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(Upload on June 17 2014) [ 日本語 | English ]

Pistacia chinensis Bunge






Mount Usu / Sarobetsu post-mined peatland
From left: Crater basin in 1986 and 2006. Cottongrass / Daylily

索引

Pistacia L. (カイノキ)


P. chinensis Bunge (カイジュ)
P. lentiscus L. (マスティクス)
P. terebinthus L. (テレビンノキ)
P. vera L. (ピスタチオ)
P. weinmanniifolia J. Poisson ex Franch. (セイコウボク)

Pistacia chinensis in Japan


Kaiju/Kainoki (カイジュ/カイノキ, 楷樹), Chinese pistache
ランシンボク (爛心木), トネリバハゼノキ, ナンバンハゼ (南蛮櫨), クシノキ (孔子ノ木)
Lifeform: dioecious tall tree
Distribution: temperate East China (imported to Japan in 1915)
Habitat: sunny sites (tolerant to drought, and intolerant to shade)
Utilization: street tree

ST1 ST2 ST3
[1-3] at Yushima Temple (seido, 湯島聖堂), Tokyo, on May 30 2014. [3] a bark (樹皮)


湯島聖堂 楷樹の由来
楷 かい 学名 とねりばはぜのき うるし科
楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木で初め子貢が植えたと伝えられ 今日まで植えつがれてきている 枝や葉が整然としているので 書道でいう楷書の語源ともなったといわれている
わが国に渡来したのは 大正四年 林学博士 白澤保美氏が曲阜から種子を持ち帰り 東京目黒の農商務省林業試験場で苗に仕立てたのが最初である これらの苗は当聖廟をはじめ儒学に関係深い所に領ち植えられた その後も数氏が持ち帰って苗を作ったが性来雌雄異株であるうえ 花が咲くまでに三十年位もかかるため わが国で種子を得ることはできなかったが 幸いにして数年前から二三個所で結実を見るに至ったので 今後は次第に孫苗がふえてゆくと思われる
中国では殆ど全土に生育し 黄連木黄連茶その他の別名も多く 秋の黄葉が美しいという台湾では爛心木と呼ばれている 牧野富太郎博士はこれに孔子木と命名された
孔子と楷とは離すことができないものとなっているが 特に当廟にあるものは曲阜の樹の正子に当る聖木であることをここに記して世に伝える

昭和四十四年己酉秋日 矢野一郎 文
平成二十年戌子秋日 松川玉堂 書
(残念ながら...書は...)

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