(2024年7月14日更新) [ 日本語 | English ]
日本の活火山 active volcanoes in Japan常時観測対象火山(現在カテゴリー変更 ↔ 要修正): 24時間監視態勢を取るべき火山 → 日本20北海道(5): 雌阿寒岳・十勝岳・樽前山・有珠山・渡島駒ヶ岳 本州(8): 吾妻山・安達太良山・磐梯山・那須岳・草津白根山・浅間山・御嶽山・伊豆東部火山群 伊豆諸島(2): 伊豆大島・三宅島 九州(5): 九重山・阿蘇山・雲仙岳・霧島山・桜島 図. 気象庁が常時観測する50火山 活火山・休火山・死火山 → 旧気象庁用語(休・死火山分類困難、意味もない → 使用しない) 旧分類 活火山: 現在活動中 = 過去2000年(海外過去1万年が多)以内の噴火明らかか現在噴気活動活発 休火山: 歴史(2000年前から)に噴火記録残る 死火山: 歴史に噴火記録残っていない |
→ 1868年以降に発生した主要火山噴火
[気象庁北海道の活火山] 北海道A級は5(4)火山
東北
関東
九州 (中国・四国) |
見学: 2003.3.27 桜島, 2003.3.28 霧島 世界の活火山 active volcanoes in the world
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成層火山 (45°10'43"N, 141°14'31"E, 標高1721 m)
→ 利尻岳、利尻富士とも呼ばれる 20万年前: 活動開始4万年前頃: おおむね現在の地形 8-2千年前: 南山麓で噴火 → マールやスコリア丘を形成 活動休止 (有史以降活動記録なし) テフラ利尻-豊富(Rs-Ho): サロベツ湿原-頓別平野利尻ワンコの沢テフラ (Rs-Wn) 利尻-兜沼軽石・スコリア層(Rs-Kb): サロベツ湿原-頓別平野 利尻-アチャル軽石(Rs-Ac): サロベツ湿原及び周辺 洞爺 (Toya) クッチャロ-羽幌 (Kc-Hb) |
2015年月25日。稚咲内の海岸から。 |
Mount Koma, or Oshima-Koma (駒ヶ岳、渡島駒ヶ岳, 渡島駒) 渡島半島の噴火湾に面するコニーデ型活火山 - 安山岩質成層火山 山麓広く裾野を引き基底直径17 km 山頂部は砂原岳・剣ヶ峰・隅田盛に囲まれ直径2 kmの馬蹄形火口が東に開き北西に押出沢爆裂火口開く 数万年前に成層火山体形成後、2回の山体崩壊と多数回の軽石噴火
昭和の大亀裂[1] 1942年噴火時に形成された昭和の大亀裂(2005年11月21日撮影)流山 (ながれやま)[2] 平地部に点在する小高い樹木の丘は、1640年噴出物が作った世界的にも例がない珍しい流山で、貴重な火山地形 |
登山道自分の目利きではないが2018 ガリー侵食顕著 - 縦横両方向への侵食進行の可能性
ルーズな堆積物が厚く溜り登山道維持するには上流側で対策必要 [噴火史は Mount Koma, 植生回復, フローラ]
駒ヶ岳という名の山々駒ヶ岳と名のつく山は、日本では20程度ある。駒形山や栗駒山など、「駒」を起源とする山名も多い。山形が馬のどこかに似てることから付けられた所が多い(そうでない場合もある)。渡島駒ヶ岳は、「馬の背」という地名があることから明らかなように、馬の形に由来する命名である。駒ヶ岳一覧。Google Earthによる)
気象庁火山活動観測施設 GPS観測装置国有林野借受地 (気象防災部自身火山課) 北海道渡島駒ヶ岳火山観測等施設敷 渡島森林管理署1199ロ林小班 ~ 注意 北海道駒ヶ岳は活火山です!! ~現在、北海道駒ヶ岳は、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)であり、2023年12月以降山頂火口原浅部(主に深さ1 km付近)を震源とする振幅の小さな火山性地震が継続的に発生し、2024年3月には火山性微動も発生する等、火山活動がやや活発化している。また、2021年頃から昭和4年火口の極弱い噴気の観測日数も増加傾向にある。小噴火等が発生した場合には、火口から4 km以内に大きな噴石(20 cm以上)が飛散する恐れがある。(現在地(駐車場)は、火口から約2.5 km) 登山にあたっては、火口周辺からすぐに退避できるように、馬ノ背(火口から約900 m)までとし、設置している規制ロープを越えて火口周辺や剣ヶ峯・砂原岳等まで立ち入らないよう協力をお願いする。 〇 登山中に大量の噴気上昇や地響、硫黄臭等の異常を感じたら直ちに下山する。 〇 緊急連絡や情報収集のため、携帯電話は必ず携行し、受信可にする。 〇 登山の際は安全確保のためにヘルメット携行し、体調に不安があれば、登山を中止する。
緊急時に噴火情報や噴火速報等の通知を受けられる様、防災アプリ登録をお願いする。 |
[ 四十三山 | 火山 | 火山学 | テフラ | 防災 ]
1663.7.14-7末 (= 寛文年間噴火): 3日間大地震後大噴火 →
降灰で家屋焼け5名死亡 + 西南海上は岸より5 km沖合までsegmentsのため陸の様に見えた 1765.12.16: 噴火前地震 + 洞爺湖水面降下 →現在の有珠山南東にあたる長猿川方面に若干被害 1822.1.19 (1663年につぐ噴火): 3日前から地震 → 熱雲 →死者50名・負傷者53名・死馬1437頭 → 虻田神社移転 1853.4.22: 有珠元山北部爆発 - 大有珠から立岩分離東方に熱雲(立石泥流)噴出。大有珠円頂丘形成 1910.7.12: 6日間地震続き、金毘羅山に45個爆裂火口発生 →西円山東南部170 m隆起 - 全て水蒸気爆発 (洞爺湖温泉発見) 1943-19451943.12.28-1944.6.22 地震開始より爆発まで) |
1944.6.23-1944.10.31 最初の爆発から最後の爆発まで 1944.11-1944.9 (溶岩円頂丘出現より完成まで) 海抜130-160 mの畑地が300 mの饅頭型の屋根山に変化。フカバの家や道路は破壊され、壮瞥川は塞き止められ湖と化した 1977-1978生態系に影響する噴火勝島は78年まで (前後は余震、地表隆起活動主体)= 地球物理的噴火活動は1977-82/03 77-: 地殻変動 77/08/06 噴火 → 7-14, 78/10/16, 78/10/27: 軽石・火山灰
土石流・泥流: 連続降雨量20 mmを超えると多発 |
2000年火口群大きく、金比羅火口群、西山火口群の2火口群2011/10/01. 幼稚園跡登り口 洞爺湖町 (改) 西山火口散策路利用の注意
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昭和新山 (Showa-shinzan)支笏洞爺国立公園 + 国指定特別天然記念物1943.12.18 最初の有感地震 - 以降頻発 1944._1._4 フカバ湧水温度上昇 (20°C → 43°C) _____ 1._5 洞爺湖に巨大渦、胆振線レール隆起により普通 - 隆起継続 _____ 2.21 壮瞥川川底隆起により氾濫 _____ 6.23 第1次噴火(第一火口) - 東九万台地 _____ 7._2 第3次噴火(第三火口尾) - 苫小牧・千歳方面降灰 _____ 7._3 第4次噴火 - 室蘭・登別方面降灰 _____ 7.29 亜硫酸ガス噴出 _____ 8._1 第11次噴火 - 室蘭方面降灰 _____ 8.26 滝之上地区で幼児1名が窒息死 _____ 9._8 火山弾による火災 ____ 12:__ 溶岩ドーム形成始まる 1945._2._11 溶岩ドーム高40-50 m _____ 2._26 副塔確認 _____ 9._20 主塔高175 m - 全活動停止 図87. 昭和新山成長過程を示すダイヤグラム(上)と推定断面図(下) (勝井 1979, ミマツダイアグラムは三松 1970) |
昭和新山野外博物館- 自然ふれあいの道 -木もれ日の林の中を、柔らかい芝草の上を歩いてみませんか。梢から小鳥の歌が聞こえてきませんか。 林縁に可愛らしい花が咲いていませんか。 シラカバの木肌にそっと触れてみませんか。 大きく息を吸うと、木の葉の香りと、 火の山が発する地球の息吹がにおってきませんか。 静かに目を閉じてたたずんでみてください。小さな生き物たちのメッセージが聞こえてくるでしょう。 環境省・自然公園財団
昭和新山野外博物館 |
洞爺湖有珠山ジオパーク新山沼1943年12月末から激しい地震と地盤隆起が続き、半年後に噴火が開始した。初期水蒸気爆発に続き、火砕サージを伴う噴火も一時発生した。溶岩上昇に伴う隆起活動は約2年間続き、溶岩塔や屋根山を押上げ、溶岩ドームである昭和新山が誕生した。噴火と隆起でふかば集落は破壊され、東に張り出す屋根山や「しわ山」のため、鉄道線路や道路は迂回を強いられ、壮瞥川も一時堰止められ氾濫した。戦争末期であり、住民たちは苦労の連続であった。この時の堰止湖が新山沼である。世界各地の堰止湖は、溶岩流や崩壊物が川を堰き止めたものである。しかし、新山沼は、溶岩上昇による昭和新山の隆起が原因となる。2000年有珠山噴火でも、新山隆起で「西新山沼」が生まれた。これらの新山沼は、有珠山特有な、稀で貴重な活動記録となる。 |
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四十三山明治43年に噴火したのが名前の由来(見出しにルビがふってあるが省略) ______________________________ ■ 支笏洞爺国立公園
火山街道 Kazan Kaido |
■ コース案内図 四十三山コース 洞爺湖温泉側入口~旧北海道大学有珠火山観測所 2.45 km (約1時間) 有珠山は20世紀、4回噴火し、最近では、2000(平成12)年に西山西麓、金比羅山で噴火した。1910(明治43)年の活動では、この自然歩道の周辺に45の火口が生じ、溶岩上昇により四十三山(明治新山)を形成した。この活動により破壊された火口周辺の森林、植物は、約100年という長い年月を経て再生している。2000年火口周辺と対比すると自然の「破壊と再生」を体感できる。 |
有珠善光寺周辺を含め有珠善光寺自然公園不規則な起伏 - 、直径2 mを越える巨岩が点在 約1万年前の有珠山巨大地滑りで、善光寺まで運ばれてきた |
十勝岳: 50万前からの火山活動に伴う火山群(富良野・十勝・美瑛・オプタテシケ等)が北東-南西に火山列形成 3000年前以降からの活動: 北西斜面に集中し多数火口発生 歴史時代噴火: 玄武岩質安山岩マグマが活動し30年周期 1857 1887 1926(T15)-1928(S3): 小規模爆発的噴火を繰り返した後、活動徐々に衰え1928.12終息
総噴出量2万tだが1926.5.24爆発で中央火口丘の北西半が破壊され岩雪崩となり崩落 爆発音・空振は別海町-虻田町まで届く。火山灰は東風に運ばれ道東一帯に降灰し中部千島列島に達した。噴出量1億tと見積もられ有珠山2000.3.31噴火の100倍以上 1988-1989
1988.12.16 1962年噴火形成火口から噴火開始。水蒸気爆発・マグマ水蒸気爆発を間欠的に23回繰り返す
流走距離1 km余りと小規模だが2次泥流は望岳台近くまで流れた
2.25-26 小規模噴火 |
調査許可申請上富良野町総務課基地調整・危機管理室 (ガスマスク携行推奨)登山道以外の地域の立入 入林申請書提出: 北海道森林管理局 中部森林管理署/南部森林管理署
環境省東川自然保護官事務所 三段山コース (4 hr): 8 → 7 富良野岳コース (6 hr): A → 1 → 2 → 3 → 4 上富良野岳コース (5 hr): A → 1 → 2 → 頂上 安政火口コース (2 hr): A → 1 → 火口 (2017.6.25 上富良野Navi) |
約4万年前: 巨大噴火 → 支笏カルデラ形成
カルデラ火山群 = 風不死岳 + 恵庭岳 + 樽前山 (噴火活動順) 山体 = 溶岩ドーム + 溶岩流17-18世紀: 水蒸気爆発 |
標高1041 m, 支笏湖南側 4万年前: 破局的噴火 → 支笏火砕流噴出し、現支笏カルデラ形成
支笏火砕流は札幌市付近まで到達 → 石材(札幌軟石)利用 最初の噴火は大規模軽石噴火(Ta-d)で多量の火山灰が東方降下 3000年前: 2回の爆発的軽石噴火(Ta-c1, Ta-c2)→ 降下火砕 + 火砕流 + 火砕サージ 1667: 樽前最大級噴火(Ta-b) → 多量の軽石・火山灰が東方に降下火砕流・火砕サージ発生 1739: 多量の降下軽石と火山灰噴出(Ta-a) → 火砕流・火砕サージ流下+ 現直径1 kmの山頂火口形成 1804-1817: 小規模軽石噴火繰り返され、火口内に火砕丘形成1867: 1804-1817形成火砕丘上に溶岩ドーム形成 1874: 軽石噴火で1967溶岩ドーム破壊された 1909: 4.17-19 (48時間): 現溶岩ドーム形成 1981: 小規模噴火 |
樽前山標高1041 mで頂上に溶岩円頂丘(ドーム)のある三重式火山。ドームは明治42年大噴火で生成され、世界的にも珍しい ☛ 展望台 (2014-9-10)
風不死岳 Mount Fuppushi標高1,102.5 m樽前山・恵庭岳より古い - 侵食進む Ex. 苔の洞門 火山活動: 4万年前から火山活動
8500年前: マグマ水蒸気爆発 |
標高1898 m (後方羊蹄山 しりべしやま, 蝦夷富士 えぞふじ) → 日本百名山 後志地方南部(胆振国北西部) 円錐形成層火山: 山頂に直径700 mの火口
活動期: 後期更新世-完新世 4万年 < 古羊蹄山形成 - 山体崩壊 → 新羊蹄山 4000年: 溶岩流 2500年: 山頂噴火(最後) - 有史火山活動記録なし |
⇒ 植生垂直分布 |
過去12000年間に4回活動期 = 大規模な火砕流や溶岩流 長径(北東-南西)24 km、短径13kmの阿寒カルデラ南西壁上に生じた安山岩(SiO2 = 52-63%)成層火山群 中央部ナカマチネシリ火口と山頂ポンマチネシリ火口は硫気活動盛ん。山腹・山麓も硫気孔 solfatara・温泉多 1996.11.21: 水蒸気爆発 → 降灰
1997年前半: 96-1火口> 500°C噴煙。96-2火口や96-3火口壁 = 95°C変色域形成 2006.3.21: 小噴火 → 火口西側に極小規模泥流 → 融雪 |
注意 (CAUTION)雌阿寒岳は活火山です。落石・噴煙・有毒ガスに十分注意して下さい。 登山者名簿に必ず記入して下さい。 防災無線のサイレンが聞こえたらすぐ下山してください。 異常を感じたらすぐ下山してください。 (足寄町長・本別警察署長・十勝東部森林管理署長・足寄観光協会会長) 掲示
足寄営林署 オンネトー 摩周岳火山(爆裂火口現存), 摩周湖外輪山最高峰 (857 m)絶滅危惧植物: EN = エゾヒョウタンボク, カモメラン VU = ベニバナヒョウタンボク, ネムロブシダマ, カワユエンレイソウ, クロバナハンショウヅル, フクジュソウ, マシュウヨモギ, タライカヤナギ, エゾムラサキツツジ |
関東ローム層: 北部 = 浅間・榛名・赤木山噴火降灰物 + 南部 = 富士・箱根 → 厚さ5-15 mの火山性土壌
那須岳 (茶臼岳)37°07'29'', 139°57'46'' 標高 1915 m関東平野北端関谷断層沿い南北に配列する主に安山岩からなる成層火山群 1408.2.24-1410.3.5 (応永15-17): 噴火場所 = 茶臼岳 → 溶岩ドーム形成
火砕物降下, 泥流 → 火砕物降下・火砕流, 泥流 → 溶岩流 + 那珂川黄変 1881 小規模水蒸気噴火 → 火砕物降下 (VEI1) 1953 水蒸気噴火 → 降灰南6 km 1960 水蒸気噴火 → 火砕物降下, 降灰北0.8km 1963 水蒸気噴火 → 火砕物降下, 付近に降灰 遷移研究は実質1408-1410年噴火を見ている 西之島新島 (☛ 遷移)1973. 4: 誕生1974. 6: 24 haの新島部形成され南端部が旧島(西之島)とつながる 1982. 2: 北方もつながり中央部に池を形成 (小坂 1974) |
西之島 (最初は西之島沖新島) (2013)島名未定のまま西之島(旧島)とつながる → 西之島(Nishinoshima Island)の一部とみなし島命名なしとなる2013.11.20: 西之島付近海底火山噴火 → 溶岩流出 → 新島 2013.11.26: 長さ200 m、幅 170-180 m 2013.12.24-25: 15 haまで拡大 → 西之島とつながる 2015.09.16: 縮小(0.04 km²) 2015.11.17: 噴火確認 (以降の観測で確認されず) / 顕著な地形変化なし 2001. 8.14: 噴火
第七火口 (桃色部): 27°14.6'N, 140°52.7'E
噴火前29 ha - 0.6 ha溶岩に覆われず残る 島成長中 (06.29) 別件: 南鳥島沖に高濃度レアアース > 中国鉱山 × 30 (JAMSTEC・東大)福徳岡ノ場2021. 8.13: 噴火 - 新島誕生 - 多分消える |
→ 垂直分布
噴火史数百万年前-: 火山活動活発70万年-20万年前: 小御岳火山 70万年前: 小御岳 + 愛鷹山 = 活動活発 → 2つの活火山並ぶ 10万年前-: 古富士火山 小御岳火山活動休止 → 古富士火山: 10万年前から新たな活動期 爆発的噴火 → 大量のスコリア・火山灰・溶岩噴出 → 標高3000 mに達する山体形成 + 氷河期: 寒冷期に雪線は2500 m (より高所は万年雪か氷河)→ 火山泥流頻発: 山頂周辺噴火火山噴出物 → 雪氷溶かし大規模泥流 11000年前-: 溶岩主体の噴火2000年間: 断続的に大量の溶岩流出 玄武岩質溶岩 = 流動性高い → 遠くまで流れる 溶岩: 最大40 km流れる → 南側に流下した溶岩は駿河湾に達した |
5千年前-: 新富士火山 (噴火のデパート) 溶岩流、火砕流、スコリア、火山灰、山体崩壊、側火山噴火等の諸現象 火山灰黒色多 (8世紀以後の古文書: 富士山活動記載) 3000年前 (縄文時代後期): 4回の爆発的噴火= 仙石スコリア、大沢スコリア、大室スコリア、砂沢スコリア 富士山周辺: 通常西風 → 噴出物は主に東側に堆積 (大沢スコリアのみ東風に乗り浜松付近まで飛ぶ) 2300年前: 御殿場泥流= 東斜面で大規模山体崩壊 → 泥流が御殿場市から東は足柄平野へ、南は三島市を通り駿河湾へ流下 原因未詳: 崩壊時に顕著な噴火活動ない → 富士川河口断層帯ないし国府津松田断層帯を震源とする大規模地震(説) 800 (延暦19年): 延暦大噴火 (「日本紀略」: 延暦19.3.14-4.18 (旧暦))
相模国足柄路一次閉鎖 → 5.19から1年間は箱根路代用 864 (貞観6): 北西斜面(現, 長尾山)から大量の溶岩を流す噴火 青木が原溶岩(樹海で有名): 溶岩の一部は当時あった大きな湖(せの海)を埋め西湖と精進湖に分断し、大部分は斜面を幅広く流れた 1707 (宝永4年): 宝永大噴火 → 大量のスコリアと火山灰を噴出宝永地震(日本最大級)の49日後 → 江戸市中まで大量の火山灰降下
噴火1-2月前から山中で有感地震 → 十数日前から地震活動活発化 → 前日に山麓で有感地震増加(最大mg ≈ 5)
噴火は月末まで断続的に発生 → 次第に弱まる 荒巻(山頂火口南東縁)中心に噴気 → 1854年安政東海地震きっかけ? 明治中期-大正: 噴気活動は、荒巻を中心に場所を変えつつ活動 (測候所記録, 登山客証言) → 活動は昭和に入って低下 ↔ 1957年気象庁調査50°Cで記録
1960年代: 活動終息
一時的に火山性地震活発化: 山頂で有感地震4回記録(最大震度3) 新富士火山噴火は781年以後17回記録 噴火は平安時代に多く800-1083年に12回噴火記録 噴火の合間に平穏な期間が数百年続くこともあり1083-1511年まで400年以上噴火記録がない 1707年の宝永大噴火以後も約300年間噴火していない |
[ ジオパーク ]
三重式火山: 富士火山帯(焼山-伊豆七島) 第四紀火山 古期外輪山: 40万年前活動開始
25万年前: 古箱根火山(2700 m, 成層火山)形成 中央火口丘: 5万年前
カルデラ + 中央火口丘 + 二重外輪山 箱根駒ヶ岳ロープウェイ利用: 箱根駒ヶ岳山頂から往復3時間見込 3100年: 神山北西山腹で大型水蒸気爆発 - 山体北西部崩壊 蒸気爆 2015.6.30 警戒レベル32015.9.11 警戒レベル2 2015.11.20 警戒レベル1 高温食塩泉: 箱根・登別 1957 White DE: 塩分起源が火山性温泉成因の鍵 Ex. 放熱量の大きな地熱地帯では高温食塩泉が多い |
伊豆東部火山群153000年: 船原141500年: 遠笠山 131000年: 巣雲山, 高塚山 103000年: 丸野山 91000年: 高室山 37500年: 地久保 34000年: 鉢ノ山 32500年: 川奈南 19000年: 稲取 17000年: 鉢窪山, 丸山 16000年: 小室山 --- ↑ スコリア丘 --- 4400年: 台ノ山 (溶岩ドーム) 4000年: 大室山 (スコリア丘), 34°54'11"N, 139°05'41"E, 580 m (三角点) 2700年: 矢筈山, 孔ノ山, 岩ノ山 (全て溶岩ドーム) |
2568 m: 黒斑山・仏岩・前掛山 → 三重式火山 黒斑(くろふ)山: 安山岩成層火山 仏岩: デイサイト溶岩 = 小浅間溶岩円頂丘(2万年前) → 軽石流(デイサイト) (13000年と11000年前) 前掛山: 安山岩火山錐(数千年前-現在) 1783.8.15(10時頃) 噴火 = 鎌原熱泥流 → 約1400人犠牲 |
犠牲者: 六里ヶ原で岩雪崩(約900人)。鎌原村(477人)・小宿村(約140)・芦生田村(116)。約500人は吾妻川流入熱泥流。長野原村(152)と吾妻渓谷の村々で多 ↔ 中之条盆地で少。利根川合流直前の川島村(113)と北牧村(53)で再び多く、利根川合流後は半田村(3)や関根村(5)等で出るが合計20人余に留まる 2003.2.6 少量有色噴煙2009.2.1 小規模噴火 → 火山灰は東京でも観測 |
[遷移 (scussession)]
伊豆大島-孀婦岩: 100余りの島嶼
全て火山もしくはカルデラ式海底火山の外輪山が海面より高くなり島を形成 豆南諸島: 伊豆諸島最南部のベヨネース列岩、須美寿島、鳥島、孀婦岩三宅島 (Miyake Island)東京から南180 km (34°05'N, 139°31'E), 10 km × 8 kmの伊豆諸島の一島玄武岩質成層火山 最も高い山はほぼ中心にある雄山(814.5 m)。有史時代 > 15回噴火記録 1983 10/03 割目噴火 → 溶岩 (マグマ水蒸気爆発が主体) 2000 07/08 雄山水蒸気爆発, 翌日に山頂部陥没火口(カルデラ)確認 → 特徴: 火山ガス(SO2)大量放出 大路池: 約2000年前の噴火でできた爆裂火口(周囲2.1 km、深さ30 m)。池は村の簡易水道とし活用され、コイ・ワカサギ・スッポン等が生息する。タイロモと称する藻が生え、天然記念物指定される。あたり一面のシイ原生林は優れた景観を呈し、小鳥の楽園としても知られ、国立公園特別保護地区指定と共に、鳥獣保護にもなる。 東京都 (1988-11-17 写真・メモ)タイロモ (大路藻): 1937年に三宅島大路池でのみ生育確認されたPotamogeton変種。1983年噴火以降確認なし。 [🌋: 噴火] 伊豆大島 (三原山, Izu-oshima)植物 「東海の花彩島」(牧野): 維管束植物約700種 - 固有種・準固有種多スダジイ林 噴火史古火山(岡田 + 行者窟火山 + 筆島火山)覆い形成680 (天武8) 🌋? 684 (天武12) 🌋? 「日本書紀」京都で東から鳴響(大島?) 684 伊豆嶋(= 大島?)西北二面が自然増益 700? 中規模マグマ噴火: 山頂北側割目火口列N4.2 (火砕物降下)。0.008 DREkm3 (マグマ噴出量), VEI3 713? 山頂火口大規模マグマ🌋: N4.0 (火砕物降下). 0.08 DREkm3, VEI4)822? 中規模マグマ🌋: 山頂南側?カルデラ内割目火口列
N3.2, 0.006 DREkm3, VEI3 波浮港マール、スリバチ火口。N3.0, 0.02 DREkm3, VEI3 838/886 山頂火口大規模マグマ🌋、水蒸気🌋
N2.0, 0.06 DREkm3, VEI4
山頂火口・南南東山腹大規模マグマ🌋、水蒸気🌋 Y6.0 (火砕物降下), 0.04 DREkm3, VEI4 1245? 小規模マグマ🌋: Y5.6, 0.0003 DREkm3, VEI11307? 北西側割目火口列中規模マグマ🌋: Y5.2, 0.011 DREkm3, VEI3 1338.9-11? 山頂火口中規模マグマ🌋: (Y2), 0.03 DREkm3 (VEI3) 1417? 山頂火口中規模マグマ🌋: Y4.2, 0.0008 DREkm3, VEI2 1416 噴火? 1421 大規模マグマ噴火、マグマ水蒸気🌋: 山頂火口、南側割目火口列 5.5 火砕物降下、溶岩流 (Y4), 0.23 DREkm3, VEI4 1442-43 🌋1471? 山頂火口中規模マグマ🌋: Y3.8, 0.003 DREkm3, VEI2 1552.10.7-10.26? 天文🌋 = 山頂火口大規模マグマ🌋 (Y3) 火砕物降下、溶岩流, 0.16 DREkm3, VEI3 1600.4/1601. 1612/1613 🌋: 「伊豆七島明細記」大島で「山焼」1623.1634 🌋: 「熱海名代代々手控」 1636(37) 🌋 1637(38) 🌋: 「伊豆七島明細記 合津旧事雑考」 1637.8.26-38.4 山焼, 自焼 1684-90 貞享の大噴火 = 山頂火口大規模マグマ🌋、水蒸気🌋 (Y2)1684.2.14- 火砕物降下、溶岩流 - 火山活動7年続く
3末-約1月: 噴火激しく北東海岸まで溶岩流出 三原山山頂火口、山頂北側斜面、山頂南東側斜面 8.31 多量の溶岩流出 → 先端海中に達した 77.8.31: 山頂火口噴火 → 爆発音、地震伴いスコリアが全島降下 翌々月までしばしば爆発し少量溶岩流出 1778.4.27: 溶岩流出1778.11.6: 溶岩流出、南西方への流れは野増・差木地間の赤沢で止る 11.15: 北東方溶岩流出はカルデラ床埋め、外輪山から東に流下し海へ 12.21: 泉津で煙や火を上げた 1779: 活動次第に弱まる 6.5 × 108 t 1783 噴火降灰. 1784 🌋. 1786 🌋?. 1789頃 噴火降灰 1777に始まる安永の噴火は1792年頃終る 0.2 DREkm3, VEI4 海まで達した大噴火 Eruption so large that lava flows reached the sea 安永溶岩丘群と溶岩流 眼前の小高い丘の連なりは、安永大噴火で次々と流れたパホイホイ溶岩が盛上がり重なり合いできた地形である。縄状溶岩や、表面が冷えてから中身が流れ出て空洞となった筒状溶岩も見られる。滑らかに膨らんだ溶岩の座り心地を味わいながら、ゆっくり観察しよう! この辺りから出た溶岩は更にカルデラ内の低所を埋めて北東に流れ下り、現在の大島公園付近で海に達した。三原山南東部から流れ出た溶岩もカルデラを越え、現在の大島一周道路近くまで達した。1783年からは大島の火山灰を放出する活動が始まり、降灰は山麓でも厚さ1.2-1.5 mとなった。 (三原山中腹。2023年6月7日) 1986年溶岩流先端部 1986 lava flow tip 1986年11月19日、三原山山頂火口から溢れ出た溶岩は斜面を流れ下り、遊歩道の上を多いここで止まった。溶岩流最先端部の厚さは約5 m。表面はゴツゴツした多くの岩の塊に覆われている。このような溶岩を「アア溶岩」と呼ぶ。 アア溶岩 What's A'a lava? 溶岩が流れる時、外気に触れた表面は先に冷え固まり始める。しかし、溶岩内部は高温を保ち続け、冷え固まった表面が砕け、ゴツゴツとし岩塊を纏った状態とある。 1803 🌋?: 火砕物降下。降灰、江戸に降灰 1821 山頂火口中規模マグマ🌋: 火砕物降下。0.008 DREkm3, VEI3 1822-24 中規模🌋: 火砕物降下。降灰砂 天保年間(1830-1843)噴煙多量 農作物被害, 0.008 DREkm3, VEI3 1846. 1870 噴火: 火砕物降下。降灰1876.12- 77.2 山頂火口中規模マグマ🌋 → 火砕物降下
活動は火口内にとどまるが噴石丘(Naumann丘)生成
火口底: 1876-1877活動期にNaumann丘除けば平坦 → 1887 縦穴状火孔 → 1896 火口底に凹部生じ赤熱溶岩露出 |
1912-14 山頂火口中規模マグマ🌋: 火砕物降下, 溶岩流
1912.2.23 中央火口溶岩流出 → 3.21 中央火口は溶岩・噴石で埋まる 1919.18-12.23 山頂火口🌋: 火砕物降下。時々噴火。噴石丘崩壊 1922.12.8-1923.1.30 山頂火口中規模マグマ🌋: 火砕物降下、溶岩流 0.0062 DREkm3, VEI1 1933.10-11, 34.4.15-19 山頂火口マグマ🌋→ 火砕物降下。1933 小溶岩流出)。1934 黒煙、鳴動 1935.4.26 山頂火口マグマ🌋: 火砕物降下。溶岩噴出1938 小規模マグマ🌋 (8.11 山頂火口) 6 地震群発. 8 溶岩噴出 0.00004 DREkm3, VEI1 1939 山頂火口マグマ🌋
1, 2, 7, 9.2, 3, 16 火砕物降下
8.18, 19 火砕物降下 1950.7.16 旧火口(直径300 m、深さ150 m)南東側火口壁噴火 赤熱噴石が火口上200 m程に頻繁に上がる。火口底で溶岩噴出 ____.7.26 噴石丘形成 8.29 三原山最高峰(755m)の高さにせまる8月末 溶岩は火口底を埋める 9.13 火口縁北西部からカルデラ床に流出 9.23 噴石活動休止 + 9.28頃 溶岩流停止 ____. 7, 9 島内各地地磁気伏角測定 → カルデラ内で最大30'伏角減少
1950.8, 9 地震群発 火口底溶岩流出
2下旬 火口縁から溢出し数条の溶岩流 → 3月半 先端カルデラ壁に達した → 4 活動急速に衰退
噴火繰り返し、6.14頃は活発で爆発音海岸に達し、噴煙高さ5000 m。火口付近地形は一変し、火口底に直径300 m、深さ30 mの陥没口生成
53.10.5-12. 11.11, 12. 12.1-18. 12.29. 54.1.16, 27, 31-2.8 山頂火口から火砕物降下、溶岩流
12.3, 7, 18, 20, 27, 28, 31. 1.3-5, 17, 18, 23 火砕物降下 1957-58 山頂火口小規模マグマ🌋
1957.1, 6 地震群発 1959-60 噴火
1959.10, 12. 60.2-11 山頂火口🌋 → 火砕物降下
62.8-9, 63.1 火砕物降下
1963.7-9、12: 小噴火. 1964.1, 3-5, 7-9: 時々小噴火 1965.11-12. 1966.2, 4-6 時々小噴火. 1966.1 時々鳴動. 3 鳴動、降灰 1967-68 山頂火口マグマ🌋 67.7-8, 68.1.19 火砕物降下
1967.1-3 たまに鳴動。7-8 小噴火, 1968.1 小噴火
1.19-2末, 3.15-4.9, 5.7-15 断続的小噴火 1971 噴煙: 年間通し火映断続 1974 山頂火口極小規模マグマ🌋: 火砕物降下
2.28-3.1 小噴火、火口底約60 m上昇 1986: 三原山山頂火口ストロンボリ式🌋(中規模マグマ🌋) → スコリア
11.16, 18, 19. 1.25, 27: 火砕物降下 年間微動 1990 山頂火口水蒸気🌋(10.4, 9, 25) → 火砕物降下
1-4 微動 → 2.20: 島西方沖10 km M6.5地震 → 島内西部-北東部に弱い降灰、火口底に直径100 m陥没孔形成 11 島内東部(山頂東方3 km)で地震多発 1993 火山性微動 (3-7, 時々微動)。5.30-6月初 山頂地震、微動多発1994- 島内及び周辺で地震多発 → 地殻変動(島全体の膨張傾向)観測 2011.3 (東北地方太平洋沖地震以降) 島西方沖及び北部で地震活動活発化 3.12 23:37 M2.9 巨大バウムクーヘン! 地層大切断面 The Great Road Cut過去18000年間に≥100回の噴火による噴出物で巨大な縞模様が形成された。この地層は1953年に島一周道路建設のため山を削った時に偶然発見された。
(1) 噴出スコリア・火山灰が風により運搬堆積 スコリア層から下の地層は大きく湾曲している部分は、海底火山であった時代にマグマと海水が接触して起こった爆発的噴火による噴出物 島の履歴書: 1950-60年代の地層調査で火山灰層序学を火山体に適用し噴火現象を解読する、当時革新的な研究手法を用いた中村一明は、「地層の大きな切断面であるとともに、地層の大切な断面である」との言葉を残した 伊豆鳥島伊豆諸島南 (65年以降無人): 天然記念物アホウドリ生息地1939 硫黄山噴火 2002.8.12硫黄山(403 m)山頂火口南西側火口壁付近噴煙 - 数分おきに火口上空200-300 mまで上る 南-南東側側壁も白煙。山頂付近から北北西側3-4合目付近に新火山灰 |
シラス(白砂): 南部一帯の白色火山噴出物(細粒軽石・火山灰等)堆積地層 → シラス台地: 鹿児島県内厚さ数
10 m (> 150 m) Ex. 笠野原台地 |
3万年前: カルデラ形成 = 東西16 km、南北23 km (世界最大) 諏訪之瀬島鹿児島県十島村、トカラ列島2000.12 御岳の北側と東側に新噴出口形成 2002.8.19 御岳で火山性微動続き火山活動活発化。空振観測 |
二重式火山
火口原 = 耕地化、外輪山斜面 = 牧場 噴火記録の大部分 = 中岳火口 [🌋: 噴火]噴火史553 (欽明14) 🌋?864.11.9 (貞観6) 🌋, 867.6.21 (貞観9) 🌋 1239.2.8 (暦仁元) 🌋, 1240 (仁治元) 🌋 1265.12.1 (文永2) 🌋 1269 (文永6) 🌋 1271.1.5 (文永7) 🌋, 1272.4.16/11/29 (文永9) 🌋 1273 (文永10) 🌋 1274 (文永11) 🌋: 噴石、降灰(田畑荒廃) 1281 (弘安4) 🌋 1286.8.30 (弘安9) 🌋 1305.5.2 (嘉元3) 🌋 1324.9.7 (正中元) 🌋 1331-33(正中元-元弘3) 🌋 1335.2.7/3/26 (建武2) 🌋: 堂舎被害 1340.2.3, 10, 25 (延元4-興国元) 🌋 1343 (興国4) 🌋 1375.12.20 (天授元) 🌋 1376.1.31, 6.20(天授2) 🌋 1387.6.19 (元中4) 🌋 1434 (永享6) 🌋 1438.19, 2.18 (永享9-10) 🌋 1473-74(文明5-6) 🌋 1485.1.5 (文明16) 🌋: 噴石丘生成 1505.2 (永正2) 🌋, 1506.4.6 (永正3) 🌋 1522.2.15 (大永2) 🌋: 噴石丘生成 1533.7.17 (天文2) 🌋 1542.4.29 (天文11) 🌋 1558-59 (永禄元-2) 🌋: 新火口生成 1562.3 (永禄5) 🌋 1573(天正元) 🌋, 1574 (天正2) 🌋 1576.11.15 (天正4) 🌋 1582.2.17 (天正10) 🌋, 1583.12.24 (天正11) 🌋 1584.8 (天正12) 🌋: 田畑荒廃 1587 (天正15) 🌋: 噴石丘生成 1592 (文禄元) 🌋: 噴石丘生成 1598.12 (慶長3) 🌋 1611 (慶長16) 🌋 1612.8.12 (慶長17) 🌋 1613.8.8 (慶長18) 🌋: 噴石、降灰 1620.6.3 (元和6) 🌋 1631 (寛永8) 🌋 1637 (寛永14) 🌋 1649.7-8 (慶安2) 🌋 1675.2.16 (延宝3) 🌋 1683.6 (天和3) 🌋 1691.4-8 (元禄4) 🌋: 噴石、降灰、鳴動 6 降灰多量 17092.13 (宝永6) 🌋: 噴石1765.6.15 (明和2) 🌋: 降灰多量 1772-80 (安永年間) 🌋: 降灰 - 農作物被害 1781-88 (天明年間) 🌋 1804(文化元) 🌋, 1806.8.30 (文化3) 🌋 1814 (文化11) 🌋 1815 (文化12) 🌋: 降灰多量、噴石、田畑荒廃 1816 (文化13) 🌋 -- 6.12 02:00頃 鳴動 → 水蒸気噴火 新湯小屋 - 噴石、熱砂、泥、泥湯連続的噴出 -- 04:30頃 新湯東脇2箇所の火口から白煙-- 10:00頃 火噴く火口に土砂流入 → 埋没 → 谷隔てた反対斜面白煙 -- 12:30頃 火炎・黒煙消える → 反対斜面白煙-- 夜 2箇所の火口、土砂で埋没、地響 -- 6.13 煙減少 - 夕方地響 -- 6.14 白煙↓ → 6.15 白煙ほぼ消える -- 7 噴石で死亡1名 1826.10-11 (文政9) 噴石、降灰多量 1827.5 (文政10) 降灰多量、原野荒廃 1828.1 (文政10) 新火孔生成 1828.6 (文政11) 降灰砂多量、田畑被害 1830 (天保元) 🌋 1830 (天保元) 噴石、降灰多、噴石丘生成? 1831 (天保2), 1832(3), 1835(6), 1837(8) 🌋 1838 (天保9) 降灰 1854.2.26 (安政元) 参拝者3人死亡 1856.3.18 (安政3) 降灰 1872.12.30 (M5) 硫黄採掘者数名死亡 1873 (M6) 降灰 1874 (M7) 🌋 1884 (M17) 3.21-4.30 鳴動・爆発・降灰繰返す 6.6 再び噴火激化 → 鳴動や多量の噴煙、中央火口最北部に新火口生成 1894 (M27) 🌋 (活動火口 = 第1・第2火口)-- 3.6-15? 爆発・鳴動・空振 + 広範囲降灰 -- 5.24, 6.23, 8.30 噴火、降灰 1897 (M30) 鳴動、降灰 1906 (M39) 中央火口縁南300 m千里が浜で噴火 1907 (M40) 降灰 1908 (M41) 鳴動、噴煙多量、降灰 1910.4.3 (M43) 鳴動、噴煙(第3火口) 1911-12(M44-T1) 降灰 1916.4.19 (T5) 鳴動、降灰 1918.1.16 (T7) 鳴動、降灰(第3火口) 1919 (T8) 4 爆発音、降灰。5 鳴動、降灰 1920 (T9) 🌋 1923 (T12) 🌋
1 第3, 4火口鳴動、噴石
6 第4火口噴石 |
1926 (T15, S1) 🌋 11.30 噴火降灰 12.28 🌋 1927 🌋: 4-5 数回活動 → 降灰 - 農作物被害 7, 10 降灰 1928 🌋 1.12, 9.6
10, 12 噴煙多量 + 降灰広範囲
7.26 第2火口に新火孔生成、黒煙 1932.6,9 第1火口活動
11- 黒煙、噴石活動
2.24 大音響 + 爆発、直径1 m近い赤熱噴石が高さ・水平距離とも数百m飛散 1935.1,5,6.8.10 降灰、噴石等 1936.2,8 🌋 1937.1,5 🌋 1939.1,4,5 🌋 1940.1,4,5 🌋: 4 負傷者1名 8 降灰多量 - 農作物被害 12 噴石、降灰 1941.2 噴石、降灰4 第1火口に新火孔生成 8 噴石 1942.6 噴煙、火口内赤熱噴石1943.6 第1火口新火孔生成、降灰多量 12 降灰 1944 🌋: 弱い噴石 1945.9 降灰 1946.4-6 第1火口で噴石活動、降灰多量 12 噴煙 1947.5 第1火口、降灰砂多量、農作物、牛馬被害 7-9 噴石、降灰、牧草等被害 1948 噴石、降灰 1949 降灰多量1950 噴石、降灰 1951 降灰 1953.4.27 11:31 🌋: 第1火口 人身大-人頭大噴石が数100 mの高さに上がり火口縁南西方600 mに達する 観光客死者6名、負傷者90余名
5 降灰多量 → 農作物被害 1955.7.25 噴石は北東方300mの範囲に落下 1956.1,8,12 第一火口底で土砂噴出
1 楢山、南郷谷、往生岳に多量の降灰 11,12 第1火口内新火孔生成 1958.6.24 22:15 第1火口突然爆発
噴石は火口西1.2km阿蘇山測候所到達 1960.1-4, 9-11 🌋: 火口内噴石、火口付近降灰 1961 🌋: 全年時々降灰:2中旬、7中旬、11下旬。新火孔生成 1962.1-5 🌋: 時々降灰、10中旬。新火孔生成 1963.4,5,6,7,11 🌋 1964.5.14 🌋: 第1火口内新火孔生成 1965.1 時々土砂噴出 2-6 火口底赤熱 7,8 土砂噴出 9 火口底赤熱 10.21 第1火口爆発 → 10.23,31 噴石を火口南西方に広く飛散 (特に31の噴石は多量で建築物に被害。活動年末まで続く) 1966-68 🌋: 土砂噴出、火口内噴石、火口底赤熱・火炎、湯溜り1969-73 🌋: 鳴動、火口底赤熱、火炎、土砂噴出 1971.7.30 第1火口内新火孔開口 (711火孔) 1974.4 灰色噴煙
8 降灰多量、農作物被害
1下旬 地震群発(震源阿蘇カルデラ北部) - 1.23 23:19 M6.1 (最大, 阿蘇山測候所震度5) 1977 4 火口周辺降灰
5-7 阿蘇町、一の宮町・高森町・白水村降灰
2-4, 6, 8, 9 土砂噴出 |
1979.6-8 赤熱噴石活動、火口周辺に降灰
9.6 爆発 → 火口北東の楢尾(ならお)岳周辺で死者3、重傷2、軽傷9名、火口東駅舎被害 小規模な低温火砕流発生 10-11 噴火活発 (11 大量降灰 → 宮崎県北西部、大分県、熊本市内降灰 → 農作物被害) 1980 1.26 爆発 → 阿蘇町、一の宮町に降灰
3.8 火口周辺に降灰
10.24 第1火口に841火孔開口、鳴動、降灰 (4年ぶり)、噴石
1.18 851火孔, 3.1 852火孔, 5.6 853火孔 → 第1火口内に開口 -- 10-12 火口底赤熱. 12 降灰(3年ぶり) 1989 1-6 火口底赤熱 → 4-6 火山灰噴出 → -- 6.11 891火孔開口 -- 7.16 噴火活動開始 (4年ぶり、翌年12まで続く) -- 9-12 噴石活動 -- 10.9 892火孔開口 -- 10,11 噴火活発、降灰多量-農作物被害。鳴動大 1990.1,2,4-6,15 🌋 (前年からの噴火続く) -- 9.17 = 901火孔開口. 11.24 = 902, 12.6 = 903 1991 1-2 時々火山灰噴出。前年からの活動終了 -- 3以降 火口湯溜り (-92.6) 1992 年間微動大
4以降 土砂噴出 → 活発化. 7 有感微動多発 1994.9 🌋 → 9-10 土砂噴出活発。12 土砂噴出 1995.3 🌋: 年間土砂噴出断続 2003 中岳第1火口南側火口壁下の温度及び湯溜りの温度高い状態継続
5 噴湯 2005 🌋
4.14 灰白色火山灰少量が中岳第一火口縁から南側700 m付近まで付着
5.19 火口南西約200 mでごく微量降灰 5.15-6.9 🌋: 灰白色火山灰少量噴出 → 15 中岳第一火口北東約2 kmの仙酔峡で少量降灰 2014 🌋: 火山性微動、赤熱現象、火炎現象、火山ガス、地殻変動
1.13-2.19 小噴火時々発生 GNSS連続観測 → 9頃から古坊中-長陽(国)基線に僅かな伸び傾向。SO2放出量は10中旬までは700-2300 t/dayと概ね多い状態で経過 → 10下旬以降は、1700-3000 t/dayと増加
11.25 🌋 → 11.26以降 連続的噴火 2014.11.25-15.5.21 🌋
現地調査でストロンボリ式噴火観測
5.3 22:04 継続時間5分間の振幅の大きな火山性微動発生 → 南阿蘇村中松で震度1観測
→ 連続的噴火発生 → 10.23まで継続 |
[雲仙復興事務所]
長崎県島原半島中央に位置する火山群の総称 → 主峰 = 普賢岳(1990.11-1995 普賢岳噴火) 図. 雲仙火山における有史後の噴火地点と眉山大崩壊位置 |
霧島火山群鹿児島-宮崎県境, 20数個の火山群
古期 → 新期(高千穂峰系) → 新期(韓国系) 1961 加久藤カルデラで群発地震 1968 えびの群発地震 1991 新燃岳火口内で微噴火(小規模水蒸気爆発) 2011 新燃岳マグマ噴火 新燃岳[kankyou-jouhou 1206] 噴火に伴う登山規制 (2011-01/31 17:36) |
要約噴火活動続く → 火口から半径3 kmの範囲と韓国岳、大浪池は登山規制
新燃岳、中岳、獅子戸岳、大幡山、大幡池、韓国岳、大浪池は登山禁止
噴火が収まる様子なく、更に火砕流、熱風、土石流、噴石、降灰起こるおそれ
当面霧島への登山はすすめられない 霧島市HPで情報が整理されている |
地形上は北岳と南岳(中岳含む)が重なる火山 南岳は現在も爆発 = ブルカノ式: + 爆発音・空振、黒噴煙数km上空まで → 砂-シルトサイズ砂質テフラ(= 火山砂)が広域に降る ブルカノ式: 1955以降 > 7400回 + プリニー式 → 繰り返し起こる マグマ組成 = 安山岩-デイサイト噴火史: 主に大規模噴火のテフラ分布から推定 = テフラは対岸の大隅半島にも広く分布
桜島火山起源テフラ = 17層識別: 最上位 = 大正軽石(1914), P1 → 最古テフラ, P17 2. 新期北岳: 活動は薩摩テフラ(P14)噴出から始まる → 間に約1万年の休止期間 新期北岳活動開始前に、高野ベースサージ噴出
安永噴火で形成された新島の火砕流堆積物と化学組成類似 薩摩テフラ(P14)からP5まで10回の軽石噴火 → 約3500年前活動停止
→ 桜島以外の火山からの火山灰飛来し桜島テフラ層間に挟在 3. 南岳: 約3500年前以降に北岳山腹に生じた成層火山 歴史時代発生の大規模噴火は、山腹-山麓に新たに生じた割目火口から 先史時代大規模噴火P14: 桜島火山噴出テフラ最大規模(11 km3) = 南九州本土-鬼界カルデラ-種子島まで分布鹿児島市付近中心に推定噴火点から10 km内にベースサージ到達 P13: 2番目に大規模(1.3 km3): 上野原遺跡住居跡を被覆し注目噴火 = 9200-9400年前(14C年代) → 暦年代換算1万300-1万600年前 P11噴火直前: 蒲生町米丸、住吉池マール噴火による玄武岩質テフラ(Ynm)が薄く堆積P5: 新期北岳の最後の軽石噴火 → 山麓全方向に火砕流 現在のテフラは、南岳成長期に大規模に噴出(P4下位にある火山砂) 火山砂は全体で約4 mの厚さ → 腐植層により9層に区分
第4, 5, 8層は地層全体が腐植質(第4層顕著) → 長期の断続的噴火活動により形成 火山砂は南岳を中心に同心円状分布 = 1火口を中心とした等層厚線
+ 火山体構成溶岩と互層する 歴史時代大規模噴火708 (和銅元年): 最古記録大噴火= プリニー式噴火伴う: 4噴火 - 大規模軽石噴出 → 溶岩流出 1946年昭和溶岩流出噴火(プリニー式噴火なく大規模噴火としない) 大噴火(通称) → 3大噴火(通称)1. 天平宝字噴火(764): テフラ14C年代と溶岩岩石磁気から): 最近は大規模噴火とする = P4 三島出現(記述有) → (以前)海底噴火と推定 → 原典の続日本紀に海底噴火記述なし 続日本紀記述 → (推定)噴火地点は南東山麓海岸で鍋山出現し、前面に長崎鼻溶岩流出 → 古文書の三島出現: 当時の海岸に出現した鍋山、長崎鼻溶岩、浜島一帯(現在は昭和溶岩が被覆)を指す? 噴火1年半後に激しい群発地震が発生し多くの島民避難大正溶岩埋積前の鍋山は水蒸気マグマ噴火特有の火砕丘(タフリング)の形態
当時の海岸に出現した火山体のため東半分は波食のため欠如 |
2. 文明噴火(1471-1476) = P3: 5年活動 (1471, 1475, 1476年溶岩噴出記録) 1476記録最も詳細で信憑性高 → それ以外は記録信憑性問題 → 文明噴火の詳しい推移は現在も把握しきれていない 歴史時代で最も激しい軽石噴火 + 火砕流発生初期軽石噴火火口は北東側の斜面にのみ生じ、対の火口は出現しなかった
↔ 溶岩は北東と南西の山腹に生じた対の火口から流出 → 桜島火山では噴火がなかったと考えられる 3. 安永噴火(1779) = P2 11.7夕方より地震頻発、8日に有村海岸井戸から熱水噴出 → 海水紫色変色 11.7 11時頃: 南岳山頂付近白煙 → 14時頃 南岳南側山腹噴火開始
→ 北東山腹でも噴火が始まり、翌朝まで軽石放出噴火続く 噴火開始10ヶ月後の1780.8頃(6番島誕生後)から、北東側沖合の爆発顕著 → 津波発生 1981年春: 大規模爆発・津波が発生 (海底爆発は1782.1まで記録) 噴火後の周辺地域地盤沈降も顕著 Ex. 鹿児島湾奥では2 m以上沈降と推定 死者153名: 島南-南東海岸集落に集中 = 降下軽石・火砕流分布域と一致 海底爆発性の津波で船転覆し10数人の死者・行方不明者 4. 大正噴火(1914) = P1 (東側火口: 風下側なため噴火詳細不明 → 1.14朝に溶岩流出確認) 噴火に先行する火山性の地震が数日前から発生 1.11早朝: 地震群発 1.12午前10時頃: 噴火開始 → 西側山腹噴煙 → 東側山腹噴火開始
噴煙8000 m以上 → 1日以上続く [遷移研究はこの辺りから: 火山遷移 (volcanic succession)] 1.13午後: 噴火やや衰退20:14: 西側火口再び大噴火 → 火砕流発生 → 西側海岸まで到達(溶岩は噴火後流出開始) 1.15: やや大きな火砕流数回発生。西側火口でその後も小爆発を繰返す1.26: ほぼ鎮静化 1.29(-2.1): 海峡を埋め立てた溶岩 → 桜島は大隅半島と陸続きとなる 溶岩流出活動は1年以上続く 1915.3-4: 溶岩末端崖から二次溶岩が流れ出し溶岩三角州形成噴出マグマ総量 = 約1.5 km3 → 姶良カルデラを中心に同心円状沈降(鹿児島市付近30-50 cm沈降) 1985年4月上旬。広島であった生態学会の帰り。噴煙がよく見える。 現在火山体がある高度に達した後、更に高さ増す → 山頂火口から溶岩流出し火口周辺に積み重なる
山頂火口以上にマグマを持ち上げる能力なければ、活動期でもマグマは溶岩として流出せず、火道中でガス圧が高まり爆発的噴火を繰返す 山頂噴火活動は1200 年以前と同活動形態 → 成長し尽くした火山体での新たな活動期の噴火現象
南岳は北岳とほぼ同じ高さ → 多量のマグマを放出しても高度を増すことは難しい |
南西諸島: 九州南端から台湾北東にかけて位置する島嶼群 大隅諸島: 南西諸島で鹿児島県に属する薩南諸島北部島嶼群 口永良部島鹿児島県熊毛郡屋久島町: 屋久島西方約12 km気象庁常時観測火山(安山岩質) 50万年前: 海面上まで成長 10万年前: 高堂森火山形成 1万年前: 野池火山の主部形成 15000-11000年前: 2回の大規模火砕噴火 最近1万年: 古岳, 新岳, 鉢窪火山 昭和以降(2015まで): 10回近くの噴火記録 黒島 薩摩硫黄島 馬毛島 竹島 口永良部島 屋久島 種子島 図. 大隅諸島 |
図. 口永良部島 (国土地理院基盤地図情報 10 mメッシュ) 2015.05.29 09:59: 新岳噴火 → 火砕流
マグマ水蒸気噴火 2020.02.03 05:31 新岳噴火 → 火砕流 |
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10世紀に巨大噴火 - 詳細不明(明確な記録がない)
964/944-11: 噴火開始 - 947-02-07 最大
下部 = 十和田火山 泥流 頻発地帯 長白山 泥石流災害監測平台 責任監測単位: 長白山景区公司 2017年6月12日 |
合州国ワシントン州南部 スカマニア郡(Seattle南154 km, Portland北東85 km) 先住民族クリッキタット語でLouwala-Clough (煙と火の山) 18c後半: カスケード山脈調査英海軍航海士ジョージ・バンクーバが友人外交官の初代セントヘレンズ男爵アレイン・フィッツハーバートに因み命名(なんてこった) 成層火山(複式円錐火山): カスケード山脈火山群の多く → 火山噴出物が溶岩と共に円錐状に堆積複数の石英安山岩溶岩ドームが崩壊しできた玄武岩と安山岩の層含まれる BC 39600 (更新世末期): 噴火により噴出した軽石・火山灰等により形成開始BC 39000: 大規模火砕流発生 → MSH原型(円錐状山体)完成 BC 18000-BC 14000 (最終氷期末): 山体一部砕かれ氷河海洋流出 - 噴火繰返し大量軽石・火山灰噴出 BC 6500: MSH火山活動収束 = 以後4000年平穏 BC 2500-BC 1600: スミス・クリーク噴火期(活動期) → 噴出物は周囲1万km²に10 km3堆積
• 北東80 kmのレーニア山国立公園に当時の噴出物が厚さ50 cmで堆積 BC 1000-BC500: 大規模土石流発生 → ルイス川峡谷65 kmに亘り埋没 BC 400: キャッスル・クリーク噴火期(活動期) = 溶岩成分変化(橄欖岩olivine + 玄武岩, 細安山岩・火山灰)AD 100: 大規模噴火 → 流出溶岩は山体の一部 + 15 kmの溶岩洞形成
流出溶岩の一部はルイス川・カラマ川到達 → 大規模土石流発生 末期: 「シュガー・ボウル」と呼ぶ溶岩ドーム形成 |
AD 1500-1647 (150年間): カラマ噴火期(活動期) = 突発的に活動再開
薄灰色軽石・火山灰噴出 → 北東斜面約9.5 kmに1 mほど堆積(北東方向80 km地点で5 cm降灰)
大規模火砕流・土石流が西側斜面で発生 → カラマ川に流出
続いて火砕流がその上を流れ落ち、一部はカラマ川に到達
カラマ噴火期同様に、安山岩溶岩を噴出させ溶岩ドーム形成 山頂部分に1.5 kmの蹄鉄型火口出現 = 標高2950 mから2549 mに減少 → 周辺植生は壊滅的被害
合州国経済打撃 Ex. 200軒と47橋消失、57人死亡、鉄道24 km、高速道路300 km破壊
09/23 溶岩ドーム直下1 kmを震源に微小地震が200回発生 噴煙 → 高さ1万 mまで → 2008/06/10 終息宣言 |