(2016年11月29日更新) [ 日本語 | English ]
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齢構成戦前: 発展型1950-70年代: 安定型 → 少子化につれ急速に衰退型 2013年: 65歳以上が全人口に占める割合26% |
登山関連
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→ 植生垂直分布
一般性 (気候 climate)降水量 precipitation→ 湿度 moisture雨量が十分(> 1500 mm/year)で制限要因(limiting factor)とならず、森林限界以上の高所を除くと森林がどこでも成立可能 (北海道) 温度 temperature→ 温量指数特殊性気候的 (climatic)日本海型気候: 冬豪雪あるいは多雨。4-7 mの積雪。湿雪であり低湿となる
雪に埋もれた植物は雪に保護されるため低温障害はあまり受けない → 直立型(straight from) 瀬戸内海気候: 植生的にこの気候を加えるのは見解の差程度のもの日本海側 vs 太平洋側→ 日本の植生の背腹構造 (dorso-ventral structure)直立型 ⇔ 匍匐型: 雪圧に対する植物の適応 → 同一種で分化 太平洋側 日本海側 ヨシノスギ アシュウスギ → 伏條更新 (オモテスギ) (ウラスギ) ヤブツバキ ユキツバキ イヌガヤ ハイイヌガヤ 直立型 匍匐型 |
地形的 (topographic)≈ 土壌的 edaphic一般的な土壌: 落葉広葉樹林 = pH中性化 ↔ 針葉樹林 = 酸性化 ![]() 白山-雨乞岳 (鈴木 1972) 白山 = オニグルミ林 ↔ 雨乞岳 = ススキ草原 → 広く分布 オニグルミ林 = 水蓄積する所に成立日本: 一時的に多量の雨が流入 inflow → assimilation = 水が表層に浸出 → 水が山頂から途中での様々な土壌成分を持ち込む= 山麓森林では土壌成分(K2O, NaO, NO3-等)移動顕著(CaO, MgO, NH4+等の移動も認められる) → 土壌アルカリに傾く 火山植生 volcanic vegetation火山国日本の特色日本列島: 地質時代から火山活動影響 → 火山影響少ない欧米植生研究では説きがたい面(飯泉 1986) |
日本: 南北に長く位置し、標高も幅が広いため多様な植生が発達 (鈴木 1972)
温量指数分布(WI)と日本の植物分布帯WI: 植生帯(気候帯) → 優占種(代表)85 >: 照葉樹林(暖温帯) → ツバキ、クスノキ
100-140 → アコウ、ナギ、イヌマキ
45-85: 温帯落葉広葉樹林(ブナ林帯・冷温帯) → ブナ、イタヤ、ウラジロモミ WI: 85-45, CI > -15: 本州の植物分布に合うが北海道の針葉樹林に合わない 15-45: 常緑針葉樹林(亜寒帯・亜高山帯) → シラベ、オオシラビソ、トドマツ、エゾマツ、トウヒ15 <: 高山帯 |
(山中 1990) |
植物種数に富み維管束植物約5000種が46°Nの亜寒帯近くから南は26°Nの琉球列島および小笠原列島に集中 Rhododendron, Primula, Hydrangea等が固有的種として多 北帯植物界: 支那-日本区系域 Sina-Japanese region: 北日本及び南樺太区系区(南部除く北海道), 朝鮮及び南日本区系区(北海道南部、本州、四国、九州) 旧熱帯植物界: 東南アジア大陸区系域: 台湾および琉球列島区系区(琉球列島および小笠原諸島) 1949 前川地史的条件考慮し、古第三紀に日本列島は大陸沿海州から迫り出した半島(マキネシア)の東縁を形成し、大陸と共通のフロラを有したのが、大陸から独立したため現在のフロラを構成するようになった → フォッサマグナの重要性蝦夷・陸奥地域、関東地域、フォッサマグナ地域、日本海地域、襲速(ソハヤ)地域 1959 原北海道区: エゾマツ、トドマツ、ハルニレ、アサダ等の針広混交林北陸区: ブナ、ミズナラ、ヒノキアスナロ、キタゴヨウが広範見られ、ヒメモチ、エゾユズリハ、ユキツバキ、ハイイヌガヤ、チャボガヤが特徴となる種 関東区: 南部 = シイ、タブノキ、アラカシ等常緑広葉樹、平野地 = クヌギ、クリ、コナラ、ケヤキ、イヌシデ等落葉広葉樹、山地 = ブナ、イヌブナ、ミズナラ等落葉広葉樹とシラベ、オオシラビソ、コメツガ等針葉樹 中部山岳区: ミズナラ、ブナ、シナノキ等落葉広葉樹、シラベ、オオシラビソ、コメツガ等針葉樹多く関東区と同じだが、ヒノキ、サワラ多く、チョウセンゴヨウ、ヤエガワカンバ、ケショウヤナギ等アジア大陸要素隔離分布 |
西日本区: 東海地方・近畿地方以西本州、四国、九州本島、種子島、屋久島: スダジイ、コジイ、マテバシイ、イチイガシ、アラカシ、クスノキ、イスノキ等の常緑広葉樹。特に南部の襲速紀にはコウヤマキ、トガサワラ、キレンゲショウマ、イワザクラ、クサヤツデ、テバコモミジガサ等、中部支那との近縁種に富む 琉球区: リュウキュウマツ、アダン、ノヤシ、オキナワウラジロガシ、ヤエヤマノボタン、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシなどインド-マレイ系の亜熱帯ないし熱帯性植物に富む 小笠原区: タコノキ、オガサワラビロウ、ムニンヒメツバキ、アデク、テリハコブガシ、オガサワラグワなどインド-マレイ系熱帯性植物に富む。さらにオオハマキキョウ、ワダンノキ、シロテツ等ミクロネシア系植物も存在する 生物相 (biota)
ブラキストン線 Blakiston line: 本州・四国・九州 /[津軽海峡]/ 北海道 → 哺乳類
約10000年前 10000年よりも古い 瀬戸線: 屋久島 [トカラ海峡] 石垣島・西表島
トカラ海峡 = 水深1000 m → 大きく分断され動物相乏しい |
常緑針葉樹林 needle-leaved forest積雪が植物分布に関与: 多雪地帯は一般に幼時に下枝が枯れ上がらず、やや下向きに枝を張る形をとるが、少雪分布型の樹種は普通に直立する形であり、積雪に対する生育型の違いがある北海道: 針葉樹林は比較的単純 → 平地まで降りている亜寒帯針葉樹林は北海道東部に限られる エゾマツ/トドマツ: もっとも大きな差は土壌水分条件
南西斜面 = 乾燥 – トドマツ、エゾマツ、ミズナラ、アサダ、ハリギリ 蘚類型: 乾燥 ↔ シャクナゲ型: やや乾燥 ↔ ササ型: 湿潤 ↔ シダ型: 相当湿潤 Cf. 縞枯山 – 帯状更新 北半球に針葉樹林が発達した理由 (Eyre 1975)
落葉広葉樹林(夏緑樹林) broad-leaved fores水分少ない時期には落葉し蒸散抑える。芽は鱗片で保護される(冷)温帯・山地帯極相として成立 WI = 85-45(or 55) ブナ林・ミズナラ林(代表群落) 林床: 開葉後急激に相対照度が数%まで落ちる → その前の期間で栄養・生殖活動を済ませる種が多い (春植物) ブナ林 beech forestFagus crenata Fr: 極相種
ブナ分布: 月平均気温10°C以上が4-6ヶ月続く = 北海道(南西部: 黒松内低地帯以南西)、東北地方-九州
ブナ-チシマザサ群集(ハウチワカエデ、ミネカエデ、ハイイヌガヤ、チシマザサ、ヒメアオキ、エゾユズリハ、ヒメモチ、タムシバ)
ブナ-スズタケ群集(ナツツバキ、ウラジロモミ、ヒメシャラ、コハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、コミネカエデ、タンナサワフタギ) ブナ、マルバマンサク、ヒメモチ、オオバクロモジ、トチノキ、サワグルミ(本州は極相に出現)、ミズナラ・エゾイタヤ・シナノキ林: チシマザサ、クマイザサ、ハウチワカエデ、エゾイタヤ、オオカメノキ、シシガシラ、サワシバ、コシアブラ、ハリギリ、ミズナラ、シナノキ、ジュウモンジシダ、シラネワラビ → 代表的ブナ林メンバーはブナが無くても北へ分布域伸びる (ブナはないがその群落は北にもある)![]() |
ブナ欠如原因: カラマツ消滅とも関連?
照葉樹林帯 laurel forest= 常緑広葉樹林帯 (日本の照葉樹林帯は二次遷移林がほとんど)温帯林: 暖温帯の雨量の多い地方に成立 → 標高下からシイ帯-カシ帯(モミ帯)-ツガ帯
ブナ科: シイ類 (スダジイ・コジイ), カシ類 (アラカシ・シラカシ・ツクバネガシ・アカガシ・ウラジロガシ) シイ林 evergreen oak forest, or Shii forest琉球-太平洋側福島県南部/日本海側佐渡島海岸沿い尾根部や南向きの斜面等に成立 → タブ林より乾いた環境に多
分布: 九州以北 ↑↓ 鹿児島県大隅海峡 ↑↓
分布: 屋久島、種子島、琉球列島 タブ(タブノキ)林 evergreen oak forest, or Tabu forest太平洋側岩手県中部/日本海側青森県-琉球列島
海岸沿い低地や谷間など土壌が深く、やや湿る場所に多(川沿いでは内陸部までみられることもある) 亜熱帯降雨林 subtropical rain forestビロウ、ヘゴ、アコウ、ソテツ: 葉は大形で薄いものが多い。芽の保護は少ない日本で見られる草原 |
その名の通り、針葉樹と広葉樹を混じえる森林。亜寒帯針葉樹林帯と温帯落葉広葉樹林帯の間に成立し、針広混交林 mixed forest または北方森林移行帯 boreo-nemoral transitional forest と呼ぶ
林学において施業上も注目されつつある 混交
![]() ![]() [1/2] 2010年10月9日、札幌から中山峠へ向かう途中。紅葉(黄葉)が落葉広葉樹、緑葉が常緑針葉樹 分布
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ヨーロッパ針広混交林 miexed forest![]() 単純に南からブナ、北からマツ、トウヒが入って混交林帯を作る 緊張帯 zone of intense→ 混交林 ≠ 移行帯 → 一方が不安定になると他方が進出する不安定平衡状態で成立 東亜温帯領域(日本)![]() エゾマツは上にトドマツは下に勢力を伸ばす ![]() 緯度分布から形成されている混交林というよりは、垂直分布により形成されている混交林である |
2013/06/25 (水源涵養保安林) 雌阿寒オンネトー自然休養林
この自然休養林は、日本でもまれにみる自然美に恵まれたところであります。 林 野 庁 2013/10/21
ようこそ 高尾山自然休養林林野庁関東森林管理局は高尾山国有林(452 ha)を自然休養林に指定し 皆様の保健休養の場として利用頂いております。 林野庁 関東森林管理局 高尾山で見られる動植物 (環境庁)ホタルブクロ (キキョウ科): 山野に生える多年草で地下茎で繁殖します。初夏に茎の先の方から咲き始め、赤紫色の可憐なつりがね形の花をつけます。花の中に蛍を入れる遊びから、この名がついたといわれています。 ムラサキシキブ (クマツヅラ科): 初夏に淡紫色の花を多数つけます。果実は紫色に熟し、その美しさを紫式部にたとえて和名が付けられました。 カシワ (ブナ科): 丸いドングリは細長い鱗片のついた殻斗に包まれています。材はウイスキーの樽に、葉は餅を包んでかしわ餅とします。冬に葉が枯れてもなかなか落ちず、木に残っています。 ヤマユリ (ユリ科): 夏にむせるほど香りの強い大きな花が咲きます。花は白色地に斑点と黄色い線があります。山野の傾斜地や草むらに自生します。鱗茎は百合根と呼ばれて古くから食用にされます。 オオバギボウシ (ユリ科): 山地などのやや湿った草地に生える大型のギボウシです。古くから観賞用に植えられ、園芸品種も多くあります。若い葉柄や葉身はウルイと呼ばれて食用にします。 マユミ (ニシキギ科): 熟した淡紅色の実が、晩秋に割れて橙赤色の仮種皮に包まれた種子をつりさげます。ヤマニシキギとも呼ばれます。材は緻密で将棋の駒やこけしに用いられます。 イロハモミジ: 葉が5-7に裂け、「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」と数えらえることから名づけられました。紅葉の名所である京都の高雄山の名をとり、タカオカエデの別名もあります。 井の頭公園
お茶ノ水 Ocha-no-mizu由来: 徳川家康が井の頭池の西端のこの湧水をくみ関東随一の名水と誉め茶を入れた (現在は地下水をポンプで汲み上げ)御殿山 Gotenyama由来: 徳川家光が鷹狩りの際に宿所をもうけ休憩したシデ、コナラ、クヌギなどの雑木林 井の頭池 Inokashira Pond→ 神田川の水源 → 江戸時代は神田上水として江戸の人々の飲み水かつては湧水口が7箇所あり七井の池とも呼ばれた 池の中央の七井橋はこれに由来 サクラ Cherry blossoms園内にソメイヨシノとヤマザクラなどの約500本のサクラ池周囲には約250本のソメイヨシノ(Prunus × yedoensis) → 池の水に映える満開のサクラや花吹雪は見事 2015-01-15 大井埠頭 干潟保全地区
ユリカモメ カワウ カルガモ コサギ つり禁止 採集をしない事 ペットを連れて入らない事 |
せせらぎの森で見られる虫と花キタテハ (タテハチョウ科)成虫で越冬するので、一年中見られます。幼虫はカナムグラの葉を食べ、成虫はこの森ではセイタカアワダチソウの花によく集まります。 開帳 約60ミリ トノサマバッタ (バッタ科) 6-10月に見られます。飛ぶ力が強く、大発生して農作物に被害を与えることもあります。この森では、緑色系より褐色系が多くみられます。 体長 48-65ミリ アオモンイトトンボ (イトトンボ科) 海に近い池沼に住み、この森ではたくさん見られます。長時間オスとメスが連結しますが、卵は草の組織内に単独で産み付けます。 体長 約32ミリ ツバメシジミ (シジミチョウ科) この森では最も数が多いシジミチョウの仲間で、3-10月に見られます。幼虫はマメ科の草類のツボミや花、新芽などを食べます。 開帳 約25ミリ ギョリュウ (ギョリュウ科) 中国原産で、この森には東海埋め立て地にあったものを移植しました。5月頃と9月頃の2回花が咲きますが、5月の花は実を結びません。 樹高 3-5メートル
お願い 2015/03/20 城 山 周 辺 案 内 図城山自然遊歩道案内城山自然遊歩道は、照国神社横の探勝園と、岩崎谷の薩摩義士碑の2ヵ所の入口から遊歩道に入り、自然を観賞しながら展望台に至る約2 kmのコース。城山は、昭和6年、国の文化財として、史跡・天然記念物に指定され、樹齢約400年にもなるクスの大木をはじめ、常緑広葉樹やシダ類が繁茂し、亜熱帯植物など600種程度あり、市街地の中にあって南九州特有の林相を保ち、数多くの野鳥や昆虫が生息する自然の宝庫。所在地: 城山町 コース全長: 約2 km 開設年月日: 昭和47年12月16日 所用時間: 約30分 ♣ みどころなど 鶴丸城跡・西郷隆盛銅像・照国神社・探勝園・薩摩藩士碑・夏陰城跡・西郷隆盛洞窟・西郷隆盛終焉の地・私学校跡・市街地展望など ♠ 難易度レベル ♠♠♤♤♤ 自然遊歩道を利用する皆さんへ •歩行中は禁煙。 • 植物や動物を傷つけない。 •史跡、歩道施設、標識などを大切に。 •歩道以外の土地にみだりに入らない。 •紙くず、空き缶などは必ず持ち帰る。 城山城山は鹿児島県市街地にせり出した高さ107 mの丘。姶良カルデラの外輪山の一部とされ、その殆どが火山噴出物のシラスからなる。高さ数千mにも達する噴煙を上げる桜島を真正面に、晴れた日は南に開聞岳、北に霧島連山が聳え、鹿児島市街地、錦江湾を一望する雄大な眺めは、鹿児島の第一の展望と称えられる。城山といえば西郷さん -と言われるほど西南戦争激戦地としての印象が強い。明治維新の英雄・西郷隆盛をはじめ桐野利秋、別府晋介ら多くの薩軍将兵が壮烈な最後を遂げた1877年(明治10)の出来事は、余りにも有名な歴史の一齣として語りつがれる。 更に歴史を辿ると、中世南北朝時代に上山氏がこの山に城を築き、以来島津氏の治世となっても城山として守備にあたったことが、ドン広場の土塁や空壕跡から伺える。 城山のもう一つの魅力は、全山を覆う珍しい植物群がある。この展望台に至る遊歩道は、照国神社と岩崎谷の2つの入口から、国天然記念物に指定された自然の森へ分け入る。樹齢400年にもなる巨大な楠の群落、シロヤマシダ、シロヤマゼンマイと城山の名を冠した暖地性シダや亜熱帯植物など約500種もの植物が生い茂り、たくさんの野鳥や珍しい昆虫も生息している。 自然遊歩道遊歩道に沿って照葉樹林の森の姿と、珍しい植物や昆虫と出会える。城山で最初に発見された暖地性シダ = シロヤマシダや生きた化石 = キムラグモ。約500種もの植物が繁茂する自然の宝庫である。西郷隆盛終焉の地史跡では南北朝時代に築かれた上山氏の山城跡や水を漏らさない城山層を利用した藩政時代の水道遺跡のほか、西郷隆盛洞窟、西郷隆盛終焉の地碑が見どころ。 |
特別名勝・特別史跡 東京都立
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湯島聖堂説 明 (元は旧字, 漢数字) 寛永九年(1632)、尾張藩主徳川義直林道春(羅山)をして、上野忍ヶ丘に先聖殿を造営せしめに始まる。その回祿(火災)の災に罹るや、元禄三年(1690)、将軍綱吉之を今の地に移して、大成殿と稱せり。後、寛政十一年(1799)大成殿及び杏壇・入徳・仰高諸門を再建し、明治維新の際、大學を此地に置くに及び、一旦孔子以下の諸像を撤去せしも、後、舊に復せり。建造物は暫らく東京博物館の一部に充てたりしが、大正十二年(1923)九月一日、関東大震災の為、入徳門・水屋等を除くの外、悉く焼亡せしを昭和十年(1935)四月四日鐵筋混凝立構造に依りて原型に復せり。 昭和十一年三月 文 部 省 特別史跡 特別名勝 小石川後楽園Koishikawa Korakuen Gardens ![]()
• 水戸光圀ゆかりの得仁堂と木造「伯夷叔齊」 小石川後楽園の造営を完成させた水戸藩二代藩主徳川光圀(1628-1700)は、得仁堂を創設し、泰伯・伯夷・叔齊像を安置しました。光圀が堂をつくり三像を祀ったことには、その徳を慕い、手本としていた光圀の強い思いが示されています。 三像のうち、伯夷・叔齊像は現存しています。
光圀は、6歳の時に兄をさしおいて世継ぎと定められ、苦しみ続けた自らの身の上と重ね、18歳で「伯夷・叔齊」の物語を読み非常に感銘を受けました。光圀は「仁を行い得た人たち」を祀る得仁堂を建立し、伯夷・叔齊の木造を納め参詣したと言われています。 • 得仁堂 二代光圀が建てた園内で最古の建物で、光圀が感銘を受けた「伯夷叔斉」の木造を安置した。堂の名は論語の「仁を求めて仁を得たり」による。 • 八卦堂跡 二代光圀七歳のとき、将軍家光に謁見したおり「文昌星」像を頂戴した。後に光圀は文学を好むようになり、文昌星を思い起こし八卦堂を造りその像を安置したという。なおこの堂は大正十二年の関東大震災で焼失した。 • 小町塚 塚石が常陸の小野の産地であることから、光圀が戯れて小町塚と呼んだといわれる。 • 藤田東湖先生遺跡 • 木曽山 もとは古木が空をおおって昼なお暗く、渓流に沿った様子が木曽路を偲ばせる。またシュロが多くあったことから棕櫚山ともいう。 (2016年11月18日) |
代表的なものであり、これが絶対ではない 地域北海道道北 (宗谷・留萌・上川)道東 (北見・根室・釧路・十勝) 道央 (空知・石狩・後志・胆振・日高) 道南 (渡島・檜山) 東北北東北 (青森・岩手・秋田)南東北 (宮城・山形・福島) 関東北関東 (茨城・栃木・群馬) 南関東 (埼玉・千葉・東京・神奈川)(かなりな不統一) 中部甲信越 (山梨・長野・新潟)北陸 (富山・石川・福井) 東海 (静岡・愛知・岐阜・三重) 近畿滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山中国山陰 (鳥取・島根)山陽 (岡山・広島・山口) 四国北四国 (香川・愛媛 南四国 (徳島・高知)九州北九州 (福岡・佐賀・長崎・熊本・大分)南九州 (宮崎・鹿児島) 琉球 (沖縄) |
![]() 山地奥羽山脈: 延長500 km + 火山帯 + 平野・盆地日本アルプス = 飛騨山脈 + 木曾山脈 + 明石山脈
飛騨山脈(北アルプス): 剣岳・穂高岳・乗鞍岳 > 3000 m 中国山地: 牧畜 四国山地・九州山地: 林業 |
平野北海道根釧台地: 火山灰・泥炭 + 夏霧 → 農業不適1955 パイロットファーム(失敗) 東北八郎潟: 干拓前は221.7 km²の湖1967 入植開始 → 減反(転作・休耕) |
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関東 |
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![]() 元池袋史跡公園 池袋の地名の由来昔このあたりに多く池があり、池袋の地名は、その池から起こったとも伝えられている。池には清らかな水が湧き、溢れて川となった。この流れは何時の頃から弦巻川と呼ばれ、雑司が谷村の用水として利用された。池は次第に埋まり、水も涸れて今はその形を留めていない。これは、昔を偲ぶよすがとして池を復元したものである。 東京都豊島区教育委員会 恒久の平和を願って- 豊島区空襲犠牲者哀悼の碑 - ![]() 死者778人、負傷者2,523人、焼失家屋34,000戸にのぼる被害により罹災者の数は161,661人と、実に当時の人口の約7割に及びました。 この空襲によって無念のうちに尊い命を失った多くの犠牲者が、当時、「根津山」と呼ばれた、ここ南池袋公園の一角において埋葬されました。 先の戦争を通じて空襲の犠牲者となった豊島区民の冥福を祈るとともに、この悲惨な事実を永く後世に伝え、二度と再び戦争による悲劇を繰り返さぬように、この碑を建立します。 豊島区 平成7年8月根津山の防空壕 昭和20年4月13日の空襲では、南池袋公園に隣接する、当時根津山と云った林の中に造られた巨大な防空壕に避難者が殺到した。清水谷紀尾井町を南北に貫いているこの公園前の通りは、中でも、公園を出て右に曲がった交差点の辺りは江戸時代から「清水谷」と呼ばれてきました。尾張屋板切絵図にも「シミズタニ」と記されています。 |
それは、周囲から清水が湧き出しており、通行人に喜ばれていたためといいます。 この清水谷公園の改修に際して、公園の名にちなんでここに湧水を復元しました。 平成十四年三月 建替 千代田区教育委員会 (2017年11月24日) 地盤沈下と地下水位をしらべています
観測のしくみ
観測井戸 今は地下水のくみあげを制限したので、地盤沈下は少なくなっています。 これからも地盤の沈下が起こらないように見張っていきます。
東京都土木技術支援・人材育成センター (2017年11月24日、清水谷公園にて) 草分稲荷神社大神由来この社は元、板倉主計頭邸内に祭られていましたが、明治維新の後、武家屋敷が取りはらわれて町家と変り祠のみが残っていました。廃れゆく稲荷を惜しんだ町内の有志が蓄財を出し合い保存と祭社の策を講じていたもので昭和三十六年 佐久間公園東北隅に遷座されました。 現在も佐久間町三丁目町会を中心に連合町内にてお祭りを行っています。 御祭神 宇迦之御魂命 江戸開府400年 千代田区町名由来版 神田佐久間町三丁目江戸時代、この界隈には町人地と武家の屋敷地とが混在していました。「佐久間町」の名前の由来は、佐久間平八という材木商が住んでいたことに由来するとされています。江戸は火事の多い町として知られていますが、とくに享保年間(1716-1736)には、幾度となく大火に見舞われました。そのたびに町の一部に火除地や代地が設けられて南北に分断され、住民は移転を余儀なくされました。 大正十二年(1923)の関東大震災では、住民が一致団結して火事と闘いました。三十時間にもおよんだ命がけの消火活動のかいあって、佐久間町から和泉町にかけての一帯は奇跡的に延焼をまぬがれたのです。 この由来板が立っている佐久間公園は、ラジオ体操会発祥の地としても知られています。「国民保険体操のラジオ放送(のちのラジオ体操)」が開始されてまもなく、昭和五年(1930)に万世橋警察署の巡査が地域住民を集め、全国に先がけてこの公園で早起きラジオ体操会を始めました。これを記念して同公園には由来を記した碑が建立されています。 神田佐久間町は、江戸時代から続く由緒ある町名です。長い歴史に培われた強い連帯感で結ばれた住民たちは、力をあわせて町を守り抜いてきたのです。 佐久間町三丁目会 (2017年12月16日) ![]() 柳の井Yanagi (Willow Tree) Well東京都指定旧跡 1955年(昭和30年)3月28日指定 桜田濠の土手下にある井戸は傍らの柳の木にちなみ柳の井と名付けられました。江戸時代には旱魃の際にも枯れることのない名水として知られ、多くの通行人が利用したと言われています。 道を挟んだ国会前庭(かつての加藤清正邸・井伊掃部頭邸)には、やはり名水として知られた桜の井があります。 |
新潟 |
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→ スキー場集中 湯沢地域南魚沼郡湯沢町-清津川上流の,北西-南東方向の地域に分布する新第三系は、津川地域ににて酸性火山岩を多く含む。茅原ほか(1981)は下位から松川・白坂・清津・上野層に区分した。全て整合に重なる。松川・白坂・清津層は城内層群に対比される(柳沢ほか 1985)。また、万太郎山-平標山の山稜にも、流紋岩・デイサイト質の火砕岩が石英閃緑岩中のルーフペンダントとして分布する(赤松ほか 1967)。松川層 変質した玄武岩からなり,黒色で硬質の泥岩・流紋岩質の凝灰岩を挟む。層厚450 m。 白坂層 下部が黒色で硬質の泥岩、上部が枕状溶岩を含む変質した玄武岩の溶岩からなる。層厚600 m以上。 清津層 デイサイト流紋岩質の凝灰岩・硬質の泥岩・砂岩と泥岩の互層からなる。泥岩中からニシン科・カサゴ科の魚化石が報告されている(堀川 1965)。層厚1,000 m以上。 上野層 下部が硬質の泥岩、上部がデイサイト質の軽石凝灰岩からなる。層厚960m。石英閃緑ひん岩によって貫入されている。 (吉村尚久・津川グリーンタフ団研究グループ) 北部フォッサマグナ地域新潟油田地域・頚城-小谷地域・水内地域・北部フォッサマグナ西縁部・河東山地・内村-諏訪地域に区分し述べる新潟油田地域 柏崎-銚子構造線と、新発田-小出構造線に挟まれる日本海側の地域。便宜上、新発田-小出構造線の西側の櫛形山脈・村上周v辺地域も含め述べる。主に泥質岩からなる中部 中新統が分布し、油田・ガス田多 頸城-小谷地域 姫川流域・小谷一笹ヶ峰地域・西頸城山地・関田山地・東頸城丘陵で、いわゆる難波山相と呼ぶ砂岩と泥岩のフリッシュ型互層からなる中部中新統が分布 水内地域 一部に鮮新統火山岩みられるが、主に中部中新-鮮新統礁岩・砂岩・泥岩が分布 北部フォッサマグナ西縁部 糸魚川-静岡構造線に沿った幅数 kmの地域で、大峰帯(小坂 1980)とその北方地域をあわせた地域。東側は小谷-中山断層で切られる。磯岩と安山岩-流紋岩質の火砕岩からなる鮮新-下部更新統が分布 河東山地・内村-諏訪地域 水内地域の南東側で、主に緑色に変質した安山岩・玄武岩質の火山岩類からなる下-中部中新統と、それを貫く第三紀花崗岩岩が分布 |
![]() 図3.4 新潟油田地域の地質図 (小林 原図) |
関西 | |
六甲山六甲山地: 断層多生田川の自然ガイド 六甲山をつくっている二つの花こう岩六甲山は、この二つの花こう岩でできています。全体に黒い鉱物の多い花こう岩は、布引花こう岩。白っぽい長石、ガラスのような石英、はがれやすい黒雲母と鉛筆の芯のような黒い柱状の角閃石からできています。 六甲花こう岩は角閃石が少なく、石英や長石、黒雲母のほかにピンク色のカリ長石の多いのが目立ちます。 どちらも地下でマグマがゆっくり冷やされてできた深成岩です。 (神戸市 中央森林公園) ![]() ![]() 布引花こう閃緑岩______布引花こう岩 |
五本松かくれ滝 今日は流れていますか?
みなさまに知っていただき、また、布引貯水池周辺のすばらしい自然環境に親しんでいただくため、布引五本松堰堤(ダム)が完成した当時にダムの放水路としてできた滝の愛称を募集し、平成19年6月に「五本松かくれ滝」を愛称に決定いたしました。 滝の周辺から昔から「五本松」と呼ばれており、ダムがオーバーフローした時だけ流れる滝であることからのネーミングです。なお、この滝は「放水路新道」、「浅見の滝(建設に携わった技師の名前)」と呼ばれていたこともあるようです。 神戸市水道局 |
[氷河・周氷河地形]
分布の地域的特徴現成・完新世 → 大部分が山地森林限界以上 → 最終氷期 + それ以前 → 北海道-東北地方平地山地に欠ける理由
北海道現成・完新世周氷河現象、永久凍土は大雪山に集中(アイスウェッジポリゴン除く) ↔ 大雪山以外からの構造土報告少十勝平野・根釧原野の現成・完新世構造土 = 大部分アースハンモック、河川沿沖積地・低位段丘に分布(一部のみ表現) 十勝三股周辺・北見山地山中1000 m以下 = 地中氷(永久凍土の1種) 道東・道北 = 最終氷期とそれ以前の周氷河現象(大部分は凍結撹乱構造で、化石アイスウェッジは道東のみ, 宗谷岬以外はソイルウェッジ?)。ソイルウェッジは多所で発見。化石大規模多角形構造土?は十勝平野や根釧原野の空中写真判読で認められるが現地未確認 十勝平野: 大規模クリオターベーション ? ピンゴ化石(可能性) 道南: 凍結撹乱構造余り分布せず、羊蹄山周辺で多く発見 |
東北現成・完新世、最終氷期、より以前の周氷河現象は北上山地周辺集中人為的荒廃地に発生した条線土や、牧草地のアースハンモック 低地火山灰層中の凍結撹乱構造は報告少 奥羽山脈、月山、朝日・飯豊等の森林限界をぬく山頂部 → 現成・完新世構造土(断片的・小面積) → 新たな化石周氷河現象発見可能性高 関東・中部中部山岳森林限界以上は現在も完全な周氷河地域で現成・完新世構造土が広分布関東平野周辺山地から最終氷期形成?岩塊流発見 → 山地でさらに岩塊流発見可能性 → 全てが周氷河作用と関連するかは疑問 近畿以西現成・完新世構造土が紀伊山地から報告。大分県久住山・大船山に階状土とアースハンモックが化石構造土(階状土と岩塊斜面)が中国山地山頂部から報告され、さらに発見される可能性高いが、斜面岩塊が周氷河起源かは検討必要。中国山地東部や九州の標高1000 m前後の場所から、礫オリエンテーションから周氷河性と判断される堆積物が報告されるが、周氷河作用強度未詳 |