(2022年6月24日更新) [ 日本語 | English ]
火災撹乱 (fire disturbance)自然火災 natural fire → 落雷 (アラスカ)人為 anthropogenic fire: →
温暖化に伴う地域的降水量減少による高温・乾燥 + 焼畑・プランテーション造営、産業造林火入れ |
火災生態学とは、なんちゅう日本語訳なんだか ... |
はじめに火災生態学(fire ecology)とは、日本ではあまり聞きなれない言葉だが、世界の様々なところで自然火災は頻繁に発生している。その結果、火災に適応した様々な生物や生物群集が認められる。火災頻発地域では、例えば、南アフリカやオーストラリアでは煙 により発芽が誘導される種の存在が顕著であり、アラスカやカルフォルニアでは火災直後にのみ種子散布を行う種が存在する。一方、植物群集の発達様式は火災の発生様式(頻度や規模)に影響し、そのような生物群集と環境の相互作用が認められる。このように、火災と生態系や個体群との関連性を明らかにする目的でなされる研究を総称して火災生態学と呼んでいる。また、近年は、温暖化が進めば、火災は降水量や気象の変化により、その頻度も強度も変化するものと予測され、さらに、火災強度が増せばタイガを始めとする森林はCO2の貯蔵源から放出源に変化する可能性も否定はできず地球レベルでも重要な研究テーマともなっている。森林火災 (日本的な区分)森林火災(山火事, 俗) forest fire: 原野を含めて林野火災ともいう火災部位による区分: 防災上の区分だが、植生回復パターンも異なる
地表火 surface fire: 森林地表部のみの火災 |
地中火 underground fire: 地中の有機物堆積層(泥炭層等)の火災 森林火災適応の2タイプ
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[ 研究シーズ集: 大規模火災後の生態系復元機構の解明と応用]
1 2009年8月9日、コールドフット-フェアバンクス間で見た森林火災。右端に小さな炎が見える。 |
2 アラスカ森林火災 英文ページ [JAXA (宇宙航空研究開発機構) 地球観測衛星画像オンラインサービス] |
3 永久凍土帯内に位置するアラスカ冷温帯森林での火災と、それに伴う環境変化。森林火災は、火災による直接CO2放出ばかりでなく、永久凍土中に存在したメタンの放出や長期的な光合成能の低下など、長期間にわたりCO2収支に影響する (福田原図を改変) |
火災から9年後のポーカーフラット永久調査区の様子(2013年8月15日)。そろそろ、調査デザインを変える必要があるかもしれない。 |
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[表] 2013年3月24日、UAF入口にて。-27度。更に気温は下がったので-30度まで行ったようである [裏] 2013年3月24日、ポーカーフラット調査地 |
森林火災フィードバック温暖化 → 早い融雪 → 地表面乾燥 → 火災増加___└───── ← フィードバック ← ─────┘ |
森林火災(wildfire)は、日本の森林は大体が山地にあるため、山林火災と訳されることもある。即ち、山火事のことである。また、林野火災(forest fire)とは、山林および原野(牧野を含む)における火災を指す。ボタ山などでは、ボタが発火し火災が発生することがある。
遷移・植生回復栄養繁殖による再生顕著Ex. Quercus serrata: 不定芽("胴ぶき")で直接樹幹再生可能 ↔ 針葉樹(スギ・アカマツ): 萌芽再生力殆どなし |
仙台市付近
火災当年: ツユクサ、オオネバリタデ、ヒメコウゾ、ツクシハギ*、Rhus javanica*, Pueraria lobata* *: 種子は熱処理で発芽促進 (Takahashi & Kikuchi 1986) 瀬戸内海沿岸花崗岩地帯
林野火災頻繁 → Pinus densifolia林発達 |
北海道大学北極域研究センター
北極異変 森林火災の焼け跡にピンクの絨毯 米アラスカ. 06/7/30 北極異変 森林が危ない! 今 アラスカでなにが起こっているか. 06/12/02 北極異変 永久凍土帯における火災と植生回復. 07/01/19 ヤナギラン (Epilobium angustifolium) |
消防研究センター (National Institute of Fire and Disaster)
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忘れるとあとが大変。なお、これはJAXAルールではなく北大ルール。
① ガソリン、レンタカー等以外の「物品」について
② 学外者の物品購入時 (学外者が立替払いをすることは基本的に認められない) |
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謝金の支払い処理方法
以上6点の書類提出 |