(2016年7月6日更新) [ 日本語 | English ]
アサツキ/エゾネギ (A. schoenoprasum L. var. schoenoprasum)
山菜(野生)多 → 品種改良進まない (早生、晩生程度の区分) ギョウジャニンニク (A. victorialis L. ssp. platyphyllum Hultén), wild vegetableセイヨウネギ (A. porrum L.) タマネギ (A. cepa L.) ニラ (A. tuberosum Rottler ex Spreng.) ニンニク (A. sativum L.) ネギ (A. fistulosum L.) ラッキョウ (A. chinensis G. Don) 暗発芽(光抑制): タマネギ、ネギ |
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Tamanegi (タマネギ, 玉葱), onion 原産: 中央アジア(野生種未発見 - 絶滅?) 生活型: 越年生 気温: 25°C以上 - 高温障害 染色体数: 2n = 16 (2021 ゲノム解読完了) |
var. aggregatum G. Don (シャロット) var. proliferum (Moench) Regel (ヤグラタマネギ) 栽培種品種: 辛味品種(東欧系) + 甘味品種(南欧系)日長: 短日種 + 中日種(早生, 秋撒き) + 長日種(春撒き) |
Negi (ネギ, 葱), green onion |
多年草 - 食用: 鱗茎・葉(全体に強い臭気) var. pekinense (Prokh.) F. Maek. (オオニンニク) 生薬名: 鱗茎 = 大蒜: 咳・痰・健胃・整腸・発汗・駆虫薬 var. sativum (セイヨウニンニク) 大蒜(ニンニク) garlic の科学「にんにく」 = "忍辱"の意 → 僧がこの臭いを耐え忍んで食したことに由来(説)歴史BC4500年頃: 人類史上登場 = 古代エジプト、クフ王ピラミッド(ナイル河畔)で象形文字 - ピラミッド建設従事者が体力維持に野生ニンニク・玉葱を食した |
→ 古代インダスの頃: 古代エジプト → 中近東・インド・中国伝播 ↔ BC500頃: 仏教で肉食妻帯禁止 → 強壮強精剤であるニンニクも嫌われた 約2000年前: 日本へ朝鮮から帰化人が香の実とし伝来 影響「くさもの」 仏僧は荒行に耐えるため禁を犯してまでニンニクを食べ「忍辱」なる語を作った(説) 栽培法小鱗茎を種球として繁殖に用いる。9月中旬に種球を植付け酸性肥料避け、土壌中性に保つ。翌年6月中旬から花茎が出るので鱗茎成長を助けるためこれを摘み取る。8月上旬に茎葉先端から枯れ始める頃収穫する耐寒性で北海道の冷涼な気候に適する |
医療効果
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残留水溶性成分濃縮: 調味料(スープ・カレー・即席ラーメン・ハム・ソーセージ等)利用 スコルゲンの解毒作用: スコルゲンの一部が生体内代謝により糖部位が加水分解されフラクチュロン酸とSH基末端のスコルジンになる。このSH基は特に酸化還元反応性に富み体内有毒物質と容易に結合し無毒化し排泄を促す。一方のフラクチュロン酸も解毒強肝作用がある(グリシンやグルクロン酸抱合と近似)。スコルジニントリペプチド部がグルタチオン(エネルギー生産・SH酵素・Fe2+酵素の不活性化・抱合解毒・抗アレルギー・抗脂肪肝に関与)に似ており同様の効果期待 |