(2021年12月15日更新) [ 日本語 | English ]
HOME > 植物リスト (Plant list) > シダ類 (Fern) > イワデンダ科 (Woodsiaceae)
日本: 11属約110種 (中池 1992) Key1. 葉は完全に二形
2. 根系は二形。葉柄表面に溝があり、下部の羽片は小さくなる ___ クサソテツ (Matteuccia Todaro) 2. 包膜がある 3. 包膜は胞子嚢群の下につき、胞子嚢群の下敷きになっているか、下から上に胞子嚢群を包み込む
4. 包膜は放射相称、皿状か嚢状。葉柄に関節がある ___ イワデンダ Woodsia R. Br.
5. 葉に鱗片のほか多細胞の有節毛がある ___ ウスヒメワラビ Acystopteris Nakai |
3. 包膜は胞子嚢群を上から覆う
4. 根茎に背腹性があり、葉柄基部は根茎上に葉枕を作り、その部分に細長い鱗片が密生する ___ キンモウワラビ Hypodematium Kunze
5. 葉軸にある溝は分枝のところで縁によって塞がれ、有節の多細胞毛がある ___ オオシケシダ Deparia Hook. et Grev.
6. 葉柄や中軸は切断面がV字状となる。鱗片は全縁。包膜は馬蹄形か鉤形、稀に背中合わせのものが混じる ___ メシダ Athyrium Roth [メシダ科] 2. 包膜がない
3. 葉身に鱗片なく、羽片の分岐点表面に疣状突起がない ___ ウサギシダ Gymnocarpium Newm. |
世界2種。日本2種 夏緑性 |
日本2種 1. 根茎細く、長く横走し、葉は疎らにつく。葉身は広卵形-三角状卵形、最下羽片が最大 ___ C. sudetica A. Br. et Milde (ヤマヒメワラビ) 世界: 朝鮮・中国(北部・東北部)・欧州 ヒマラヤ-台湾: var. moupinensis (Franch.) Blasdell
日本: 福島県南部-埼玉県 + 中部地方 (遠軽にて林廣志が発見) |
1. 根茎短く、葉を叢生状につける。葉身は長楕円形-長楕円形、最下羽片は最大でない ___ C. fragilis (L.) Bernh. ナヨシダ
世界: 寒帯-温帯 |
世界(北半球温帯中心)25種。日本7種 夏緑性 |
D. conilii (Franch. et Sav.) M. Kato (ホソバシケシダ) D. japonica (Thunb.) M. Kato (シケシダ) D. lancea (Thunb.) Fraser-Jenk. (ヘラシダ) D. pterorachis (Christ) M. Kato (オオメシダ) D. pycnosora (Christ) M. Kato (ミヤマシケシダ) |
イヌワラビ A. nipponicum (Mett.) Hance 夏緑性 変異大 根茎: 短く、斜上か直立 葉: 疎らにつくか、やや込み合う 包膜: 三日月形、鉤形、馬蹄形。辺縁には不斉な凹凸 分布: 中国-台湾-朝鮮-日本(道北、九州南端以南にはない) |
ヘビノネゴザ A. yokoscense (Fr. et Sav.) Christ 夏緑性 根茎: 短く、斜上か直立 葉: 叢生 包膜: 楕円形-長楕円形、鉤形となることもある。薄く全縁 分布: ソビエト東部-南千島-日本-朝鮮-中国(中・北部) 秦仁昌: 以下2属をAthyriumから分ける Anisocampium Presl ウラボシノコギリシダ
A. niponicum (Mett.) Y. C. Liu, W. L. Chiou et M. Kato, syn. Athyrium niponicum (Mett.) Hance
|
湿気地羊歯 分布: ヒマラヤ - 東/東南アジア |