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(2019年12月13日更新) [ 日本語 | English ]

モクレン科 (Magnoliaceae Juss.)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

[ エングラー体系 (Engler's syllabus)| ベンサム・フッカー方式 | 植物分類学 ]

モクレン目 (Magnoliales)


Magnoliaceae (モクレン)
Degeneriaceae
Himantandraceae
Winteraceae (シキミモドキ)
Annonaceae (バンレイシ)
Eupomatiaceae
Myristicaceae (ニクズク)
Canellaceae
Schisandraceae (マツブサ)*
Illiciaceae (シキミ), 大井 Magnoliaceaeに合一
Austrobaileyaceae
Trimeniaceae
Amborellaceae
Monimiaceae
Calycanthaceae (ロウバイ)
Gomortegaceae
Lauraceae (クスノキ)
Hernandiaceae (ハスノハギリ)
Tetracentraceae (スイセイジュ)
Trochodendraceae (ヤマグルマ)
Eupteleaceae (フサザクラ)
Cercidiphyllaceae (カツラ)

モクレン科 (Magnoliaceae Juss.)


分布(北半球型): 南アジア-マレーシア、北米東部-中米高地-ギアナ高地-ブラジル高地

隔離分布

モクレン (Magnolia L.)
化石
Magnoliaceae
図5.分類学的・分子系統学的から考えられるモクレン科の熱帯及び温帯隔離分布群の範囲と分布. 熱帯ではアジアとアメリカでそれぞれ3つの分類群が単系統群となり, それらは姉妹群と考えられる. 温帯では, ホオノキ節-1 (アジア産とアメリカ産 M .tripefala), ハクモクレン亜属(アジア産とアメリカ産キモクレン M. acuminata)及びユリノキ属(アジア産 L. chinense とアメリカ産L. tulipifera)の3分類群が隔離分布群として認められる(東 2003).
  • 東 浩司. 2003. モクレン科の分類・系統進化と生物地理(隔離分布の起源). Bunrui 3: 123-140

モクレン (Magnolia L.)


花: 頂生、胚珠2個

人工授粉で全ての種間で交雑

果実: 背中側で裂開
ホウノキ亜属
ハクモクレン亜属

オガタマノキ (Michelia L.)

現在はMicheliaを廃止しMagnoliaに分類されるのが普通
オガタマノキ (Michelia compressa (Maxim.) Sarg.)
= Magnolia compressa Maxim.
Ogatamanoki (招霊木/小賀玉木)

天岩戸神社御神木
高千穂神楽: 高千穂地方に伝承される夜神楽では、手力雄の命も天の鈿女の命も右手で神楽鈴を鳴らしながら舞うが、その鈴はこのオガタマノキの集合果の形から来ていると言われる

≠ 正月飾りの大賀玉の木

タイサンボク (M. grandiflora L.)

東京都・ニューヨーク市姉妹都市提携
記念植樹のタイサンボク
ST 木は北米原産タイサンボクである。日米修好通商条約批准書交換百周年にあたる昭和35年(1960)2月29日東京都とニューヨーク市の「姉妹都市」提携に基づき、東龍太郎都知事一行がニューヨークを訪問した際、同市日系人会会長から同市に桜の樹100本が寄贈された答礼とし、東京都に寄贈され、同都知事とリチャード・C・パターソン・ニューヨーク市長代理により、同年5月23日午後、日比谷公園内のこの場所に植えられた。タイサンボクは6-7月にかけて大きな純白の花を咲かせる。

日比谷公園サービスセンター 2014年12月27日

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