Top
ヘッダー

(2024年10月18日更新) [ 日本語 | English ]

湿原復元を介したSDGs (SDGs via wetland restoration)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

ミズゴケ湿原生態系の復元・再生を介したSDGsに貢献する科学と実践

SDGs 15 1) 研究の背景と目的・目標:
目的: 気候安定化には2050年までに二酸化炭素(CO2)排出を±0にせねばならず、実現には類を見ない「野心的」取組が必要である。土地利用管理によりCO2排出を抑制させる「Carbon Farming」では、「泥炭湿地保護・再生」が最優先課題である(EEB 2021)。一方、湿原の生物多様性危機の進行も留まらない。IPBES (2019)は、政策決定者向メッセージとして「自然劣化の最大要因は土地利用変化(主に農地開発)」と指摘している。CO2と水を貯留する湿原は、様々な生態系サービスを提供し、その保全再生は、地域的にも世界的にも有益である。本研究では、科学的・社会的実践を通じ、大規模人為撹乱後の湿原再生の有効なあり方を研究する。この過程を通じ、SDGs 4, 13, 15, 17に貢献する。
SDGs 17 SDGs 13 SDGs 04
hu 露崎史朗
ou 町村 尚
cu Hotes Stefan

SDGs 04
旭硝子財団
ブループラネット
地球環境
特別研究助成

調査地

サロベツ湿原

研究
☛ 湿原の保全と復元 -サロベツ湿原を事例として-

歌才湿原

湿原記録

Poster

P キックオフミーティング ポスター


協力
Saroeco Kuromatsunai

活動記録 (activity log)

  • ホーテス・シュテファン. 2023.9.3. 脱炭素と湿地のリンケージに関する科学-政策のインターフェイスの動き. 日本湿地学会(東京,口頭)
  • 熊倉彩花・露崎史朗. 2023.12.19. 歌才湿原におけるハイイヌツゲの分布. 北海道植物学会大会(札幌, ポスター: 学生発表賞)
  • 熊倉彩花. 2024.3.4. 歌才湿原におけるハイイヌツゲ除去後の生物多様性. 地方学の実践支援プログラム2023成果報告会 (札幌, 口頭)
  • 町村 尚・杉田 暁・露崎史朗・熊倉彩花・ホーテス・シュテファン. 2024.3.14. 高層湿原モニタリングのためのUAVマルチスペクトル/LiDARデータの探索的分析. 日本農業気象学会2024年大会(仙台, 口頭)
  • 露崎史朗. 2021. ミズゴケ湿原の回復機構の解明と復元手法の開発 -地球環境保全を目指して. 旭硝子財団助成研究成果報告 90: P環境フィールド研究 No. 73
  • 舗装道路沿植物リスト (flora list along the paved road besides Utasai wetland)
Memo
2024.10.16
昨年のササ枯れは部分枯死であって一斉枯死ではない。特に、道路近くは殆ど枯れていない。
フッター