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(2015年7月18日更新) [ 日本語 | English ]

樹皮 (bark)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

エングラー体系, 植物分類学, 植物形態学, 植物解剖学

幹: [外] 表皮 ← 皮層 ← 師部 ← 形成層 ← 木部 [内]

寒冷地では樹皮構造が凍害防御に関与

樹皮 (bark)


= 栓皮 periderm
二次的に肥厚した茎や根において形成層外側にある組織

二次的に肥厚 ← 木本植物 (tree)に限る

コルク形成層から形成された死細胞の集まり

木部: 細胞壁が発達した後に死亡した細胞の集まり ← 樹皮の外側も同様
樹皮下層のコルク形成層から木部表面の形成層までの部分が生きた細胞。木が枯れるとこの部分が早くに崩壊し、樹皮と材とが離れやすくなる。
皮目 (lenticel): 樹皮にできる呼吸のための穴

← 樹木の小枝表面に表れる隆起した小点 = 樹皮模様
← 肥大成長に伴い縦横に広がる
樹皮の色や剥がれ方等を含めた形態は、種により特徴があり、野外調査において同定の助けとなる

← 各種の樹皮 (bark on each tree species)
Fagus
索引

樹形 (tree form)


(溝口 2001)

樹形をよむ
個々の種独特の樹形

大枝 vs 小枝
枝伸長
風・雪・食害・病気等の影響

積雪が作る樹形
= 積雪に対する適応

垂下枝: 雪圧等により下向きに変形した枝
枝折: 雪圧により折れたり引き裂かれた枝 ← 伏条更新 Ex. スギ、アスナロ、ハイマツ
樹幹屈曲: 針葉樹で梢部分が折れると、直下の枝が幹の代役を果たし上に伸び出す ← 幹が屈曲
匍匐型: 積雪で地面を這う樹形となったもの ← 根曲: 匍匐型樹形のものが成木となり根際の湾曲が残る
草巻石(草棒): 積雪が草付き斜面を滑動する時、地表面の木切れや小石等が積雪底面の下で回転し、それを核にして草が固く巻きつきできる

tree form

図. 根曲がり度の簡易測定: 積雪の深さや傾斜が異なる斜面で根曲りの程度を測る ← 積雪深や斜面傾斜だけでなく、斜面方位、樹種、樹齢等により、根曲り度に差がある。どの要因が最も根曲りに影響を与えるか ← 野外実習 (field trip)

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