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(2003年12月4日更新. 2015年1月21日改訂) [ 日本語 | English ]

フキ Petasites japonicus (Sieb. et Zucc.) Maxim.






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

フキ Petasites japonicus (Sieb. et Zucc.) Maxim.
日本では、岩手県以南から九州沖縄まで分布するフキ(P. japonicus)と、その亜種で北海道-本州北部(および千島, 樺太)に多く分布するオオブキ(ssp. giganteus)がある。
オオブキ(アキタブキ) ssp. giganteus (Fr. Schm.) Hort. ex Nichols
原記載 → Mem. Coll. Sci., Kyoto Univ., ser. B, 16 (1942) 164
同種異名: Petasites japonicus Maxim. = (syn.) Nordosmia japonica Sieb. et Zucc.

生息地: 湿潤地, 凹地斜面, 崩壊地(有珠山)
食用: ラワンブキは、足寄町螺湾川に沿い生える特に大きなオオブキ。足寄の道の駅には、ラワンブキを持った松山千春の等身大写真がある

Petasites frigidus in Alaska

日本のフキ


841 842
[1/2] 2014年12月27日、日比谷公園にて。


北海道のオオブキ

有珠山 (Mount Usu)
1984, late April1 1984, late April2 [1/2] 修士1年だった1984年4月下旬に撮影。雌雄異株の多年生植物で、有珠山では噴火10年後位まで大きなパッチを形成し回復していた。1977-78年噴火後の有珠山火口原では、遷移初期の優占種である。地下茎が発達していることが初期に回復できた要因の一つ(Tsuyuzaki 1989)参照。雌株の花茎は、開花後長く伸びれば雄株と区別できる。しかし、花がなければお手上げ。
late-Apr 843 late-Apr 844 [3] 本個体は、花茎に若干矮性ではあるが栄養葉(いわゆるフキの葉)を付けていた。火山では、奇形や変異個体が生まれやすいことはないのか、と、昔、何かの学会で聞かれたことがあるが、そういうこともあるのだろうか。撮影は、上の2枚と同じ1984年4月下旬である。翌年も探したが、見つからなかった。[4] 1988年4月29日撮影
索引
サロベツ

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[5/6] サロベツ湿原センター木道に沿って2014年5月21日。

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