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(2016年10月8日更新) [ 日本語 | English ]

ゴマノハグサ科 (Scrophulariaceae Juss.)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

托葉無。花合弁両性左右相称。180属3000種。種子小肉質胚乳
Subfam. Rhinanthoideae シオガマギク亜科
花冠後側裂片(上唇epichile)は蕾時1-2の側裂片で包まれる
Pedicularis L. (シオガマ)
花冠上唇裂片は外側に反り返らない。茎腺毛なし

P. yezoensis Maxim.エゾシオガマ
P. resupinata L. var. oppsitifolia Miq. シオガマギク (var. resupinata シベリアシオガマ 基準種)

花冠上唇裂片は外側に反り返る。茎腺毛密生し粘る

P. chamissonis Stev. var. japonica (Miq.) Maxim. ヨツバシオガマ
P. verticillata L. タカネシオガマ
P. spicata Pall. ホザキシオガマ
P. oederi var. heteroglossa キバナシオガマ
P. schistostegia Vved. (syn. venusta (Bunge) Schangin ex Bunge var. schmidtii T. Ito) ネムロシオガマ
P. koidzumiana Tatewaki et Ohwi ベニシオガマ
P. apodochila Maxim. ミヤマシオガマ

[ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 ]

Phutheirosperumum Bunge

P. japonicum (Thunb.) Kanitz コシオガマ

Subfam. Antirrhinoideae ゴマノハグサ亜科
花冠後側2裂片(上唇)は蕾時側裂片包む
Mazus Lour. サギゴケ

[APG: オオバコ科]

クワガタソウ (Veronica L.)


1. 茎先端に花序できるか、上部の葉腋毎に1花ずつ付き先端は花で終わる

2. 茎先に花序作る。時に上部の葉腋毎に1花をつける。種子は板状楕円形で小さい ___ Sect. Veronicastrum (ヒメクワガタ)
2. 越年草。茎上部の葉腋に1花を付ける。茎は下部で分枝し、枝は地に伏すか斜上。種子は舟形か中空半球形で大きい

3. 葉は洋紙質で艶なく2-5対の粗い鋸歯がある。蒴果はやや扁平の球形で先には顕著な凹みがあり、8-15個の舟形の種子がある ___ Sect. Omphalospora (イヌノフグリ)
3. 葉はやや肉質で艶があり1-2対の大きな鋸歯がある。蒴果はほぼ球形で浅く凹み1-3個の中空な半球形の種子をもつ ___ Sect. Cochilidiospermum (フラバサソウ)

1. 葉先は花で終わらず常に葉を付け、そのやや下の葉腋に花序を付ける

2. 茎・葉に毛。葉は紙質。花冠上側1裂片に2本の太い脈がある。蒴果は扁平で先は明らかに凹む ___ Sect. Chamaedrys (ヒヨクソウ)
2. 茎・葉殆ど無毛で柔らかい。葉はやや肉質。花冠上側1裂片には1本の太い脈がある。蒴果は球形に近く先の括れは著しくない ___ Sect. Beccabunga (カワジシャ)

Veronica      イヌノフグリ          フラサバソウ       タチイヌノフグリ       オオイヌノフグリ

ムラサキサギゴケ (Mazus Lour.)


☛ APG: establishing Mazaceae Reveal (サギゴケ) or placed into Phrymaceae Schauer (ハエドクソウ)

Taxonomical key
1. 茎基部で短く分枝するが匍匐茎出ない。1-越年生。花小、花冠 ≈ 1 cm l

2. 路傍1年草。葉に鈍く浅い鋸歯、根際に集まる葉の間から直立する茎を伸ばし、それに葉がつく。花淡紅紫色 ___ M. pumilus (Burm. f.) Steenis (トキワハゼ)
2. 山地渓側のコケ中等に生える越年草。葉に大きく切れ込んだ鋸歯がある。葉は根際に密集し、その間から無葉の花茎伸ばす。花白色でやや紅紫色帯びる ___ M. goodenifolius (Hornem.) Pennell (ヒメサギゴケ), 南九州以南

1. 根際の葉間から細長い匍匐茎伸ばす。多年草。花大、花冠 = 1.5-2.5 cm l

2. 花冠の筒部から下唇弁にかけて平衡に2本の隆起 ___ M. miquelii Makino (ムラサキサギゴケ)
2. 花冠の筒部から下唇弁にかけて平衡に4本の隆起 ___ M. quadriprotuberans N. Yonez. (カワセミソウ)

カワセミソウ: 1998年発見、2000年報告。京都御所でのみ確認
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