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(2016年10月8日更新) [ 日本語 | English ]

フウロソウ科 (Geraniaceae Juss.)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

Erodium Aiton (オランダフウロ)
Geranium L. (フウロソウ)
Pelargonium L'Hér. (テンジクアオイ)
[ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 ]

オランダフウロ (Erodium Aiton)


60種 (北アフリカ - 中東 - オーストラリア)
一-多年生(草本/低木) E. stephanianum Willd. (キクバフウロ)

フウロソウ (Geranium L.)


Key to Geranium

1. 花 < 5 cm φ, 托葉離生、細い

2. 一年生-越年生。葉3-5全裂-細裂 (道分布せず) ___ G. robertianum L. (ヒメフウロ)
2. 多年生

3. 主根有。花は花柄の先に1(2)個 ___ G. sibiricum L. (イチゲフウロ)
3. 主根無。花は花柄の先に2個

4. 葉3全裂、互生 (道分布せず) ___ G. tripartitum R. Kunth (コフウロ)
4. 葉3-5深裂

5. 葉5深裂、裂片鈍頭倒卵形。植物体に腺毛と開出毛 ___ G. thunbergii Sieb. et Zucc. ゲンノショウコ
5. 葉下部を除き3深裂、裂片鋭頭卵形。植物体に腺毛・開出毛なし ___ G. wilfordi Maxim.ミツバフウロ

1. 花2-3 cm φ。多年生

2. 花柱の合生部は離生部より明らかに長い

3. 葉・葉柄・花柄の毛は長く開出。葉の分裂やや浅い ___ G. eriostemon Fischer

var. reinii (Fr. et Sav.) Maxim. (グンナイフウロ): 茎・葉柄・花柄の毛長く開出
f. onoei (Fr. et Sav.) Hara (タカネグンナイフウロ): 花は濃紅紫色。葉下面脈上のみに毛
f. yezoensis Hara (エゾグンナイフウロ): 葉の切れこみ深い。毛少。花は色濃い

3. 葉・葉柄・花柄の毛は短く下を向く。葉は細かく深裂 ___ G. erianthum DC (チシマフウロ)

下向きの短毛

2. 花柱の合生部は短く、離生部の1/3-同長

3. 小花柄は果時直立。葉深細裂し毛短く寝る (道分布せず) ___ G. soboliferum Komar. (アサマフウロ)
3. 小花柄は果時開出または反曲 recurved

4. 托葉やや葉質で小。花弁通常淡紅色で濃色の脈

5. 花柱離生部5-6 mm l。花2.5-3 cm φ (道分布せず) ___ G. krameri Fr. et Sav. (タチフウロ)
5. 花柱離生部3-3.5 mm l。花2. cm φ (道分布せず) ___ G. yoshinoi Makino (ビッチュウフウロ)

4. 托葉膜質褐色、しばしば合生。花弁濃紅色-白色、脈目立たない

5. 葉柄・茎毛短く下向きに寝る。葉深裂。花弁基部脈状と縁に白毛 ___ G. yezoense Fr. et Sav.

var. nipponicum Nakai (ハクサンフウロ)

山の草地。高さ30-80 cm。茎下向きのネタ毛

var. yezoense (エゾフウロ)
var. pseudo-palustre Nakai (ハマフウロ)

5. 葉柄・茎毛開出。葉浅裂。花弁基部縁にのみ白毛 (道分布せず) ___ G. ashikokianum Matum.(イヨフウロ)

テンジクアオイ (Pelargonium L'Hér.)


約230種 - 亜熱帯/熱帯
生活型: 多年生-半低木生 (稀に一年生)

多肉性, 匍匐性, 蔓性になる種がある

※ 園芸ではゼラニウムと呼ぶことが多いが別属
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