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(2017年4月4日更新) [ 日本語 | English ]

イチョウ Ginkgo biloba L.






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

裸子植物 (Gymnospermae)

イチョウ (Ginkgoaceae)
1科1属1種
イチョウ (Gkinkgo L.)
イチョウ (Ginkgo biloba L.)
中国中部浙江省と安衛省の境の石灰岩地尾根で野生種が1960年代に見つかる
葉: 叉状分枝葉脈 → 葉柄部での葉脈は2本 → 原始的
二次木部はソテツ同様悪い 雌雄異株

雄花: 短枝に束生し尾状で多数のstamenを螺旋状に巻きつける
雌花: 花枝の先に離生する2葯胞つける。葯嚢は縦に裂ける(花粉: 楕円形で発芽孔広い)

2個の前葉体細胞がある。胚珠の花粉室pollen chamberで発芽すると花粉管細胞は珠心の組織に定着する
精子に繊毛体あり
花期: 東京5月上旬。種子はその年9月に成熟し、外種皮は銀杏色、内種皮は白く堅い

受精時期は、気候にあまり左右されず地域により概ね決まる
[embryogenesis → germination]の過程は気候の影響を受ける

お葉付き: 環状部collarが伸びたもの → イチョウで普通に見られる
種皮: 3層からなる → 種皮の分化 裸子植物には子房がないが、イチョウは動物散布 → 子房様の種皮形成
索引
学名: Kaemper (1690-92来日)オランダ商館医者「廻国奇観 Amoenitatum exoticarum politico-physico-medicarum」 (1712) イチョウGinkyoをGinkgoと誤記し西欧に紹介(本来Ginkyo/Ginkioだが命名規約上変更しない)。LinneはKaemper誤記を採用し、そのまま用いている
精子発見のイチョウ
 1896年(明治29)年 平瀬作五郎はこの雌の木から採取した若い種子において精子を発見した。それまで種子植物はすべて花粉管が伸張し造卵器に達して受精するものと思われていたので、この発見は世界の学会に大きな反響を起こした。
discover  平瀬は当時帝国大学植物学教室の助手で、講義や研究のために図を書くかたわら「イチョウの受胎期および胚の発生に関する研究」を行っていた。
 このイチョウ精子発見は池野成一郎のソテツ精子発見とともに日本の近代植物学の発展期における最大の貢献といわれている。
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