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(2016年1月2日更新) [ 日本語 | English ]

クロマツ Pinus thunbergii Parlatore






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

マツ属 (Pinus L.)
クロマツ (kuromatsu, 黒松), Japanese black pine
常緑高木
冬芽鱗片帯白色
樹皮暗黒色
葉濃緑色、剛直
主に海岸
花期は4-5月で、果期は翌年の9-12月。「まつぼっくり」と呼ばれる実の中で種が2年かけて熟します。樹皮が黒いことが名の由来で、アカマツと較べて枝葉が太く長く、樹形も大ぶりで、雄松(おまつ)とも呼ばれます。

絵: 基町小学校・白鳥小学校 平成20年度卒業生
解説文: 広島城内樹木調べ隊
制作: 広島城・広島市中央公民館・中央区役所

門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし (一休)
索引

巨木 (giant tree)


大願寺の九本松

ST ST 廿日市市天然記念物
名称 大願寺の九本松
樹種 クロマツ (昭和48年3月1日指定)
樹高 18.00 m
枝張 東西 9.00 m
南北 8.00 m
この松は口頭伝承によると、伊藤博文公が明治時代に頻繁に来島され、その際に植えたと伝えられています。
廿日市市教育委員会

(2014年3月16日)

浜離宮の300年の松

ST ST

三百年の松
300-Year Pine

宝永6年(1709) 6代将軍徳川家宣が、この庭園を大改修した(その時に「浜御殿」と改称)時に植えたと伝えられ、その偉業を表現するような雄姿は昔時を偲ばせるもので、都内では最大級の黒松である。

(2015年11月13日 浜離宮)

菰巻 (straw mat wripping)


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菰巻 -冬の風物詩-: 寒くなると、枝先にいた害虫が越冬のため幹を伝い地中へ下りようとする。これらを捕らえ、殺虫するため「菰巻」を行う。幹に巻いた菰は上下二箇所を荒縄で結ぶが、上は緩めに、下はきつめに結ぶ。害虫は、その部分が緩いため、また下の荒縄がきつく出口がないため、地面に下りずに菰中で越冬する。そして、春が来て虫が動き出す前に菰を取り外し、害虫と共に焼却する。菰を巻く時期は10月下旬、霜降前後。取外しは2月中下旬、立春を目安にする。(2015年11月13日 浜離宮)

1975 京都外苑 春先に藁中調査: マツカレハ幼虫 +
ヤハズフクロクモ、ヤニサシガメ、ヤマトゴキブリ幼虫、クロカゲロウ等23種類確認

自然保護上は一考を要する

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