうじゃのいわや)火山 + 筆島火山)覆い形成
680 (天武8): 噴火? 「日本書紀」京都で東から鳴響(大島?)
684 (天武12): 噴火? 「日本書紀」京都で東から鳴響(大島?)

伊豆嶋(= 大島?)西北二面が自然増益

700? 中規模マグマ噴火: 山頂北側割目火口列

N4.2 (火砕物降下)。0.008 DREkm³ (マグマ噴出量), VEI3

713? 山頂火口大規模マグマ噴火: (N4.0 (火砕物降下)。0.08 DREkm³, VEI4)
822? 中規模マグマ噴火: 山頂南側?カルデラ内割れ目火口列

N3.2, 0.006 DREkm³, VEI3

838.8頃? 山頂火口中規模マグマ噴火, マグマ水蒸気噴火

波浮港マール、スリバチ火口 (N3.0, 0.02 DREkm³, VEI3)

838/886 山頂火口大規模マグマ噴火、水蒸気噴火

N2.0), 0.06 DREkm³, VEI4
856 日本文徳天皇実録「安房国降灰」 → これに相当する可能性

838/886/1112(天永3) - 詳細年代未確定

山頂火口・南南東山腹大規模マグマ噴火、水蒸気噴火. N1.0, 0.25 DREkm³, VEI4

1183? 山頂火口大規模マグマ噴火

Y6.0 (火砕物降下), 0.04 DREkm³, VEI4

1245? 小規模マグマ噴火: Y5.6, 0.0003 DREkm³, VEI1
1307? 北西側割目火口列中規模マグマ噴火: Y5.2, 0.011 DREkm³, VEI3
1338.9-11? 山頂火口中規模マグマ噴火: (Y2), 0.03 DREkm³ (VEI3)
1417? 山頂火口中規模マグマ噴火: Y4.2, 0.0008 DREkm³, VEI2
1416 噴火?
1421 大規模マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火: 山頂火口、南側割れ目火口列

5.5 火砕物降下、溶岩流 (Y4), 0.23 DREkm³, VEI4

1442-43 噴火
1471? 山頂火口中規模マグマ噴火: Y3.8, 0.003 DREkm³, VEI2
1552.10.7-10.26? 天文噴火 = 山頂火口大規模マグマ噴火 (Y3)

火砕物降下、溶岩流, 0.16 DREkm³, VEI3

1600.4/1601. 1612/1613 噴火: 「伊豆七島明細記」大島で「山焼」
1623.1634 噴火: 「熱海名代代々手控」
1636(37) 噴火
1637(38) 噴火: 「伊豆七島明細記 合津旧事雑考」 1637.8.26-38.4 山焼, 自焼
1684-90 貞享の大噴火 = 山頂火口大規模マグマ噴火、水蒸気噴火 (Y2)

1684.2.14- 火砕物降下、溶岩流 - 火山活動7年続く
3末-約1ヶ: 噴火激しく溶岩を北東海岸にまで流出
山頂火口が現在の三原火口の様に大きな火口になったといわれる
地震多発 → 家屋倒壊
噴出物 3.5 × 108 t, 0.12 DREkm³ VEI4

1695.4.14- 安永の大噴火: マグマ噴火、水蒸気噴火 → 安永溶岩 (Y1)
三原山山頂火口、山頂北側斜面、山頂南東側斜面

8.31 多量の溶岩流出 → 先端海中に達した
77.8.31: 山頂火口から噴火 → 爆発音、地震伴いスコリアが全島降下。翌々月までしばしば爆発し少量溶岩流出
1778.4.27: 溶岩流出
1778.11.6: 溶岩流出、南西方に流れたものは野増(のまし)・差木地(さしきぢ)間の赤沢でとまる
11.15: 北東方への溶岩流出はカルデラ床を埋め、さらに外輪山から東に流下し海に達した
12.21: 泉津(せんづ)で煙や火を上げた
1779: 活動次第に弱まる
6.5 × 108 t 1783 噴火降灰. 1784 噴火. 1786 噴火?. 1789頃 噴火降灰
1777に始まった安永の噴火は1792年頃終った
0.2 DREkm³, VEI4

1803 噴火?: 火砕物降下。降灰、江戸に降灰
1821 山頂火口中規模マグマ噴火: 火砕物降下。0.008 DREkm³, VEI3
1822-24 中規模噴火: 火砕物降下。降灰砂 天保年間(1830-1843)噴煙多量

農作物被害, 0.008 DREkm³, VEI3

1846. 1870 噴火: 火砕物降下。降灰
1876.12- 77.2 山頂火口中規模マグマ噴火 → 火砕物降下

活動は火口内にとどまるが噴石丘(Naumann丘)生成
0.0008 DREkm³, VEI2

1887-1909 噴火

火口底: 1876-1877活動期にNaumann丘を除けば平坦 → 1887 縦穴状火孔 → 1896 火口底に凹部生じ赤熱溶岩露出
1907 火口壁陥落 → 火口拡大し直径160 m
1909 火口陥没と小規模な噴火活動続く

1912-14 山頂火口中規模マグマ噴火: 火砕物降下, 溶岩流

1912.2.23 中央火口溶岩流出 → 3.21 中央火口は溶岩・噴石で埋まる
4.2 割目火口形成。多数の噴出口から溶岩(厚さ35 m)が火口底覆う。噴石丘(中村山)成長 → 6.10活動休止
7.27 火口底に約10個の噴出孔開口、爆発音発し、周囲に小噴石丘形成 → 火口南東半分陥落、火口底より27 m低くなる。3日間で休止
9.16 活動再開: 火口南西部噴出孔から多量の溶岩流出、噴石丘生成(大森山)。溶岩が7月陥没部を埋め、噴石丘(大森山)は中村山の10倍の容積に成長 → 中村山は噴石丘と溶岩層の下に頂部を残し埋没
10.30 活動休止
1913.1.14 火口底陥落 → 9月には大森山も崩壊し半分が欠けた
1914 .5.15 活動再開 → 16-18 最盛期。4個の噴石丘生成。火口底に溶岩池。噴出物によりNaumann丘、中村山、大森山埋没。活動次第に低下し5.26活動休止
噴出物 3 × 107m³, 0.031 DREkm³, VEI2

1915.10.10-10末 山頂火口マグマ噴火: 火砕物降下。黒煙、爆発音
1919.18-12.23 山頂火口噴火: 火砕物降下。時々噴火。噴石丘崩壊
1922.12.8-1923.1.30 山頂火口中規模マグマ噴火: 火砕物降下、溶岩流

0.0062 DREkm³, VEI1

1933.10-11, 34.4.15-19 山頂火口マグマ噴火

→ 火砕物降下。1933 小溶岩流出)。1934 黒煙、鳴動

1935.4.26 山頂火口マグマ噴火: 火砕物降下。溶岩噴出
1938 小規模マグマ噴火 (8.11 山頂火口)

6 地震群発. 8 溶岩噴出
0.00004 DREkm³, VEI1

1939 山頂火口マグマ噴火

1, 2, 7, 9.2, 3, 16 火砕物降下
1 噴煙多量. 2 噴石、鳴動. 7 噴煙多量、鳴動、火映
9 小爆発、火口底に溶岩池
9- 10, 12 地震群発

1940 山頂火口マグマ噴火

8.18, 19 火砕物降下
3 地震群発. 8 噴火、黒煙多量、火山弾、火山礫 → 農作物被害(降灰)

1950-51 中規模マグマ噴火 → 昭和溶岩

1950.7.16 旧火口(直径300 m、深さ150 m)南東側火口壁から噴火
赤熱噴石が火口上200 m程に頻繁に上がる。火口底で溶岩噴出
7.26 噴石丘形成 %larr; 8.29 三原山最高峰(755m)の高さにせまる → 8月末 溶岩は火口底を埋める → 9.13 火口縁北西部からカルデラ床に流出 → 9.23 噴石活動休止 + 9.28頃 溶岩流停止
7, 9 島内各地地磁気伏角測定 → カルデラ内で最大30'伏角減少
1950.8, 9 地震群発
1951.2.4 噴火再開: 噴火地点は前年形成された火口の北西約200 m

火口底から溶岩流出

2下旬 火口縁から溢出し数条の溶岩流 → 3月半 先端はカルデラ壁に達した → 4 活動急速に衰退
4.16 3度目の活動: 火口底に溶岩湖出現

噴火繰り返し、6.14頃は活発で爆発音海岸に達し、噴煙高さ5000 m。火口付近地形は一変し、火口底に直径300 m、深さ30 mの陥没口生成
→ 6.28以後数日 火口中央部陥没は50 mに達し、旧来の中央火口再現され、噴石丘も北半分は崩壊
噴出物総量3 × 107m³, 0.024 DREkm³。(VEI2)

1953-54 小規模マグマ噴火

53.10.5-12. 11.11, 12. 12.1-18. 12.29. 54.1.16, 27, 31-2.8 山頂火口から火砕物降下、溶岩流
1953.10.5 1951年生成の噴石丘北側中腹で噴火、噴石活動
11.9 10月噴火火口の東30 mで噴石活動、溶岩流出。12.1から54.2にかけしばしば噴火、噴石活動、溶岩流出、新火口生成
噴出物総量4 × 105m³。西岸野増では1953-54.2にかけ約4'に及ぶ地磁気偏角西偏観測
0.00025 DREkm³, VEI1

1955-56 山頂火口水蒸気噴火

12.3, 7, 18, 20, 27, 28, 31. 1.3-5, 17, 18, 23 火砕物降下
噴煙多量、噴石活動、新火口生成

1956.1 小噴火 (4-5 地震群発。8 噴煙多量)
1957-58 山頂火口小規模マグマ噴火

1957.1, 6 地震群発
8-12 噴火、小爆発続き(火口付近観光客死者1、重軽傷者53)
10.13 新火口生成
1958.4 小噴火
6 1957.10生成の火口で噴火し、爆発音、降灰、火山弾。この火口直径は、1 60 m、6 150 m、8 180 m、11 200 m、12 250 mと拡大。VEI1

1959.1 山頂火口噴火
1959-60 噴火

1959.10, 12. 60.2-11 山頂火口噴火 → 火砕物降下
1959.10-12. 1960.2-11 時々小噴火 1961 噴煙、鳴動: ほぼ全年にわたり、時々噴煙活動、鳴動等 1, 7 地震群発

1962-63 山頂火口噴火

62.8-9, 63.1 火砕物降下
1962.1-3 時々噴煙活動、鳴動、空振、降灰等
8-9 小噴火 10-12 時々噴煙活動
1963.1 小噴火. 3-6 噴煙活動

1963-65 山頂火口マグマ水蒸気噴火?。火砕物降下

1963.7-9、12: 小噴火. 1964.1, 3-5, 7-9: 時々小噴火
12 噴火、近海に地震群発
1965.1 噴火。2, 5 時々小噴火

1965-66 山頂火口マグマ噴火: 火砕物降下

1965.11-12. 1966.2, 4-6 時々小噴火. 1966.1 時々鳴動. 3 鳴動、降灰

1967-68 山頂火口マグマ噴火 67.7-8, 68.1.19 火砕物降下

1967.1-3 たまに鳴動。7-8 小噴火, 1968.1 小噴火

1969 山頂火口マグマ噴火

1.19-2末, 3.15-4.9, 5.7-15 断続的小噴火
7.3, 4, 15, 16 噴火 → 火砕物降下(火山灰、火山毛)、空振

1970 山頂火口噴火: 1月下旬。火砕物降下。降灰、鳴動、火映、空振
1971 噴煙: 年間を通して火映断続
1974 山頂火口極小規模マグマ噴火: 火砕物降下

2.28-3.1 小噴火、火口底約60 m上昇
5.7-中旬 火口底さらに上昇。火口底で6中まで小規模ストロンボリ式噴火
0.000001 DREkm³, VEI0

1980.7.16-1981: 溶岩流出
1986: 三原山山頂火口でストロンボリ式噴火(中規模マグマ噴火) → スコリア
  • 12.18 火砕物降下, 溶岩流。B火口列(山頂北西側)、C火口列(北北西山腹)
  • 4.1-2 地震群発(島西部 M2.7、有感38回)
  • 7: 微動開始(12年ぶり、以後噴火まで続く)
  • 8-11 時々地震群発(西部・北東部、有感21回)
  • 11.12: 南側火口壁で噴気開始
  • 15 17:25: 南側火口壁より噴火始まる (A火口)
  • 15-23 山頂噴火続く、溶岩噴泉、溶岩湖、溶岩流
  • 19: 溶岩が火口から溢れ、カルデラ床に流下
    21 14:00 激しい地震活動開始
    16:15 カルデラ床で割れ目噴火開始 (B火口)。溶岩噴泉・溶岩流
    17:46 外輪山外側でも割れ目噴火 (C火口)
    20:45 C火口噴火停止
    22 2:00: B火口活動衰退
    21夜 全島民1万人島外へ避難 (約1ヶ月)
    23朝 山頂部爆発終
    23 カルデラ内で二次的溶岩流
    12.17 微動再開
    12.18 17:30: A火口より噴火、頻繁に爆発し、2時間続く
    0.029 DREkm³, VEI3
1987-88: 山頂火口小規模マグマ噴火

11.16, 18, 19. 1.25, 27: 火砕物降下
年間微動
1987.5.22-25日: 東部で地震群発
7-11: 山頂地震次第に増加
11.16 10:47: 噴火、爆発、中央火口約30 m陥没
11.18: 噴火、陥没 → 直径約350-400 m、深さ約150 mの中央火孔再現
11.21: 島内東部で地震群発 1988.1.25, 27: 山頂小噴火
6: 火山ガス → 間伏方面農作物に影響
0.00002 DREkm³, VEI1

1989 火山性微動、山頂白煙次第に増加。年間微動
1990 山頂火口水蒸気噴火(10.4, 9, 25) → 火砕物降下

1-4 微動 → 2.20: 島西方沖10 kmでM6.5の地震 →
下旬-3.2 微動多発 → 3.1 地震群発 →
4- 噴煙、地震、微動とも活動低調 → 8中旬-: 山頂で次第に地震増加
10.4(未明): 小噴火

島内西部-北東部に弱い降灰、火口底に直径100 mの陥没孔形成

11 島内東部(山頂東方3 km)で地震多発

1993 火山性微動 (3-7, 時々微動)。5.30-6月初 山頂地震、微動多発
1994- 島内及び周辺で地震多発 → 地殻変動(島全体の膨張傾向)観測
2011.3 (東北地方太平洋沖地震以降)

島西方沖及び北部で地震活動活発化 3.12 23:37 M2.9


伊豆鳥島

伊豆諸島南 (65年以降無人): 天然記念物アホウドリ生息地
1939 硫黄山噴火
2002.8.12硫黄山(403 m)山頂火口南西側火口壁付近噴煙 - 数分おきに火口上空200-300 mまで上る

南-南東側側壁でも白煙。山頂付近から北北西側の3-4合目付近で新しい火山灰確認

遷移

西之島新島

1973.4: 誕生
1974.6: 24 haの新島部形成され南端部が旧島(西之島)とつながる
1982.2 北方もつながり中央部に池を形成 (小坂 1974)

西之島 (→ 最初は西之島沖新島) (2013)

島名未定のまま西之島(旧島)とつながる → 西之島(Nishinoshima Island)の一部とみなし島命名なしとなる
2013.11.20: 西之島付近海底火山噴火 → 溶岩流出 → 新島
2013.11.26: 長さ200 m、幅 170-180 m
2013.12.24-25: 15 haまで拡大 → 西之島とつながる
2015.09.16: 縮小(0.04 km²)
2015.11.17: 噴火確認 (以降の観測で確認されず) / 顕著な地形変化なし
西之島新島

第七火口 (桃色部): 27°14.6'N, 140°52.7'E
旧西之島 (緑色部)
西之島 (灰色部)
火口から0.9海里(1.5 km ) (赤円)
(2016.02.17. 西之島周辺海域における航行警報の変更について. 海上保安庁)

2016.10.20-21 上陸調査

噴火前は29 ha → 0.6 haが溶岩に覆われず残る
旧島部: オヒシバ、スベリヒユ、イヌビエ等が生存

2017.04.20 海上保安庁航空機が噴火確認 → 立入禁止

島成長中 (06.29)

垂直分布

富士山 (Mount Fuji)


fuji

噴火史

数百万年前-: 火山活動活発
70万年-20万年前: 小御岳火山
70万年前: 小御岳 + 愛鷹山 = 活動活発 → 2つの活火山並ぶ
10万年前-: 古富士火山
小御岳火山活動休止 → 古富士火山: 10万年前から新たな活動期

爆発的噴火 → 大量のスコリア・火山灰・溶岩噴出 → 標高3000 mに達する山体形成

+ 氷河期: 寒冷期に雪線は2500 m (より高所は万年雪か氷河)

→ 火山泥流頻発: 山頂周辺噴火火山噴出物 → 雪氷溶かし大規模泥流

11000年前-: 溶岩主体の噴火
2000年間: 断続的に大量の溶岩流出
玄武岩質溶岩 = 流動性高い → 遠くまで流れる

溶岩: 最大40 km流れる → 南側に流下した溶岩は駿河湾に達した

5千年前-: 新富士火山 (噴火のデパート)
溶岩流、火砕流、スコリア、火山灰、山体崩壊、側火山噴火等の諸現象

火山灰黒色多 (8世紀以後の古文書: 富士山活動記載)

3000年前 (縄文時代後期): 4回の爆発的噴火
= 仙石スコリア、大沢スコリア、大室スコリア、砂沢スコリア

富士山周辺: 通常西風 → 噴出物は主に東側に堆積 (大沢スコリアのみ東風に乗り浜松付近まで飛ぶ)

2300年前: 御殿場泥流
= 東斜面で大規模山体崩壊 → 泥流が御殿場市から東は足柄平野へ、南は三島市を通り駿河湾へ流下

原因未詳: 崩壊時に顕著な噴火活動ない → 富士川河口断層帯ないし国府津松田断層帯を震源とする大規模地震(説)

800 (延暦19年): 延暦大噴火 (「日本紀略」: 延暦19.3.14-4.18 (旧暦))

相模国足柄路一次閉鎖 → 5.19から1年間は箱根路代用
延暦21.1.8: 噴火

864-866: 貞観大噴火
864 (貞観6): 北西斜面(現, 長尾山)から大量の溶岩を流す噴火

青木が原溶岩(樹海で有名): 溶岩の一部は当時あった大きな湖(せの海)を埋め西湖と精進湖に分断し、大部分は斜面を幅広く流れた

1707 (宝永4年): 宝永大噴火 → 大量のスコリアと火山灰を噴出
宝永地震(日本最大級)の49日後 → 江戸市中まで大量の火山灰降下

噴火1-2月前から山中で有感地震 → 十数日前から地震活動活発化 → 前日に山麓で有感地震増加(最大mg ≈ 5)
12.16朝 南東山腹(現, 宝永山)大爆発 → 黒煙、噴石、降灰 + 火山雷
その日のうちに江戸に多量の降灰 → 川崎で5 cm

噴火は月末まで断続的に発生 → 次第に弱まる
山麓で家屋・耕地に大被害 + 噴火後は洪水等の土砂災害継続

江戸晩期-昭和中期: 山頂周辺噴気活動

荒巻(山頂火口南東縁)中心に噴気活動 → 1854年安政東海地震きっかけ?

明治中期-大正: 噴気活動は、荒巻を中心に場所を変えつつ活動 (測候所記録, 登山客証言) → 活動は昭和に入って低下 ↔ 1957年気象庁調査50度°Cで記録

1960年代: 活動終息
現在: 山頂付近に噴気活動認められない ↔ 活動終了後も山頂火口や宝永火口付近で地熱観測の記録

1987.8.20-27: 山頂有感地震

一時的に火山性地震活発化: 山頂で有感地震4回記録(最大震度3)
2000.10-12及び2001.4-5: やや深部での低周波地震多発

古文書噴火記録
新富士火山噴火は781年以後17回記録
噴火は平安時代に多く800-1083年に12回噴火記録
噴火の合間に平穏な期間が数百年続くこともあり1083-1511年まで400年以上噴火記録がない
1707年の宝永大噴火以後も約300年間噴火していない

箱根山 (Mount Hakone)


第四紀火山
古期外輪山: 40万年前活動開始
新期外輪山: 13万年前
中央火口丘: 5万年前

→ カルデラ + 中央火口丘 + 二重外輪山

2015.6.30 警戒レベル3
2015.9.11 警戒レベル2
2015.11.20 警戒レベル1
Hakone

浅間山 (Mount Asama)


2568 m: 黒斑山・仏岩・前掛山 → 三重式火山
黒斑(くろふ)山: 安山岩成層火山
仏岩: デイサイト溶岩 = 小浅間溶岩円頂丘(2万年前) → 軽石流(デイサイト) (13000年と11000年前)
前掛山: 安山岩火山錐(数千年前-現在)
1783.8.15(10時頃) 噴火 = 鎌原熱泥流 → 約1400人犠牲

犠牲者: 六里ヶ原で岩雪崩(約900人)。鎌原村(477人)・小宿村(約140)・芦生田村(116)。約500人は吾妻川流入熱泥流。長野原村(152)と吾妻渓谷の村々で多 ↔ 中之条盆地で少。利根川合流直前の川島村(113)と北牧村(53)で再び多く、利根川合流後は半田村(3)や関根村(5)等で出るが合計20人余に留まる

2003.2.6 少量有色噴煙
2009.2.1 小規模噴火 → 火山灰は東京でも観測

遷移 (scussession)

三宅島 (Miyake Island)


東京から南へ180 km (34°05'N, 139°31'E), 長径10 km, 短径8 kmの伊豆諸島の一島
玄武岩質成層火山
最も高い山はほぼ中心にある雄山(814.5 m)。有史時代 > 15回噴火記録
1983 10/03 割れ目噴火 → 溶岩 (マグマ水蒸気爆発が主体)
2000 07/08 雄山水蒸気爆発, 翌日に山頂部陥没火口(カルデラ)確認

→ 特徴: 火山ガス(SO2)大量放出

大 路 池 (たいろいけ)
 約二千年前の噴火でできた周囲2.1 km、深さ30 mの爆裂火口である。
 池は村の簡易水道として活用され、コイ・ワカサギ・スッポン等が生息する。
 タイロモと称する独特の藻が生え、天然記念物に指定される。
Tairo Pond  あたり一面のシイの原生林は全国に類を見ないほどの優れた景観を呈し、小鳥の楽園としても知られ、国立公園の特別保護地区に指定されるとともに、鳥獣の保護にもなっている。

東京都
1988年11月17日 写真・メモ

タイロモ (大路藻)
 1937年に発見され、三宅島大路池でのみ生育確認されたPotamogeton変種。1983年噴火以降確認なし。

九州 (Kyushu)


シラス(白砂): 南部一帯の白色火山噴出物(細粒軽石・火山灰等)堆積地層 → シラス台地: 鹿児島県内厚さ数

10 m (> 150 m) Ex. 笠野原台地
有力起源: 約2万5千年前の姶良カルデラで起きた巨大噴火による入戸火砕流

3万年前: カルデラ形成 = 東西16 km、南北23 km (世界最大)

諏訪之瀬島
鹿児島県十島村、トカラ列島
2000.12 御岳の北側と東側に新噴出口形成
2002.8.19 御岳で火山性微動が続き火山活動が活発化。空振観測

阿蘇山


二重式火山 → 火口原 = 耕地化、外輪山斜面 = 牧場
噴火記録の大部分 = 中岳火口
噴火史
553 (欽明14) 噴火?
864.11.9 (貞観6) 噴火
867.6.21 (貞観9) 噴火
1239.2.8 (暦仁元) 噴火
1240 (仁治元) 噴火
1265.12.1 (文永2) 噴火
1269 (文永6) 噴火
1271.1.5 (文永7) 噴火
1272.4.16/11/29 (文永9) 噴火
1273 (文永10) 噴火
1274 (文永11) 噴火: 噴石、降灰 → 田畑荒廃
1281 (弘安4) 噴火
1286.8.30 (弘安9) 噴火
1305.5.2 (嘉元3) 噴火
1324.9.7 (正中元) 噴火
1331-33(正中元-元弘3) 噴火
1335.2.7/3/26 (建武2) 噴火: 堂舎被害
1340.2.3, 10, 25 (延元4-興国元) 噴火
1343 (興国4) 噴火
1375.12.20 (天授元) 噴火
1376.1.31, 6.20(天授2) 噴火
1387.6.19 (元中4) 噴火
1434 (永享6) 噴火
1438.19, 2.18 (永享9-10) 噴火
1473-74(文明5-6) 噴火
1485.1.5 (文明16) 噴火: 噴石丘生成
1505.2 (永正2) 噴火
1506.4.6 (永正3) 噴火
1522.2.15 (大永2) 噴火: 噴石丘生成
1533.7.17 (天文2) 噴火
1542.4.29 (天文11) 噴火
1558-59 (永禄元-2) 噴火: 新火口生成
1562.3 (永禄5) 噴火
157 3(天正元) 噴火
1574 (天正2) 噴火
1576.11.15 (天正4) 噴火 1582.2.17 (天正10) 噴火
1583.12.24 (天正11) 噴火
1584.8 (天正12) 噴火; 田畑荒廃
1587 (天正15) 噴火: 噴石丘生成
1592 (文禄元) 噴火: 噴石丘生成
1598.12 (慶長3) 噴火
1611 (慶長16) 噴火
1612.8.12 (慶長17) 噴火
1613.8.8 (慶長18) 噴火: 噴石、降灰
1620.6.3 (元和6) 噴火
1631 (寛永8) 噴火
1637 (寛永14) 噴火
1649.7-8 (慶安2) 噴火
1675.2.16 (延宝3) 噴火
1683.6 (天和3) 噴火
1691.4-8 (元禄4) 噴火: 噴石、降灰、鳴動

6月は降灰多量

17092.13 (宝永6) 噴火: 噴石
1765.6.15 (明和2) 噴火: 降灰多量
1772-80 (安永年間) 噴火: 降灰 → 農作物被害
1781-88 (天明年間) 噴火
1804(文化元) 噴火
1806.8.30 (文化3) 噴火
1814 (文化11) 噴火
1815 (文化12) 噴火: 降灰多量、噴石、田畑荒廃
1816 (文化13) 噴火

6.12 02:00頃 鳴動 → 水蒸気噴火

新湯小屋 → 噴石、熱砂、泥、泥湯を連続的噴出

04:30頃 新湯東脇2箇所の火口から白煙
10:00頃 火を噴く火口に土砂流入 → 埋没 → 谷を隔てた反対斜面で白煙
12:30頃 火炎、黒煙消える → 反対斜面で白煙
夜 2箇所の火口、土砂で埋没、地響き
6.13 煙減少。夕方地響き
6.14 白煙↓ → 6.15 白煙ほぼ消える
7 噴石で死亡1名

1826.10-11 (文政9) 噴石、降灰多量
1827.5 (文政10) 降灰多量、原野荒廃
1828.1 (文政10) 新火孔生成
1828.6 (文政11) 降灰砂多量、田畑被害
1830 (天保元) 噴火
1830 (天保元) 噴石、降灰多、噴石丘生成?
1831 (天保2), 1832(3), 1835(6), 1837(8) 噴火
1838 (天保9) 降灰
1854.2.26 (安政元) 参拝者3人死亡
1856.3.18 (安政3) 降灰
1872.12.30 (明治5) 硫黄採掘者数名死亡
1873 (明治6) 降灰
1874 (明治7) 噴火
1884 (明治17) 3.21-4.30 鳴動・爆発・降灰繰返す

6.6 再び噴火激化 → 鳴動や多量の噴煙、中央火口最北部に新火口生成

1894 (明治27) 噴火 (活動火口 = 第1・第2火口)

3.6- 爆発、鳴動、空振 + 広範囲降灰 → 15頃まで継続
5.24, 6.23, 8.30 噴火、降灰

1897 (明治30) 鳴動、降灰
1906 (明治39) 中央火口縁南300 mの千里が浜で噴火
1907 (明治40) 降灰
1908 (明治41) 鳴動、噴煙多量、降灰
1910.4.3 (明治43) 鳴動、噴煙(第3火口)
1911-12(明治44-大正元) 降灰
1916.4.19 (大正5) 鳴動、降灰
1918.1.16 (大正7) 鳴動、降灰(第3火口)
1919 (大正8) 4 爆発音、降灰。5 鳴動、降灰
1920 (大正9) 噴火
1923 (大正12) 噴火

1 第3, 4火口で鳴動、噴石
6 第4火口で噴石
9.17 第1, 2, 4火口で噴火

1926 (大正15, 昭和元) 噴火: 11.30 噴火、降灰。12.28 噴火
1927 噴火: 4-5 数回活動 → 降灰 → 農作物被害。7, 10 降灰
1928 噴火

1.12, 9.6 噴火
10, 12 噴煙多量で広範囲に降灰

1929.4.11 第4火口で噴石

7.26 第2火口に新火孔生成、黒煙
10.22-23 降灰多量、農作物、牛馬被害

1930.3-6 噴石、降灰
1932.6,9 第1火口活動

11- 黒煙、噴石活動
12.9 空振のため阿蘇山測候所窓ガラス破損
12.17-19 噴石活動盛んで18火口付近で負傷者13名

1933.2.11 第2火口活動

2.24 大音響とともに爆発、直径1 m近い赤熱噴石が高さ・水平距離とも数百m飛散
2.27 空振のため阿蘇山測候所ガラス戸破損
3.1 第1火口活動活発となり第2火口しのぐ。第2火口と同型の活動。降灰被害も広範囲
4,5,8-12 第1、2火口で噴煙、噴石、鳴動

1934.7.16 第1火口
1935.1,5,6.8.10 降灰、噴石等
1936.2,8 噴火
1937.1,5 噴火
1939.1,4,5 噴火
1940.1,4,5 噴火: 4 負傷者1名

8 降灰多量、農作物に被害
12 噴石、降灰

1941.2 噴石、降灰

4 第1火口に新火孔生成
8 噴石

1942.6 噴煙、火口内赤熱噴石
1943.6 第1火口に新火孔生成、降灰多量

12 降灰

1944 噴火: 弱い噴石
1945.9 降灰
1946.4-6 第1火口で噴石活動、降灰多量

12 噴煙

1947.5 第1火口、降灰砂多量、農作物、牛馬被害

7-9 噴石、降灰、牧草等被害

1948 噴石、降灰
1949 降灰多量
1950 噴石、降灰
1951 降灰
1953.4.27 11:31 第1火口で噴火

人身大-人頭大の噴石を数百 mの高さに上げ、噴石は火口縁の南西方600 mに達する

観光客死者6名、負傷者90余名

5 降灰多量 → 農作物被害
12 小噴火

1954.5 噴火
1955.7.25 噴石は北東方300mの範囲に落下
1956.1,8,12 第一火口底で土砂噴出

1 楢山、南郷谷、往生岳に多量の降灰
1.13 震度2の有感地震。火口より南西方向に噴石
8 土砂噴出
12 火孔開口。火口周辺降灰

1957. 4, 10-12 第1火口内噴石活動

11,12 第1火口内に新火孔生成

1958.6.24 22:15 第1火口突然爆発

→ 噴石は火口の西1.2kmの阿蘇山測候所に達する

山腹一帯に多量の降灰砂
死者12名、負傷者28名、建築物に被害

7,9-12 噴石活動

1959 噴火: 第1火口に新火孔開口
1960.1-4, 9-11 噴火: 火口内噴石、火口付近降灰
1961 噴火: 全年ときどき降灰:2月中旬、7月中旬、11月下旬。新火孔生成。 1962.1-5 噴火: ときどき降灰、10中旬。新火孔生成
1963.4,5,6,7,11 噴火
1964.5.14 噴火: 第1火口内に新火孔を生成
1965.1 時々土砂噴出

2-6 火口底赤熱 7,8 土砂噴出 9 火口底赤熱 10.21 第1火口爆発 → 10.23,31 噴石を火口南西方に広く飛散 (特に31の噴石は多量で建築物に被害。活動年末まで続く)

1966-68 噴火: 土砂噴出、火口内噴石、火口底赤熱、火炎、湯だまり
1969-73 噴火: 鳴動、火口底赤熱、火炎、土砂噴出

1971.7.30 第1火口内に新火孔開口 (711火孔)

1974.4 灰色噴煙

8 降灰多量、農作物被害
8末 第1火口内に新火孔(741火孔)生成。火炎、火映、空振、鳴動しばしば

1975 1-6 前年8から噴火断続、火口周辺降灰

1下旬 地震群発(震源 阿蘇カルデラ北部)、最大地震1.23 23:19 = M6.1 (阿蘇山測候所震度5)
10 火口周辺に降灰、火映
11 坊中付近に降灰
12 噴火、仙酔峡・根子岳付近降灰、火映

1976.1 噴火: 仙酔峡・根子岳付近降灰
1977 4 火口周辺降灰

5-7 阿蘇町、一の宮町、高森町、白水村に降灰
6-7 火口縁噴石落下 + 農作物被害
7.20 第1火口爆発 (8-10 地震活動活発)
8, 9 鳴動
11 火口内で噴石活動

1978 1-6, 8-10 噴火

2-4, 6, 8, 9 土砂噴出
9.19 地震群発
10 地震やや多 (震源 = 中岳火口付近)

1979.6-8 赤熱噴石活動、火口周辺に降灰

9.6 爆発 → 火口北東の楢尾岳(ならおだけ)周辺で死者3名、重傷2名、軽傷9名、火口東駅舎被害

小規模な低温火砕流発生

10-11 噴火活発 (11 大量降灰 → 宮崎県北西部、大分県、熊本市内降灰 → 農作物被害)

1980 1.26 爆発 → 阿蘇町、一の宮町に降灰

3.8 火口周辺に降灰
9.24 土砂噴出

1984 4-9 土砂噴出

10.24 第1火口に841火孔開口、鳴動、降灰 (4年ぶり)、噴石
10-12 土砂噴出、鳴動、降灰

1985 1 土砂噴出、降灰

1.18 851火孔, 3.1 852火孔, 5.6 853火孔 → 第1火口内に開口
5.6-6.20 頃断続的に噴火 (5年ぶり)
1-6 鳴動、降灰、火炎、噴石
7-12 土砂噴出

1988 3-12 土砂噴出. 5 微動多発. 7-12 鳴動

10-12 火口底赤熱. 12 降灰(3年ぶり)

1989 1-6 火口底赤熱 → 4-6 火山灰噴出 →

6.11 891火孔開口
7.16 噴火活動開始 (4年ぶり、翌年12まで続く)
9-12 噴石活動
10.9 892火孔開口
10,11 噴火活発、降灰多量で農作物被害。鳴動大

1990.1,2,4-6,15 噴火 (前年からの噴火続く)

9.17 = 901火孔開口. 11.24 = 902, 12.6 = 903

1991 1-2 時々火山灰噴出。前年からの活動終了

3以降 火口湯溜り (-92.6)

1992 年間微動大

4以降 土砂噴出 → 活発化. 7 有感微動多発
8-9 活発な噴出、噴煙最高2500 m
12 921, 922火孔開口、火炎

1993 噴火: 継続で 1-2 スコリア噴火。3以降 湯溜り (-94.8 比較的静穏)
1994.9 噴火 → 9-10 土砂噴出活発。12 土砂噴出
1995.3 噴火: 年間土砂噴出断続
2003 中岳第1火口南側火口壁下の温度及び湯溜りの温度高い状態継続

5 噴湯
6 湯溜り量↓ → 11に約5割
7.10 小規模噴火 → 中岳第1火口東北東約6 kmに微量降灰

2004.1.14 小規模噴火 → 中岳第一火口東南東約8 kmに微量の降灰
2005 噴火

4.14 少量で灰白色の火山灰が中岳第一火口縁から南側700 m付近までの付着
20:41頃 小規模噴火 → 火山灰が火口の北東側約2 kmの仙酔峡まで達した

2009 2.4 小規模噴火: 火口南西約800 m付近で微量降灰

5.19 火口南西約200 mでごく微量降灰
6下旬まで 火口縁付近ではごく微量降灰を時々観測 + 南側火口壁赤熱、火炎現象

2011 地震: 3 東北地方太平洋沖地震(3.11)以降、火口北西側10 km付近の地震活動が一時的に増加

5.15-6.9 噴火: 少量で灰白色の火山灰噴出 → 15 中岳第一火口北東約2 kmの仙酔峡で少量の降灰

2014 噴火、火山性微動、赤熱現象、火炎現象、火山ガス、地殻変動

1.13-2.19 小規模噴火時々発生
7.5-10 火山性微動振幅↑
7.7 湯だまり消失
7.28 火口底で赤熱、ごく弱い火炎観測
8.30 噴火確認

GNSS連続観測 → 9頃から古坊中-長陽(国)基線に僅かな伸び傾向。SO2放出量は10中旬までは700-2300 t/dayと概ね多い状態で経過 → 10下旬以降は、1700-3000 t/dayと増加

11.25 噴火 → 11.26以降 連続的噴火
11.27 141火孔確認
11.27 中岳第一火口南側で火山灰が約7 cm堆積し、火口周辺に拳大のスコリア
11.27, 12.10, 19, 25 現地調査 → ストロンボリ式噴火観測

2015 噴火、火映現象、火炎現象

2014.11.25-15.5.21 噴火

現地調査でストロンボリ式噴火観測
夜間高感度カメラで火映を時々観測
1-2 火口カメラで火炎を時々観測

5.3 22:04 継続時間5分間の振幅の大きな火山性微動発生 → 南阿蘇村中松で震度1観測
8.8- 時々ごく小規模噴火発生
9.14 09:43 噴煙最高2000 m、小規模な比較的低温火砕流、大噴石が火口周辺飛散

→ 連続的に噴火発生 → 10.23まで継続
10.23, 12.25 噴火 → 火口周辺噴石飛散
中岳第一火口噴火 → 熊本県、大分県、宮崎県の一部地域に降灰

雲仙岳 (Mounts Unzen)


長崎県島原半島中央に位置する火山群の総称 → 主峰 = 普賢岳(1990.11-1995 普賢岳噴火)

Unzen
図. 雲仙火山における有史後の噴火地点と眉山大崩壊位置

雲仙復興事務所

霧島 (Kirishima)


霧島火山群
鹿児島-宮崎県境, 20数個の火山群

古期 → 新期(高千穂峰系) → 新期(韓国系)
最近数百年間: 新燃岳と御鉢で大小噴火繰り返す
火山群北に加久藤カルデラ隣接

1959 新燃岳噴火
1961 加久藤カルデラで群発地震
1968 えびの群発地震
1991 新燃岳火口内で微噴火(小規模水蒸気爆発)
2011 新燃岳マグマ噴火

新燃岳

[kankyou-jouhou 1206] 噴火に伴う登山規制 (2011-01/31 17:36)

要約

噴火活動続く → 火口から半径3 kmの範囲と韓国岳、大浪池は登山規制

新燃岳、中岳、獅子戸岳、大幡山、大幡池、韓国岳、大浪池は登山禁止
高千穂峰は新燃岳風下にあり危険 → 車道すべて通行止め = 登山禁止

噴火が収まる様子なく、さらに火砕流、熱風、土石流、噴石、降灰起きるおそれ
新燃岳火口から7 km以上離れた御池で4 ㎝以上の噴石が降り規制範囲外でも安全とはいえない

当面霧島への登山はすすめられない
噴火状況の観察は山域から離れた、風上側の展望台等から行うこと
詳細は九州地区アクティブレンジャー日記を見る

霧島市HPで情報が整理されている

桜島 (Sakurajima Island)


Caldera in Kyushu
図. 南九州のカルデラ

姶良カルデラ南縁に生じた後カルデラ火山
地形上は北岳と南岳(中岳含む)が重なる火山
南岳は現在も爆発 = ブルカノ式: + 爆発音・空振、黒噴煙数km上空まで → 砂-シルトサイズ砂質テフラ(= 火山砂)が広域に降る

ブルカノ式: 1955以降 > 7400回 + プリニー式 → 繰り返し起こる

マグマ組成 = 安山岩-デイサイト
噴火史: 主に大規模噴火のテフラ分布から推定 = テフラは対岸の大隅半島にも広く分布

桜島火山起源テフラ = 17層識別: 最上位 = 大正軽石(1914), P1 → 最古テフラ, P17
桜島内: P11より古いテフラ観察不可 → 大隅半島: P17確認 → 3ステージ: 古期北岳、新期北岳、南岳

1. 古期北岳: 活動23000年前-21000年前 → 比較的短期間
2. 新期北岳: 活動は薩摩テフラ(P14)噴出から始まる → 間に約1万年の休止期間

新期北岳活動開始前に、高野ベースサージ噴出

安永噴火で形成された新島の火砕流堆積物と化学組成類似
→ 桜島と別の火口から噴出した姶良カルデラ起源テフラの可能性

薩摩テフラ(P14)からP5まで10回の軽石噴火 → 約3500年前活動停止

→ 桜島以外の火山からの火山灰飛来し桜島テフラ層間に挟在
Ex. 鬼界カルデラ起源のアカホヤ火山灰(K-Ah, 6.5 ka)
Ex. 米丸スコリア(Ynm)や池田湖テフラ(Ik)も保存良く見つかる

3. 南岳: 約3500年前以降に北岳山腹に生じた成層火山

歴史時代発生の大規模噴火は、山腹-山麓に新たに生じた割目火口から

先史時代大規模噴火
P14: 桜島火山噴出テフラ最大規模(11 km³) = 南九州本土-鬼界カルデラ-種子島まで分布

鹿児島市付近中心に推定噴火点から10 km内にベースサージ到達

P13: 2番目に大規模(1.3 km³): 上野原遺跡住居跡を被覆し注目

噴火 = 9200-9400年前(14C年代) → 暦年代換算1万300-1万600年前

P11噴火直前: 蒲生町米丸、住吉池マール噴火による玄武岩質テフラ(Ynm)が薄く堆積
P5: 新期北岳の最後の軽石噴火 → 山麓全方向に火砕流
現在のテフラは、南岳成長期に大規模に噴出(P4下位にある火山砂)

火山砂は全体で約4 mの厚さ → 腐植層により9層に区分

第4, 5, 8層は地層全体が腐植質(第4層顕著) → 長期の断続的噴火活動により形成
1回の降灰量は植生枯らすほど激しくない → 火山灰と下草・落葉等が長期間に少しずつ集積

火山砂は南岳を中心に同心円状分布 = 1火口を中心とした等層厚線

+ 火山体構成溶岩と互層する
→ 火山砂は南岳成長期に集積したこと示唆

歴史時代大規模噴火
708 (和銅元年): 最古記録
大噴火= プリニー式噴火を伴う: 4噴火 → 大規模軽石噴出に始まり、溶岩流出で終わる

1946年昭和溶岩流出噴火 → プリニー式噴火なく大規模噴火としない

大噴火(通称) → 3大噴火(通称)
1. 天平宝字噴火(764): テフラ14C年代と溶岩岩石磁気から): 最近は大規模噴火とされる = P4
三島出現(記述あり) → (以前)海底噴火と推定 → 原典の続日本紀に海底噴火記述なし

続日本紀記述 → (推定)噴火地点は南東山麓海岸で鍋山出現し、その前面に長崎鼻溶岩流出 → 古文書の三島出現: 当時の海岸に出現した鍋山、長崎鼻溶岩、浜島一帯(現在は昭和溶岩が被覆)を指す?

噴火1年半後に激しい群発地震が発生し多くの島民避難
大正溶岩埋積前の鍋山は水蒸気マグマ噴火特有の火砕丘(タフリング)の形態

当時の海岸に出現した火山体のため東半分は波食のため欠如
溶岩はタフリングの火口より東側火道から流出し当時の海を埋め立て

P3以降の最近500年間は非常に活動的な時期に相当する
2. 文明噴火(1471-1476) = P3: 活動5年間 → 溶岩は1471, 1475, 1476年に噴出記録
1476記録が最も詳細で信憑性高 → それ以外の噴火は記録信憑性問題

→ 文明噴火の詳しい推移は現在も把握しきれていない

歴史時代で最も激しい軽石噴火 + 火砕流発生
初期軽石噴火火口は北東側の斜面にのみ生じ、対の火口は出現しなかった

↔ 溶岩は北東と南西の山腹に生じた対の火口から流出
噴出した膨大な軽石のため北岳地形一変

文明噴火以前700年間噴火記録なし → 霧島火山や開聞岳で多くの噴火記録
→ 桜島火山では噴火がなかったと考えられる
3. 安永噴火(1779) = P2
11.7夕方より地震頻発、8日に有村海岸井戸から熱水噴出 → 海水紫色変色
11.7 11時頃: 南岳山頂付近白煙 → 14時頃 南岳南側山腹噴火開始

→ 北東山腹でも噴火が始まり、翌朝まで軽石放出噴火続く
噴火の比較的早期に火砕流発生 - 翌9日溶岩流出開始 → 数日後に海岸到達

北東沖合で海底噴火続き約1年で8新島誕生 = 安永諸島(現在4島、5番目誕生の燃島が最大)
噴火開始10ヶ月後の1780.8頃(6番島誕生後)から、北東側沖合の爆発顕著 → 津波発生
1981年春: 大規模爆発・津波が発生 (海底爆発は1782.1まで記録)
噴火後の周辺地域地盤沈降も顕著 Ex. 鹿児島湾奥では2 m以上沈降と推定
死者153名: 島南-南東海岸集落に集中 = 降下軽石・火砕流分布域と一致
海底爆発性の津波で船転覆し10数人の死者・行方不明者
4. 大正噴火(1914) = P1 (東側火口: 風下側なため噴火詳細不明 → 1.14朝に溶岩流出確認)
噴火に先行する火山性の地震が数日前から発生
1.11早朝: 地震群発
1.12午前10時頃: 噴火開始 → 西側山腹噴煙 → 東側山腹噴火開始

噴煙8000 m以上 → 1日以上続く
夜(18:29)、鹿児島市側地震発生(M7.1) → 死者35名余

遷移研究はこの辺りから: 火山遷移 (volcanic succession)

1.13午後: 噴火やや衰退

20:14: 西側火口再び大噴火 → 火砕流発生 → 西側海岸まで到達(溶岩は噴火後流出開始)

1.15: やや大きな火砕流数回発生。西側火口でその後も小爆発を繰返す
1.26: ほぼ鎮静化
1.29(-2.1): 海峡を埋め立てた溶岩 → 桜島は大隅半島と陸続きとなる

溶岩流出活動は1年以上続く

1915.3-4: 溶岩末端崖から二次溶岩が流れ出し溶岩三角州形成
噴出マグマ総量 = 約1.5 km3 → 姶良カルデラを中心に同心円状沈降(鹿児島市付近30-50 cm沈降)
Sakurajima Sakurajima
1985年4月上旬。広島であった生態学会の帰り。噴煙がよく見える。
現在
火山体がある高度に達した後、更に高さ増す → 山頂火口から溶岩流出し火口周辺に積み重なる

山頂火口以上にマグマを持ち上げる能力なければ、活動期でもマグマは溶岩として流出せず、火道中でガス圧が高まり爆発的噴火を繰返す
→ 長期間続けば、山麓に厚い腐植質火山砂形成

南岳: 3500年前誕生(新しい火山) → 天平宝字噴火(764)-大正噴火: 山腹大噴火を繰り返す
山頂噴火活動は1200 年以前と同活動形態 → 成長し尽くした火山体での新たな活動期の噴火現象

南岳は北岳とほぼ同じ高さ → 多量のマグマを放出しても高度を増すことは難しい
火山砂産状からは、南岳はこれまで数次にわたり段階的に成長したと考えられ、マグマ供給量が急増し山頂火口から多量の溶岩が流出する可能性はある

大隅諸島 (Osumi Islands)


南西諸島: 九州南端から台湾北東にかけて位置する島嶼群
大隅諸島: 南西諸島で鹿児島県に属する薩南諸島北部島嶼群

口永良部島

屋久島西方約12 km
気象庁常時観測火山(安山岩質)
50万年前: 海面上まで成長 10万年前: 高堂森火山形成
1万年前: 野池火山の主部形成
15000-11000年前: 2回の大規模火砕噴火
最近1万年: 古岳, 新岳, 鉢窪火山
昭和以降(2015年まで): 10回近くの噴火記録

大隅諸島 黒島 薩摩硫黄島 馬毛島 竹島 口永良部島 屋久島 種子島 . 大隅諸島

口永良部島
図. 口永良部島 (国土地理院基盤地図情報 10 mメッシュ)
2015.05.29 09:59: 新岳噴火 → 火砕流

マグマ水蒸気噴火
噴煙高度: 火口から最大10 km

世界 world


長白山 (Changbai Mountain)


Changbai
長白山天池 (Changbaishan Tianchi)
Tianchi Tianchi
2017年6月12日
Tianchi 泥流 頻発地帯
長白山
泥石流災害監測平台
責任監測単位: 長白山景区公司

火山遷移 (volcanic succession)

セントへレンズ山 (Mount St. Helens, MSH)


合州国ワシントン州
スカマニア郡(Seattle南154 km, Portland北東85 km)
先住民族クリッキタット語でLouwala-Clough (煙と火の山)

18c後半: カスケード山脈調査英海軍航海士ジョージ・バンクーバが友人外交官の初代セントヘレンズ男爵アレイン・フィッツハーバートに因み命名(なんてこった)

成層火山(複式円錐火山): カスケード山脈火山群の多く → 火山噴出物が溶岩と共に円錐状に堆積

複数の石英安山岩溶岩ドームが崩壊しできた玄武岩と安山岩の層含まれる


BC 39600 (更新世末期): 噴火により噴出した軽石・火山灰等により形成開始
BC 39000: 大規模火砕流発生 → MSH原型(円錐状山体)完成
BC 18000-BC 14000 (最終氷期末): 山体一部砕かれ氷河海洋流出 - 噴火繰返し大量軽石・火山灰噴出
BC 6500: MSH火山活動収束 = 以後4000年平穏
BC 2500-BC 1600: スミス・クリーク噴火期(活動期) → 噴出物は周囲1万km²に10 km³堆積

• 北東80 kmのレーニア山国立公園に当時の噴出物が厚さ50 cmで堆積
• 北北東1000 kmのアルバータ州バンフ国立公園(カナダ)にも噴火痕跡

BC 1200-BC 800: パイン・クリーク噴火期(活動期): 小規模噴火頻繁に繰り返す → 山頂から高粘度火砕流

BC 1000-BC500: 大規模土石流発生 → ルイス川峡谷65 kmに亘り埋没

BC 400: キャッスル・クリーク噴火期(活動期) = 溶岩成分変化(橄欖岩olivine + 玄武岩, 細安山岩・火山灰)
AD 100: 大規模噴火 → 流出溶岩は山体の一部 + 15 kmの溶岩洞形成

流出溶岩の一部はルイス川・カラマ川到達 → 大規模土石流発生
トートル川やカラマ川の峡谷50 kmに亘り埋没 + 一部コロンビア川に到達

AD 500: シュガー・ボウル噴火期(活動期): 山体北側斜面から小規模噴火を起こし800年頃まで継続

末期: 「シュガー・ボウル」と呼ぶ溶岩ドーム形成

AD 1500-1647 (150年間): カラマ噴火期(活動期) = 突発的に活動再開

薄灰色軽石・火山灰噴出 → 北東斜面約9.5 kmに1 mほど堆積(北東方向80 km地点で5 cm降灰)
Def. 降灰ash fall: 火山噴火 → 火山灰が空中に吹き上げ徐々に地面に降下する現象

大規模火砕流・土石流が西側斜面で発生 → カラマ川に流出
淡色火山灰と暗色火山灰の層が交互に積み重なり少なくとも8層堆積 → 二酸化珪素成分を殆ど含まない高粘度安山岩溶岩が山頂火口から山体の南東斜面に流出

続いて火砕流がその上を流れ落ち、一部はカラマ川に到達
末期: 山頂火口に巨大溶岩ドーム形成 = 山頂火口大部分がドームに覆われる → 1980前のMSH

AD 1800: ゴート・ロックス噴火期(活動期) → 口承記録と文書記録が存在する最初の活動期間

カラマ噴火期同様に、安山岩溶岩を噴出させ溶岩ドーム形成
火山灰はMSH北東方向へ流れ、ワシントン州中央-東部・アイダホ州北部・モンタナ州西部で降灰確認
1831-1857: 10回を超える小規模噴火降灰 → 噴火口はゴート・ロックスかその付近に形成(推測)

1980/05/18: 大規模噴火
山頂部分に1.5 kmの蹄鉄型火口出現 = 標高2950 mから2549 mに減少
→ 周辺植生は壊滅的被害

合州国経済打撃 Ex. 200軒と47橋消失、57人死亡、鉄道24 km、高速道路300 km破壊
積雪のために大規模泥流が発生し植生にも大きな被害(Dale 1988)
→ 1986年まで活動活発

2004:

09/23 溶岩ドーム直下1 kmを震源に微小地震が200回発生
10/01 水蒸気・火山灰噴出 → 水蒸気爆発・爆発

2005:

噴煙 → 高さ1万 mまで → 2008/06/10 終息宣言

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