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(2018年4月21日更新) [ 日本語 | English ]

火災生態学 (Fire ecology)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

火災撹乱 (fire disturbance)
自然火災 natural fire ← 落雷 (アラスカ)
人為 anthropogenic fire: ←

温暖化に伴う地域的降水量減少による高温・乾燥 + 焼畑・プランテーション造営、産業造林火入れ
日本の森林火災で原因特定できたものの殆ど

火災生態学とは、なんちゅう日本語訳なんだか ...
[ はじめに | アラスカ | 日本 | 西オーストラリア | 参考 | 単位換算 ]
[森林火災研究データベース| 活動 · データ ]
アラスカ大規模森林火災後の植生回復 P. 森林火災対策協会報 35: 12-16 (2015)

はじめに
 火災生態学(fire ecology)とは、日本ではあまり聞きなれない言葉だが、世界の様々なところで自然火災は頻繁に発生している。その結果、火災に適応した様々な生物や生物群集が認められる。火災頻発地域では、例えば、南アフリカやオーストラリアでは Pにより発芽が誘導される種の存在が顕著であり、アラスカやカルフォルニアでは火災直後にのみ種子散布を行う種が存在する。一方、植物群集の発達様式は火災の発生様式(頻度や規模)に影響し、そのような生物群集と環境の相互作用が認められる。このように、火災と生態系や個体群との関連性を明らかにする目的でなされる研究を総称して火災生態学と呼んでいる。また、近年は、温暖化が進めば、火災は降水量や気象の変化により、その頻度も強度も変化するものと予測され、さらに、火災強度が増せばタイガを始めとする森林は二酸化炭素の貯蔵源から放出源に変化する可能性も否定はできず地球レベルでも重要な研究テーマともなっている。

森林火災 (日本的な区分)

 森林火災(山火事, 俗) forest fire: 原野を含めて林野火災ともいう
 火災部位による区分: 防災上の区分だが、植生回復パターンも異なる

地表火 surface fire: 森林地表部のみの火災

Alert
山火事注意報。1997年1月25日、ニュー
ジーランド北島にて撮影(多分、ハミルトンから
ロトルアへ向かう途中)。アラスカや西オースト
ラリアでも同様の山火事注意報掲示板を見た。
日本でも、最近は、見ることがある。

地中火 underground fire: 地中の有機物堆積層(泥炭層等)の火災
樹冠火 crown fire: 林冠が燃える火災
樹幹火 stem fire: 林幹が燃える火災

森林火災適応の2タイプ

  1. 強耐性: 樹皮肥厚 bark + 側芽発達 accessory bud + 萌芽 sprouting + 萌芽枝 epicormic shoot + リグノチューバ lignotuber + 煙熱誘導発芽 heat/smoke-induced germination
  2. 一斉更新 simultaneous regeneration:
    弱光で高死亡率 ← 山火事 = 林冠開空度上げる
    高油分 + 樹皮薄・高可燃性 ← 樹冠火災 crown fire (大規模)
    萌芽能・lignotuber欠如 + 林冠種子貯蔵

アラスカ (Alaska)


fire1
2009年8月9日、コールドフット-フェアバンクス間で見た森林火災。右端に小さな炎が見える。
森林火災跡2
アラスカ森林火災 英文ページ [JAXA (宇宙航空研究開発機構) 地球観測衛星画像オンラインサービス]
影響3
永久凍土帯内に位置するアラスカ冷温帯森林での火災と、それに伴う環境変化。森林火災は、火災による直接二酸化炭素放出ばかりでなく、永久凍土中に存在したメタンの放出や長期的な光合成能の低下など、長期間にわたり二酸化炭素収支に影響する (福田原図を改変)
Alaskan wildfire
火災から9年後のポーカーフラット永久調査区の様子(2013年8月15日)。そろそろ、調査デザインを変える必要があるかもしれない。
PFRR4
[表] 2013年3月24日、UAF入口にて。-27度。更に気温は下がったので-30度まで行ったようである [裏] 2013年3月24日、ポーカーフラット調査地
AK
森林火災フィードバック
温暖化 → 早い融雪 → 地表面乾燥 → 火災増加 ___└──────────────────────┘
___________← フィードバック ←

森林火災

 2004年に発生した大規模火災地内のフェアバンクス近郊に位置するポーカーフラットのクロトウヒ(Picea mariana)の優占する北向き斜面において2005年より経年調査を始めた。以下は、毎年出させられてる極めて効率の悪い報告書をPDFファイル化したもの。
← 正しい成果 (調査期間)
概要 [報告要旨 PDF]

ツンドラ火災 (tundra fire)

アイデアメモ

土壌水分
乾燥: 春先は土壌が凍結しているため水分浸透しない + 保水もしない
← 夏の観測必要 (夏でいける!)

水ストレス (MODISと比較 - 8月頃のデータ)
融解深

GINA
MODIS
← 粗度が問題
← 10年間で低木増加 ⇔ 現地確認必要 (PF)
← 火災跡地増加
GCM
森林火災 ← 雪・火 (衛星データ組み合わせ)
← 土壌有機物プロファイル ← 熱伝導率

日本 (Japan)


 森林火災(wildfire)は、日本の森林は大体が山地にあるため、山林火災と訳されることもある。即ち、山火事のことである。また、林野火災(forest fire)とは、山林および原野(牧野を含む)における火災を指す。ボタ山などでは、ボタが発火し火災が発生することがある。
遷移・植生回復

← 栄養繁殖による再生顕著

Ex. コナラ (Quercus serrata): 不定芽("胴ぶき")で直接樹幹再生可能 ↔ 針葉樹(スギ・アカマツ): 萌芽再生力殆どなし

仙台市付近

火災当年: ツユクサ、オオネバリタデ、ヒメコウゾ、ツクシハギ*、ヌルデ*(Rhus javanica)、クズ*(Pueraria lobata)

*: 種子は熱処理で発芽促進 (Takahashi & Kikuchi 1986)

瀬戸内海沿岸花崗岩地帯

林野火災頻繁 ← アカマツ(Pinus densifolia)林発達
萌芽再生顕著。埋土種子起源の植物群は貧弱(中越・根平 1982)

参考・リンク


北海道大学北極域研究センター

陸域研究グループ

北極異変 森林火災の焼け跡にピンクの絨毯 米アラスカ. 06/7/30
北極異変 森林が危ない! 今 アラスカでなにが起こっているか. 06/12/02 P
北極異変 永久凍土帯における火災と植生回復. 07/01/19 P

ヤナギラン (Epilobium angustifolium)
シロバナヤナギラン (Epilobium angustifolium f. albiflorum)

アラスカ大森林火災と地球環境変動 く染まった大地の謎. P


消防研究センター (National Institute of Fire and Disaster)
日本火災学会 (Japanese Society of Fire)
防災白書 (White Book on Disaster Prevention)

  • 飯泉 茂. 1986. 特集「林野火災の生態」によせて. 遺伝 40 (11): 4-5

厳重注意 調査消耗品購入諸注意(海外での支払い方法)

 忘れるとあとが大変。なお、これはJAXAルールではなく北大ルール。

① ガソリン、レンタカー等以外の「物品」について

  1. レシートに 購入日、本人の肩書、印(サイン)
  2. 物品の写真に 北大雇用の人(第3者)の肩書、印(サイン)、確認日付
  3. 写真が無い場合その理由

② 学外者の物品購入時 (学外者が立替払いをすることは基本的に認められない)

  1. レシートに 購入日、本人の肩書、印(サイン) (予算権限者が同行している場合は予算権限者のものでもよい)
  2. 物品の写真に 北大雇用の人(第3者)の肩書、印(サイン)、確認日付
  3. 写真が無い場合その理由
  4. 学外者の執行予算との関係を証明 (JAXA実施計画書を申請ごとに1冊添付)
謝金の支払い処理方法
  • 謝金支給事前届出書
  • 謝金支給依頼書
  • 謝金支給依頼書 (複数人内訳)
  • 立替払い請求書
  • 謝金の支払い金額の根拠を示す理由書
  • 領収書

以上6点の書類提出

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