(2023年11月22日更新) [ 日本語 | English ]
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Miscanthus Andersson (ススキ)Miscanthus sinensis Anderssonススキ (薄, 芒), maiden grass / Chinese silvergrassオバナ (尾花) 生活型: 多年生草本(高さ1-2 m) → 地上部夏緑性だが沖縄等では常緑で高さ5 mとなる 分布: 日本全国 生息地: 日当たりの良い山野 種子散布: 風 形態花: 夏-秋に茎先端に長さ20-30cmになる淡赤色の花穂形成(尾花)種子: 穎果は白毛生え穂全体白っぽい 葉: 細長く、堅く、縁は鋭鉤状 地下部: 短い地下茎発達 |
利用かつては茅葺き、家畜餌として利用 → 茅場: 集落近くに定期的刈り入れをするススキ草原
茅場 = 草刈りや火入れを定期的に行うことで維持 → 現在、過去のススキ草地の多くは雑木林 変種f. gracillimus (Hitchc.) Ohwi (イトススキ, 糸薄)f. purpurascens (Andersson) Nakai (ムラサキススキ, 紫薄) f. variegatus (Beal) Nakai (シマススキ, 縞薄) f. zebrinus (Nichols.) Nakai (タカノハススキ, 鷹羽薄): cultivar |
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[1] ススキが超優占している霧島えびの高原(九州南部) (2003年3月28日)。地名の由来は、ススキで一面が蝦色に見えるから。恐らく、人為撹乱により草原は維持されている。[2] 札幌光風園入口(2009年7月31日)。[3] 東京大井埠頭中央海浜公園なぎさの森にて(2015年12月26日)。
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[1] パッチ。[2] 拡大。西山火口群(2009年9月9日)。
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[1/2] 1983年10月16日に賽の河原近くにて。日本における遷移では、一般に、ススキ草原は、草本段階の最終相と考えられている(はたして、そうであろうか)。北海道と新潟県のスキー場を調べた限りでは、ススキが定着するところは木本植物の定着も良く、ススキは、もしかするとスキー場植生のキーストーン種のような機能を持っているのかもしれない(Tsuyuzaki 2005)。ススキは、また、日本では、月見のときに重要な植物である。 → スキー場景観 (Landscape on skislopes) → スキー場植生 (skislope vegetation) |
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[1-3] 2023年6月7日、伊豆大島三原山中腹から山頂にかけて。
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[1-3] 2013年11月11日、立川昭和記念公園内草地。ナンバンギセル(Aeginetia indica)が草地内に見られた。
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[1] 2013年11月11日、立川昭和記念公園内草地。[2/3] 札幌市東区の家庭庭園(2012年10月30日)。
貝原益軒「大和本草」(1709) 葉斑ニシテ虎皮ノ文ノゴトシ
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[1] 2013年11月11日、立川昭和記念公園内草地。ここでは、少なくともススキとその3品種が見られる。[2/3] 2012年10月30日、シマススキと同じく札幌市東区の家庭庭園