(2024年10月18日更新) [ 日本語 | English ]
ミズゴケ湿原生態系の復元・再生を介したSDGsに貢献する科学と実践1) 研究の背景と目的・目標:目的: 気候安定化には2050年までに二酸化炭素(CO2)排出を±0にせねばならず、実現には類を見ない「野心的」取組が必要である。土地利用管理によりCO2排出を抑制させる「Carbon Farming」では、「泥炭湿地保護・再生」が最優先課題である(EEB 2021)。一方、湿原の生物多様性危機の進行も留まらない。IPBES (2019)は、政策決定者向メッセージとして「自然劣化の最大要因は土地利用変化(主に農地開発)」と指摘している。CO2と水を貯留する湿原は、様々な生態系サービスを提供し、その保全再生は、地域的にも世界的にも有益である。本研究では、科学的・社会的実践を通じ、大規模人為撹乱後の湿原再生の有効なあり方を研究する。この過程を通じ、SDGs 4, 13, 15, 17に貢献する。 露崎史朗 町村 尚 Hotes Stefan
調査地サロベツ湿原 |
歌才湿原☛ 湿原記録 協力活動記録 (activity log)
Memo2024.10.16昨年のササ枯れは部分枯死であって一斉枯死ではない。特に、道路近くは殆ど枯れていない。 |