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(2025年3月13日追加) [ 日本語 | English ]

ヒルムシロ科 (Potamogetonaceae Rchb.)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

エングラー体系 (Engler's syllabus)

エングラー、クロンキスト: イバラモ目
APG: オモダカ目

多年生草本
水中(淡水-汽水) = 沈水性
0. 海草 ___ Zostera L. (アマモ) ⇒ Zosteraceae (APGIII)
0. 海草ではない(汽水種はある)

1. 穂状花序に花多数つく。葯壁付属突起は大きく花被片状。心皮柄は花後も伸びない

1'. 淡水 ___ Potamogeton L. (ヒルムシロ)
1'. 汽水 ___ Stuckenia Börner (リュウノヒゲモ) (分ける場合)

1. 穂状花序に花2個。葯壁付属突起は痕跡的で肉眼では見えない。心皮柄は花後に伸び、長さ2-3 mmになる ___ Ruppia L. (カワツルモ)

索引

ヒルムシロ (Potamogeton L.)


寒帯-熱帯
1. 沈水葉浮水葉

2. 沈水葉葉身披針形

3. 沈水葉は葉柄ある。総花柄上部は下部より太くない

4. 浮水葉の葉身基部に波形の皺ない。心皮が1-3個の花が多い ___ ヒルムシロ
4. 浮水葉の葉身基部は葉柄に沿って流れ、波形の皺がある。各花の心皮は4個 ___ P. fryeri (フトヒルムシロ)

3. 沈水葉無柄。総花柄上部は下部より太い ___ エゾノヒルムシロ

2. 沈水葉狭線形

3. 浮水葉葉身 > 5 cm l,≥ 2.5 cm w ___ P. natans (オヒルムシロ)
3. 浮水葉葉身 ≤ 5 cm l, ≤ 1.5 cm w

4. 果実背面に鶏冠状突起ある。花柱細長い ≈ 1 mm l ___ コバノヒルムシロ
4. 果実背面の稜は全縁か僅かに凸凹。花柱短い ≈ 0.5 mm l ___ ホソバミズヒキモ

1. 沈水葉のみ(浮水葉なし)

2. 葉の内側に独立した托葉があり、茎抱く

3. 葉身披針形、幅7 mm以上

4. 葉柄ある ___ ササバモ
4. 葉柄ない

5. 葉基部心形となり茎抱く ___ P. perfoliatus L. (ヒロハノエビモ)
5. 葉基部狭くなり茎抱かない ___ P. alpinus (ホソバヒルムシロ)

3. 葉身線形、幅6 mm以下

4. 葉 4-6 mm w, 縁に細鋸歯ある ___ P. crispus (エビモ)
4. 葉 1-3.5 mm w, 全縁

5. 葉幅2-3.5 mm。果実 ≈3 mm l ___ ヤナギモ
5. 葉幅0.7-1.5 mm。果実 ≈ 1.8 mm l ___ P. berchtoldii (イトモ)

2. 葉基部は托葉と合着し葉鞘となり、茎抱く

3. 葉 = 2-3 mm w、細鋸歯あり ___ P. maackianus A.Benn. (センニンモ)
3. 葉 < 1 mm w、鋸歯なし ___ P. pectinatus L., syn. Stuckenia pectinata (L.) Börner (リュウノヒゲモ)

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