Top
ヘッダー

(2024年2月23日更新) [ 日本語 | English ]

イチョウ (Ginkgo biloba L.)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

裸子植物 (Gymnospermae)
イチョウ科(Ginkgoaceae) イチョウ属(Gkinkgo L.) イチョウ(G. biloba L.)

漢名 鴨脚(葉形由来)の栄代発音「いちやお」に依頼
銀杏/公孫樹/鴨脚樹 (現世 1科1属1種。化石 17属多種)

中国中部(浙江省-安衛省境)石灰岩地尾根で野生種を1960年代に発見

日本: 室町時代には植栽されていた

葉: 叉状分枝葉脈 → 葉柄部での葉脈は2本 = 原始的
二次木部はソテツ同様悪い
雌雄異株: 雄株 = 枝が上に立つ ↔ 雌株 = 枝が横に張る (説)

雄花: 短枝に束生し尾状で多数のstamenを螺旋状に巻きつける
雌花: 花枝の先に離生する2葯胞つける。葯嚢は縦に裂ける(花粉: 楕円形で発芽孔広い)

2個の前葉体細胞がある。胚珠の花粉室pollen chamberで発芽すると花粉管細胞は珠心の組織に定着する
精子に繊毛体あり
花期: 東京5月上旬。種子は当年9月に成熟し、外種皮銀杏色、内種皮白く堅

受精時期: 気候に余り左右されず地域により概ね決まる
[embryogenesis → germination]過程は気候の影響受ける

お葉付き: 環状部collarが伸長 → イチョウで普通に見る

var. epiphylla Makino (オハツキイチョウ)

種皮: 3層からなる → 種皮の分化
裸子植物には子房がないが、イチョウは動物散布 → 子房様の種皮形成
学名: Kaemperが「廻国奇観」(1712)でイチョウGinkyoをGinkgoと誤記し西欧に紹介(本来Ginkyo/Ginkioだが命名規約上変更しない)。LinneはKaemper誤記を採用し、そのまま用いる
☛ イチョウには巨木が多い
索引
精子発見のイチョウ: 1896(明治29)年 平瀬作五郎はこの雌の木から採取した若い種子から精子を発見した。それまで種子植物は全て花粉管が伸張し造卵器に達し受精すると思われていたので、この発見は世界の学会に大反響を起こした。

discover

平瀬は当時帝国大学植物学教室の助手で、講義や研究のために図を書くかたわら「イチョウの受胎期および胚の発生に関する研究」を行っていた。このイチョウ精子発見は池野成一郎のソテツ精子発見とともに日本の近代植物学の発展期における最大の貢献といわれる。
保護樹木 イチョウ 「台東区みどりの条例」に基づき指定された保護樹木

保護樹木
指定 第350号
所有者 銀杏岡八幡神社
平成19年10月5日 台東区長
(2017年12月16日)

保護樹木
指定 第405号
所有者 御徒町二丁目町会 大畑和幸
令和3年5月10日 台東区長
(2023年6月6日)

フッター