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(20**年10月8日更新) [ 日本語 | English ]

モクセイ科 (Oleaceae Hoffmanns. et Link)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

[ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 ]
合弁4裂, 25属600種
葉: 対生が多い
花: 芳香性多 - 園芸・香料利用
Chionanthus L. (ヒトツバタゴ)
Forsythia Vahl (レンギョウ)
Fraxinus L. (トネリコ)
Jasminum L. (ソケイ, jasmine)
Ligustrum L. (イボタ)
Olea L. (オリーブ)
Osmanthus Lour. (モクセイ)
ヒイラギ, Osmanthus heterophyllus (G. Don) P. S. Green
日本の桂花。葉に触るとヒリヒリと痛むので「ヒイラギ」といい、節分に枝葉を戸口に挿し邪鬼の侵入を防ぐ風習があった。寒地では育ち難いが、暖地では古くから縁起木として植えられ、斑入りの園芸種多

cv. argenteomarginatus (シラフヒイラギ)
cv variegatus (シマヒイラギ, 縞柊/フイリヒイラギ)
cv. subangulatus (キッコウヒイラギ)
cv. goshiki (ゴシキ)
cv. rotundifolius (マルバヒイラギ)
cv. all gold (オウゴンヒイラギ)
cv. Alaska
cv. Ferox Argentea
cv. Brilliant

Osmanthus × fortunei Carriere (ヒイラギモクセイ)
Syringa L. (ハシドイ)

トネリコ (Fraxinus L.)


1. 花序は前年に伸びた枝の腋芽に出るため基部に葉がない。花弁なし。萼は果時に残留しない。小葉は無柄

2. 葉柄基部著しく膨らみ、相対する互がほぼ接している。花序や葉中軸に綿毛ない。果実 4 cm l、≈ 1 cm w ___ シオジ
2. 葉柄基部膨らむが枝の周りの1/4以上に達しない。葉中軸や花序に赤褐色綿毛あり、小葉の着点には果時まで毛塊が残る。果実 3 cm l、≈ 7 mm w ___ F. mandshurica Rupr.

1. 花序は今年伸びた枝の頂やふょう葉腋に出るため基部に葉がある

2. 小葉やや長い柄。萼は盃形で先は切形又は低い歯があり、果時にも宿存する

3. 花に花冠ない。小葉柄の着点付近には若い時多細胞の縮毛がある

4. 小葉は卵形または長楕円形、急鋭頭または急鋭尖頭 ___ トネリコ
4. 小葉は長楕円状披針形、尾状に長く鋭尖する ___ ヤマトアオダモ

3. 花に花冠ある。小葉柄の着点付近に縮毛はない

4. 小葉革質全縁。花序短毛 ___ Fraxinus griffithii C. B. Clarke
4. 小葉洋紙質で鋸歯ある。花序無毛 ___ シマタゴ

2.小葉無柄または極短い柄。花には花冠があり、萼は微細で、稀に細長い歯がある

3. 外側の芽の鱗片の先は反曲し、内側に茶褐色の縮毛を密生する。枝や葉柄は無毛、小葉は細鋸歯があり5-9個 ___ ミヤマアオダモ 3. 芽の鱗片は圧着し、先は反曲しない。小葉は3-7個

4. 鋸歯は不明瞭で時にほぼ全縁。若枝、葉柄、花軸には粉状の微細な毛がある。芽鱗は粉女王の細毛があるか、または無毛 ___ マルバアオダモ 4. 葉は明瞭な細鋸歯あり、若枝、葉柄、芽鱗は開出する粗毛あるか無毛で粉状の細毛はどこにもない ___ F. lanuginosa Koidz.

ヒトツバタゴ (Chionanthus L.)


ヒトツバタゴ (C. retusus Lindl. et Paxton)

なんじゃもんじゃの木
俗に「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれ、朝鮮・中国にも分布するが、日本では本州木曽川流域と九州(対馬)のみで知られる。昔、青山練兵場にあった大木より増やして、台東四丁目の荒沢鍈治郎氏が大事に育てたもの。
樹高は10 mを越え、4-5月頃には、雪が降り積もったように花を咲かせる。珍木であるため異称が多く、ロクドウボク(六道木)、アンニャモンニャ、フタバノキ、ナタオラシ等とも呼ばれる。

モクセイ (Osmanthus Lour.)


O. fragrans Lour. (モクセイ)
var. aurantiacus f. thunbergii (ウスギモクセイ)
東アジア暖帯(九州南部)
薄黄木犀 - 花色がキンモクセイより薄い
園芸名: 四季咲木犀
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