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[ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 ]
= Spathiflorae Two families |
Araceae サトイモLemnaceae ウキクサ |
肉穂花序 + 仏炎苞Key1. 花被あり。花両性
2. 葉線形。仏炎苞葉状で目立たず花序包まない ___ Acorus L. (ショウブ)
3. 胚珠直立。子房2室 ___ Lysichiton Schott (ミズバショウ) 2. 花序上部に附属体なし 3. 雄蕊合生
4. 胚珠多数、側膜から出る ___ Colocasia Schott (サトイモ) 3. 雄蕊離生 ___ Calla L. (ヒメカイウ) (C. palustris) |
2. 花序上部に附属体あり
3. 雌花群-雄花群間に中性の器官なく直接する。胚珠は倒生か半倒生 ___ Amorphophalus Blume (コンニャク)
4. 雌花群-雄花群間に中性花ある ___ Typhonium Schott (リュウキュウハンゲ)
5. 子房に1胚珠ある。雌花序背面は苞に合生する ___ Pinellia Tenore (ハンゲ)
5. 子房に2個以上の胚珠ある。花序は苞と合生しない ___ Arisaema Mart. (テンナンショウ) 園芸Epipremnum Schott (ハブカズラ)E. aureum (Linden ex André) Bunting (オウゴンカズラ) E. pinnatum (L.) Engl. (ハブカズラ) Philodendron Schott (ビロードカズラ) |
☛ 作物
タロイモ taro総称(下記以外にもある)C. esculenta (L.) Schott (サトイモ)
熱帯モンスーン林(インドネシア-インド東部)に大イモつける野生種多 |
染色体解析: 基本数 x = 14
2n = 28: 成育期間長く低温耐性低い - 親イモ食用 Alocasia indica (Lour.) Spach (インドクワズイモ) |
※ 保育社の検索表は自分には無理 ※ 平凡社では「分類形質を再検討し、再分類することが必要」とのこと ムサシアブミ A. ringens (Thunb.) Schott マムシグサ/コウライテンナンショウ A. serratum (Thunb.) Schott 形態 (morphology)![]() テンナンショウ属の用語 (佐竹ら 1982) |
肉穂花序 spadix仏炎苞(仏焔包, 総苞) spathe: 花序取り巻くラッパ状の総苞 = 舷部 + 口辺部 + 筒部附属体(花序付属物) = 有柄 偽茎 pseudostem or false stem: 葉鞘が変形し茎のように見える部分(邑田 2011) 北海道に分布するArisaema学名等は表とは全く一致しない
受粉機構共進化: 昆虫 = 花蜜採取 ⇔ 植物 = 花粉散布マムシグサ: 雌雄異株 = 仏炎苞内に雄花・雌花形成
仏炎苞; 内部平滑 + 先端に返し → 入った昆虫は上部から脱出困難 雄花仏炎苞下部に穴(脱出口) → 外に出る ⇒ 昆虫が雌花に侵入 - 脱出口がなく受粉はするが昆虫は死亡 [ 有性生殖 ] 性転換地下茎: 小 = 無性 ↔ 中 = 雄性 ↔ 大 = 雌性 |