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(2018年5月10日更新) [ 日本語 | English ]

北大エコキャンパスの自然 - 植物学入門 (Ecopan)
Nature in the eco-campus of Hokkaido University - introduction to botany




有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

[北大総合博物館]

2018年9月14日藻岩高校
2018年9月14日 藻岩高校の実習

エコパン

2009-2018年 (終了)
 本実習は2018年をもって終了したが、内容を変更の上で、「環境教育講座 陸上の植物群集の成り立ち. 藻岩高校」に引き継いでいる。
[ エコキャンパス植物編 付・鳥類リスト- (必読)
[ 植物図鑑 , 野外調査道具 , 野外実習 , 北大構内の自然 ]

基本的な流れ

ガイダンス
アイスブレーク (総合博物館2F共同研究室)
自己紹介 [ 出身・所属 | 研究 ]
実習予定内容の説明
樹木編
樹木サイズ測定の意義
 森林がCO2をどれだけ吸収するのかを実感することを最終目標にして、測ってみよう。( 配布予定資料 P)
  • 測定木選定 (本来は研究目的に合わせ選定される)
  • 樹種記録
  • 樹高・周長測定
  • 計算 (材密度, wood density)
  • レポート
植生編1
植生と環境調査の意義
 調査道具の使い方を理解した上で、実際の植生調査を体験する。あわせて、環境との対応関係を知る調査として、照度土壌硬度の測定を行う(換算式)。データ整理法も(できれば)習得する
植生編2
 様々な草地において、植生調査をし、種組成の違いを比較する。あわせて、土壌硬度・土壌粒径・歩道からの距離を測定し、植生と環境との対応関係を観察する
レポート
発表会
テーマ「来年度新入生向け本授業の解説」など
注意点: 「準備・実習中の注意に順ずるが、特に、外で軽作業ができる服装で参加すること

根堀・剪定鋏等の3種の神器は携行すべき

実施内容は、反省でもあるが...
履歴
2009201020112012201320142015201620172018
ガイダンス4月23日4月22日4月21日4月19日4月18日f-4月23日g4月21日4月20日4月19日
樹木編a5月28日6月10日5月12日5月10日5月2日5月1日5月7日5月12日5月11日5月10日h
植生編1 6月4日b 6月10日 6月30日c 7月5日i 7月4日 6月26日 7月16日 7月7日 7月13日 7月12日
植生編2a 7月30日 7月8日i 7月14日d 7月12日e 7月11日 7月10日 7月23日 7月21日 7月20日 7月19日
発表会8月13日8月12日8月11日8月9日---8月4日8月3日8月2日
集合場所: 総合博物館
(a) 2009年には調査区を設置したが、時間がかかりすぎ、翌年(2010年)以降は断念し、単木測定に変更

5月28日
調査区(plot)設置
ナンバーテープ入れ
測定木: 密林 - 直径 > 5 cm / 疎林 - 樹高 > 1.3 m
樹種記録
樹高・周長測定完了

7月30日
樹高・周長測定
計算
片付け忘れない
植生調査の意義
露崎・長谷 (2000) P 参照
レポート

(b) 休講/学祭
(c) 日程変更
(d) 林床・芝生植生比較/歩道からの距離 - 芝刈にめげず予定通り終了
(e) 大雨につき講義に変更

講義の雛形 =
撹乱を利用する植物」(朝日CC)
湿原の保全と復元
洞爺湖環境フォーラムP
生態学の中規模撹乱仮説
を足して3で割った感じ
レポート: 講義の感想文を提出

(f) スライド間違えてすいません
(g) 欠席
(h) 自分が遅刻。すいません
(i) 小雨決行

土壌硬度換算式 (プッシュコーン)

h (kPa) = (100 × l)/{0.7952 × (40 - l)²}

h: 指示強度
l: スケールの縮長(= 読み取った長さ)

[優秀レポート]

エコキャンパス実習 (露崎担当分) レポート


2013-2018

 以下のレポートを各学生が作成し、翌週の実習時にTAに提出せよ。

  1. 毎木調査(木の高さと直径を計った調査)の結果をまとめ、簡単な考察をつけたレポートを作成せよ。
  2. 植生と環境の関係についてまとめるよう、口頭にて伝えた。

2012

 以下のレポートを各学生が作成し、翌週の実習時にTAに提出せよ。

  1. 毎木調査(木の高さと直径を計った調査)の結果をまとめ、簡単な考察をつけたレポートを作成せよ。
  2. 講義の感想をレポートにして作成せよ。

2011

 以下のレポートを各学生が作成し、翌週の実習時にTAに提出せよ。

  1. 毎木調査(木の高さと直径を計った調査)の結果をまとめ、簡単な考察をつけたレポートを作成せよ。
  2. 今回の調査で、直に測定したい項目を考え、その理由を加えたレポートを作成せよ。
  3. 調査結果を整理し考察を加えたレポートを作成せよ。

2010

  1. 毎木調査(木の高さと直径を計った調査)の結果をまとめ、簡単な考察をつけたレポートを作成し、翌週の実習時にTAに提出せよ。
  2. 調査結果を整理し考察を加えて、翌週(7月22日)の実習時にTAに提出せよ。

2009

 1のみしか実施できなかった班は1を、2まで実施できた班は2についてレポートを作成すること(余裕があれば両方書いてもよい)。

  1. 毎木調査(木の高さと直径を計った調査のこと)の結果をまとめ、簡単な考察をつけたレポートを作成せよ。
  2. 植生調査(7月30日に新しく行った地面に生えてる植物の調査のこと)の結果をまとめ、考察を含めたレポートを作成せよ。

北大構内 (The campus)


 北海道大学構内の樹林糠地は石狩平野部の開拓前の林相の断片を残し,また近年都市化による樹林緑地の減少著しい札幌市街地で最大の面積を占める鰻地空間としても重要な位置を占めるが,これまで幾つかの断片的な記録が残されているにすぎない。
 本報はこの樹林緑地の環境保全が今後いかにあるべきかを考える基礎として実態調査を試み,園芸種・果樹類や蔓茎類を除く国内外の自生・植栽樹種の構成内容やサイズ,代表的な三つの並木の概要について述べた。さらに25 m × 25 m以上の面積を有する9箇所の樹林地についても階層毎の種構成,推移と更新傾向等について明らかにし,考察を加えた。
 北海道大学構内は札幌市の進行する人口増大と大都市化の中で,開拓以前の林相の断片も含む歴史的にも貴重な縁地空間であることから,種々の学術調査を急ぎ,長期的かつ計画的な環境保全が注意深く進められるべきことを述べた。

(春木・露崎・滝川 1989)

Campus
構内の樹木対策について。1998年以降倒木状況及び診断樹木位置 (北大時報 2001)


北区の歴史と文化の八十八選

北大ポプラ並木

 ポプラが北アメリカから北海道に入ったのは明治の中頃で、主に牧場の境界線として植えられた。
 この並木は、明治45年(1912年)に札幌農学校の林学科の学生たちにより農場内に植えられたものである。現在では、北海道を代表する牧歌的風景として全国に知られている。

さっぽろ・ふるさと文化百選選定

ポプラ並木は、80 m先まで散策することができます。
その際は、頭上の枝落下に注意してください。

(2014-05-07)

サクシュコトニ川 (Forest on the banks of the Sakushu-Kotoni River)


サクシュコトニ川の河畔林

Gobo Gobo  サクシュコトニ川沿いに成立したやや湿性の半自然林で、ハルニレ(チキサニ)、ヤマグワ、トゥレニ)などの自生樹種の他、ネグンドカエデ、ポプラ類などの外来種が混生している。
 草本としてはエゾイラクサ(イピシシ)、オオウバユリ(トゥレ)などの自生種に加え、イワミツバ、ヒメフウロ、ゴボウ(セタココニ)、コンフリーなど多くの外来種、園芸逸出種が侵入している場所である。

北大 生態系トレイル 1
(2015-05-25)

サクシュコトニ川の由来

 この川名の語源を辿ると、先住アイヌの人達が次のような意味合いで表現した言葉に由来するという。サクシュは、浜の方を通るで、浜はこの場合、豊平川岸の事。コトニはくぼ地。意訳すると「くぼ地を流れる川のうち、豊平川に最も近い川」となる。
 古来、豊平川扇状地の伏流水は再び湧泉(メム)となって市内各所で噴出していたようで、この川の水源も現在の北大植物園北側にある伊藤氏邸敷地内の湧水だったという。
 流れは大きく蛇行しながら北に向かい、途中札幌市の有形文化財「清華亭」付近の湧水と合流し、クラーク会館の東側から北大構内に入り、今の中央ローンから更に北上して流末はコトニ川(現琴似川)に注いでいた。
 当時は、清流も豊かでサケが遡上したとも言われているが、都市化が進むにつれ1951年(昭和26)頃から徐々に水量が減り始め、やがて涸れ川となってしまった。
 とは言え、この川は洪水等の災害にも備える指定河川であったため、その後暫くは原形を保っていたが、市内の公共下水道がほぼ整備された頃、1974年(昭和49)に研究農場の実験水田付近から上流は河川としての用途を終え、翌1975年(昭和50)11月にその用地が北大に移管されたのを機に、一部は旧河道を活かした人工的な水辺環境や、遊歩道等を整備し、緑豊かな北大構内を広く市民の人々にも解放してきた。
 一方、北方面の下流域は、その後もサクシュコトニ川として存続し、殆ど原風景のままで自然水や灌漑用水路として利用されているが、「遺跡保存庭園」の北端から流末の訳300 mは、「環状通エルムトンネル」工事に関連して改修されている。
 この頃、1998年(平成10)札幌市による「水と緑のネットワーク」整備構想として、藻岩浄水場とサクシュコトニ川を水路で結ぶ案が浮上、北大もそれに賛同し実現するため、廃止河川埋め立て部分を可能な限り開削し、暗渠水路併用で現河川と結ぶ事にしたのである。
 現在地は、廃止された旧サクシュコトニ川の中間付近に位置しており、中央道路下の「伏せ越し」部分を含めて約190 m上流区間は、2001年(平成13)となる「北海道大学創基125周年」を記念して集められた浄財により、河川廃止前の雰囲気に蘇生されたものである。  

2002年(平成14)10月11日定礎

大野池 (Ono Pond)


 この池はサクシュコトニ川の一画にあたり、整備に尽力された工学部の大野和男教授にちなんで名前が付けられた。往時の大野池周辺にはハルニレ(チキサニ)やキハダ(シケペニ)などの高木にヤマブドウ(ハッ)が絡み、エゾニワトコ(オンネチクニ)などの低木類が生えていた。
 現在は、4月にミズバショウ(パラキナ)の花が、7-8月にスイレン(睡蓮)のピンクと白色の花が人々の目を楽しませる。鳥類としては一年を通してハシブトガラやジジュウカラ(エチキキッポ)、夏にはキビタキ、春から秋にかけては多数のマガモ(コペチャ)が見られる。

( )は代表的なアイヌ語の片仮名表記、地域により別称もある

  • キャンパス内の草花を傷つけたり持ち帰ったりせずに、その場で観察を楽しんでください。
duck water-lily
  • 野鳥が自立した生活をおくれるよう、距離と節度をもって見守りましょう。

北大 生態系トレイル 3

恵迪の森 (Keiteki Wood)


 キャンパス内では最も自然が残っている場所で、かつては「原始林」と呼ばれていた。樹木としてはカツラ(ランコ)、エゾイタヤ(トベニ)、ハルニレ(チキサニ)などが見られ、林床にはエゾエンゴサク(トマ)、キバナノアマナ(チカットマ)、オオバナノエンレイソウ(キナエマウリ) - 北大のシンボルマーク、ニリンソウ(プクサナキ)などの草本が生育している。
 鳥類としては、一年を通してハシブトガラ、アカゲラ(エソソキ)、冬にはツグミなどが観察できる。

(___)は代表的なアイヌ語の片仮名表記、地域により別称もある
北大 生態系トレイル 4
(2014-10-07)

人類遺跡トレイル (Trail of man sites)


焼失住居跡 (Burned pit dwelling)

(K39遺跡弓道場地点)

  • 時期: 擦文文化
  • 内容: 集落遺跡
  • 立地: サクシュコトニ川上流側の左岸緩斜面
  • 発見された遺構: 竪穴住居址(1基)、炭化物集中(2箇所)
  • 発掘: 2006年
 擦文文化の竪穴住居址(10世紀頃)が、屋根や壁の木材が燃えて炭化した状態で発見された。竪穴埋土からはクルミや炭化した種子が見つかった。

人類遺跡トレイル 3
(2015-06-25)

長大な煙道付きのカマド
(Unusually large size flue built in ancient cooking stove)

K39遺跡附属図書館再生整備地点)

  • 時期: 擦文文化
  • 内容: 集落遺跡
  • 立地: サクシュコトニ川上流側の左岸傾斜地
  • 発見された遺構: 竪穴住居址(1基)
  • 発掘: 2009年・2010年
 割り板を敷きならべた天井をもつ長大な煙道(煙出し)を作り付けたカマドのある竪穴住居址が発見された。擦文文化前期(8世紀)。
 カマドと煙道は特殊な方法(立体剥ぎ取り法)を用いて、発見されたままの状態で屋内に展示できるように保存処理されている。

人類遺跡トレイル 18
(2015-11-17)

守衛所 (旧札幌農学校門衛所)


○ 建築年: 1904 (明治37) 年
○ 構造: 木造平屋
○ 設計: 文部大臣官房建築課札幌出張所
○ 施工: 大島喜一郎
 札幌農学校の門衛所として、れんが造の旧正門(現南門)と同時期に建設された。当初の位置は正門からの道路向い側(図の赤円)にあり、建物前には木造の中門も設けられていたが、大正時代に現在地へ移設し増設され、中門も取り払われた。当初は現在の半分ほどの大きさで、切妻屋根に棟飾りや庇受けのブラケットなどの装飾も見られた。赤い門柱と白い旧門衛所が一体となって、札幌農学校時代の雰囲気を醸し出している。

建築遺産トレイル 4
(2015-07-07)

Gate

1909(明治42)年の構内平面図/北海道大学施設部蔵

北海道帝国大学農学部昆虫学標本室


Former Specimen Room of the Agriculture Department
○ 建築年: 1927(昭和2)年
○ 構造: 石造・一部鉄筋コンクリート造平屋
○ 設計:
 1986(明治29)年、札幌農学校に日本最初の昆虫学教室が開設された。担当した松村松年教授が長年陳情の末、漸く実現したのがこの不燃構造の標本室である。外壁は石造、床・天井は鉄筋コンクリートの混構造で窓も防火対策が施されている。以前は南側の教室棟と昆虫飼育室などでつながっていた。松村松年は、1895(明治28)年の札幌農学校卒業と同時に昆虫学教室に留まり、1902年に教授となった、わが国の昆虫学の基礎を気づいた人物である。

北大建築遺産トレイル 11
2017.7.31

specimen room

北海道大学予科記念碑


 北海道大学予科は、1907(明治40年)、札幌農学校が東北帝國大學農科大學に昇格したときにその大學豫科として発足。学年定員は100名。生徒は三年間の在学ののちに本科(農科大學)の各学科に進んだ。札幌農学校の校章であった桜星章がひきつがれて豫科の帽章となる。翌年、校舎が現北大事務局の位置に落成した。
 1918(大正7)年、北海道帝國大學の発足によりその豫科となる。第二次世界大戦後の1947(昭和22)年に豫科は帝國大学の呼称廃止により北海道大學豫科となり、新制大学の発足にともない、1950(昭和25)年に豫科は43年の歴史を閉じた。学年定員は1941(昭和16)年以降400名。閉校までに11100余名がここで学んだ。
 この北海道大学予科記念碑は、札幌農学校からひきつがれた予科の伝統と足跡を記念し、あわせて北海道大学の大いなる発展を祈念して、かつての予科生と多くの有志の醵金によって建立された。
hu

かんらん岩

 アポイ岳かんらん岩の山です。日高山脈の生成期に、地下数十キロメートル以上深部の上部マントルから地表まで押し上げられてできました。かんらん岩は上部マントルを構成する主要な岩石で、主にオリーブ色のかんらん石からなり、それに褐色の斜方輝石、濃緑色の単斜輝石、黒色のスピネルが含まれています。このかんらん岩には、かつて高温高圧の下にあった上部マントルの姿を、そのまま見ることができます。

2018.9.8

事務局本館 (Main Building of the Administration Bureau)


〇 建築年: 第一期 1935 (昭和10) 年
________ 第二期 1937 (昭和12) 年
〇 構 造: 鉄筋コンクリート造3階建
〇 設 計: 北海道帝国大学営繕課(落藤藤吉)
〇 施 行: 東山某(第1期)、沖津組(第2期)
 予科教室の木造校舎(写真)の老朽化に伴い、鉄筋コンクリート造に建て替えられた。左手の西側棟が第1期。戦後、法学部(1947年設置)などの校舎に利用され、1966(昭和41)年から現施設となる。外壁は理学部本部や農学部本部と同じスクラッチタイル張りだが、戦時体制下の建設のためか装飾は極力抑えられている。1977年、正面玄関に車寄せと庇が付けられた。

building

改築前の初代予科教室 (1908年建設、木造)
/ 北海道大学北方資料室蔵
2018.9.8

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