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(2016年8月2日更新) [ 日本語 | English ]

スゲ Sedge (カヤツリグサ科 Cyperaceae)






有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ

[ スゲ | 分布: 北海道 , 西海岸 , 北極 | 形態 ] Engler's syllabus (エングラー体系)

スゲ (菅) sedge


Carex L.

世界 1100-2000種 (1100-2000 species in the world)
日本 200種 (200 species in Japan)
多くは多年生
細胞学的スゲ属植物の特徴 (星野 1985)
  1. 花粉形成過程 - 1花粉母細胞から1花粉形成。減数分裂 - 形成された4核中3核退化し1核生き残る
  2. 動原体非局在型で明瞭な一次狭窄もたない
  3. 種内/種間異数体高頻度出現

マスクサ subgenus Vignea

マスクサ section Vignea
ハクサンスゲ section Heleonastes

真正スゲ subgenus Carex

コカンスゲ section Decorae
ヒカゲスゲ section Digitatae
花柱基部肥厚せず果時には脱落 Ex. ヒメスゲ (C. oxyandra)
シバスゲ section Praecoces
花柱基部肥厚し盤状-嘴状beakedの柱基となり、果実頂部残存 Ex. アオスゲ
ジュウモンジスゲ section Indicae
ナキリスゲ section Graciles
クロボスゲ section Atratae
サツマスゲ section Occulusae
ヒゴクサ section Extensae
タマツリスゲ section Laxiflorae
ミガエリスゲ section Orthocerates
シオクグ section Paludosae
アゼスゲ section Carex
検索表

1. 小穂は茎頂に1個

2. 柱頭2岐, 果実は2稜形, 雌雄異株 ___ カンチスゲ節 Section Dioicae
2. 柱頭3岐, 果実は3稜形, ヒナスゲ(ヒナスゲ節)を除いて雌雄同株

3. 果胞は有毛 ___ ヒナスゲ節
3. 果胞は無毛

4. 果胞の基部は明らかな柄となる

5. 果胞は熟すと水平に開出 ___ キンスゲ節 (= キンスゲ)
5. 果胞は熟しても直立 ___ イトキンスゲ節 (= イトキンスゲ)

4. 果胞の基部に明らかな柄はない

5. 果胞は熟しても直立

6. 横走する根茎があり、果胞は長さ3-4 mm ___ カラフトイワスゲ節 (カラフトイワスゲ)
6. 根茎は短く叢生し、果胞は長さ5-6 mm ___ シラコスゲ節 (シラコスゲ)

5. 果胞は熟すと水平に開出または反転する

6. 小穂は2-4個の果胞をつけ、果胞は長さ6 mm ___ タカネハリスゲ節 (タカネハリスゲ)
6. 小穂は数個以上の果胞をつけ、果胞は長さ6 mm ___ ハリスゲ節

1. 小穂は複数が穂状, 総状, 円錐状に配列する

2. 花序は穂状, 小穂は無柄で基部に前葉を欠く

3. 果胞の縁は鋭稜または翼がある。果胞下半分の縁が鈍いものがあるが, その場合は長嘴があり, 嘴部の縁は鋭形でざらつく

4. 花序は単性で雌雄異株 ___ コウボウムギ節 Section Macrocephalae
4. 花序は両性

5. 小穂は雌雄性(先端に雄花部、基部に雌花部がある)

6. 横走する根系があるか倒状した茎の節から花茎を立てる

7. 果胞の縁は鋭稜 ___ クロカワズスゲ節 (= クロカワズスゲ)
7. 果胞の縁は狭翼 ___ ウスイロスゲ節

6. 根系は短く叢生する

7. 果胞本体の縁は鈍い ___ クリイロスゲ節 (= クリイロスゲ)
7. 果胞の縁は鋭稜または狭翼状 ___ ミノボロスゲ節

5. 小穂は雌雄性(先端に雌花部、基部に雄花部がある)

6. 小穂は頭状に多数が密集し, 果胞は狭披針形で長柄がある ___ カヤツリスゲ節 (カヤツリスゲ)
6. 小穂は穂状につき, 果胞はほとんど柄がない

7. 小穂基部の雄花部は目立ち、果胞基部は海綿質に肥厚する ___ カワズスゲ節
7. 小穂基部の雄花部は目立たず、果胞基部は海綿質に肥厚しない

8. 花序は小穂を疎らにつけ、苞は葉身が発達し、少なくとも最下のものは小穂よりも明らかに長い

9. 柱頭は3岐、果実は3稜形 ___ マスクサ節 (マスクサ)
9. 柱頭は2岐、果実は2稜形 ___ ヤブスゲ節

8. 花序は小穂を密集するか、数個がやや疎らにつき、苞の葉身は発達せず、最下のものでも小穂と同長かそれより短い ___ ヤガミスゲ節

3. 果胞は縁が鈍く、無嘴または短嘴

4. 小穂は雄雌制 ___ ホソスゲ節 (ホソスゲ)
4. 小穂は雌雄制 ___ ハクサンスゲ節

2. 花序は総状か円錐状, 小穂は多少は柄があり、その基部に前葉がある

3. 小穂は円錐状につき、前葉は果胞状小穂は雄雌性

4. 円錐花序は茎頂に1個 ___ アブラシバ節 (アブラシバ)
4. 円錐花序は数個が総状につく ___ ハナビスゲ節 (ハナビスゲ)

3. 小穂は総状につき、前葉は筒状、小穂は単性または両性

4. 柱頭は2岐、果実は2稜形

5. 苞は有鞘

6. 側小穂は雄雌性、秋咲き ___ ナキリスゲ節
6. 側小穂は雌性、春咲き ___ ヒエスゲ節 (キノクニスゲ類)

5. 苞は無鞘

6. 果胞の縁は嘴部を除いて平滑 ___ アゼスゲ節
6. 少なくとも果胞の縁は有毛 ___ タヌキラン節

4. 柱頭は3岐、果実は3稜形

5. 頂小穂は雌雄性、側小穂は雌性

6. 苞は無鞘 ___ クロボスゲの一部
6. 苞は有鞘

7. 果胞は扁平で疎らに刺状毛がある ___ タカネナルコ節 (タカネナルコ)
7. 果胞は扁平ではなく光沢があって無毛 ___ フサスゲ節の一部 (フサスゲ)

5. 頂小穂は雄性またはは雌雄性

6. 小穂は全て雄雌性、あたは側小穂は雄雌性、頂小穂が雄性の場合は側小穂の雄花部は雌花部と同長かより長い

7. 葉は夏緑で軟らかい

8. 果胞は長嘴 ___ ミヤマジュズスゲ節 (ミヤマジュズスゲ)
8. 果胞は長嘴 ___ タガネソウ節

7. 葉は常緑で硬い

8. 側小穂は柄が長く垂れ下がり、花柱基部は直立 ___ コカンスゲ節
8. 側小穂は柄が短く直立し、花柱基部は湾曲 ___ ヒエスゲの一部 (サコスゲ)

6. 頂小穂または上方の2-3個のの小穂は雄性、側小穂または下方の小穂は雌性、雄花部が混じる場合も雌花部に比べて極めて小さい

7. 頂小穂のみが雄性

8. 果実の頂部に盤状、環状、嘴状の付属体がある

9. 果胞は長さ5-8 mm、花柱基部は湾曲する嘴となるか、湾曲部から合着した明らかな柄のある環状の付属体となって果実頂部に残る ___ ヒエスゲ節
9. 果胞は長さ5 mm以下、果実頂部は上部がやや凹んだ円盤状の付属体となり、その中央から花柱が出るか、花柱基部が柄の不明瞭な環状の付属体または直立する嘴となって果体上部に残る ___ ヌカスゲ節

8. 果実の頂部に付属体はない

9. 葉や鞘は有毛

10. 苞はほとんど無鞘 ___ ビロードスゲ節の一部 (ハタベスゲ)
10. 苞は有鞘 ___ タマツリスゲの一部 (サッポロスゲ)

9. 葉や鞘は無毛

10. 果胞は有毛

11. 葉は茎の基部に集まる

12. 苞は無鞘

13. 小穂は長さ2 cm以下 ___ ヒメスゲ節
13. 小穂は長さ4 cm以上 ___ ミヤマシラスゲ節の一部 (アキカサスゲ)

12. 苞は長鞘がある

13. 果胞は扁平ではない ___ ヒカゲスゲ節
13. 果胞はやや扁平 ___ イワカンスゲ節

11. 基部の鞘は葉身がなく、葉は茎の中部につく ___ サツマスゲ節

10. 果胞は縁を除いて無毛

11. 果胞は微細な乳頭状突起を密生

12. 叢生し匐枝を出さない

13. 苞は無鞘 ___ クロボスゲ節の一部
13. 苞は有鞘 ___ タチスゲ節の一部 (タチスゲ)

12. 匐枝を伸ばし、疎らに生える ___ ヤチスゲ節

11. 果胞に乳頭状突起はない

12. 苞は無鞘、ときに最下のものに極めて短い鞘部がある

13. 果胞は扁平 ___ クロボスゲ節の一部
13. 果胞は扁平ではない

14. 横走する地下茎または匐枝がある

15. 果胞は乾いても緑色またはオリーブ色

16. 葉は平坦で幅3 mm以上

17. 果胞は長さ3-4 mm ___ ヒメシラスゲ節
17. 果胞は長さ約10 mm ___ オニナルコスゲ節の一部 (オニスゲ)

16. 葉は肉質で幅1-1.5 mm ___ オニナルコスゲ節の一部 (ホロムイクグ, コヌマスゲ)

15. 果胞は乾くと褐色に変わる ___ ミヤマシラスゲ節の大部分

14. 叢生し、匐枝は出さない

15. 果胞は広倒卵形で長さ2.5-3 mm、口部は2歯 ___ エゾサワスゲ節 (エゾサワスゲ)
15. 果胞は披針形で長さ4-9 mm、口部は2深裂 ___ クグスゲ節

12. 苞は長鞘がある

13. 小穂は少なくとも下方のものは長い柄があって垂れ下がる

14. 葉は花茎より著しく短く、苞の葉身は小穂より短い

15. 果胞は扁平で細脈があり、長さ5-8 mm ___ イワカンスゲ節の一部 (イワスゲ)
15. 果胞は扁平ではなく無脈、長さ3-4.5 mm ___ カタネシバスゲ節

14. 葉は花茎と同長かより長く、苞の葉身は葉状で小穂より長い ___ タマツリスゲ節

13. 小穂の柄は短く直立または斜上

14. 果胞は卵形でやや扁平、長さ約2.5 mm、生時に隆起した太い脈が認められる ___ タチスゲ節の一部 (リュウキュウタチスゲ)
14. 果胞は扁平でなく、生時に隆起した脈はない

15. 果胞は乾くと黒く変色

16. 果胞は熟して斜上し、雌花の鱗片は果胞と同長芒端 ___ ミヤマシラスゲ節の一部 (ヤワラスゲ, アワボスゲ)
16. 果胞は熟して小穂軸に圧着、雌花の鱗片は果胞の1/2以下で鈍頭または鋭頭 ___ ジュズスゲ節 (ジュズスゲ)

15. 果胞は乾いても緑色

16. 果胞は長さ6-8 mm、熟して直立し、長い花柱が宿存 ___ ヤマジスゲ節 (ヤマジスゲ)
16. 果胞は長さ10 mm以上、熟すと開出し、花柱は宿存しない ___ ミタケスゲ節 (ミタケスゲ)

7. 上方の2-3個の小穂は雄性

8. 果胞は無毛

9. 小穂は長い柄があって垂れ下がり、果胞は無脈 ___ フサスゲ節の一部 (アイズスゲ)
9. 小穂は直立し、果胞が多数脈

10. 果胞は厚膜質で光沢がある

11. 苞は明らかに有鞘 ___ リュウキュウスゲ節 (リュウキュウスゲ)
11. 苞は無鞘 ___ オニナルコスゲ節の一部 (オニナルコスゲ, オオカサスゲ, カラフトカサスゲ)

10. 果胞はコルク質 ___ シオクグ節

8. 果胞は有毛 ___ ビロードスゲ節

種 (species)


北海道
⇒ Flora on [ Mount Koma | Mount Usu ]
日本
合州国西海岸 (West Coast)
北極 (Arctic)

Common in tundra and/or taiga

C. aquatilis Wahlenb. var. stans (Drejer) Boott

Synonyms
Carex aquatilis ssp. stans (Drejer) Hultén
Carex stans Drejer
2n = 76

C. bigelowii Torr. ex Schwein. ssp. bigelowii オハグロスゲ

スゲ形態 (morphology of sedges)


全形 (whole plant)

Morphology

形態学 (morphology)

索引

果胞 perigynium: カヤツリグサ科で頴の腋につく雄花を包む筒状の花被
花: 多くは退化的

sedge
図. 小穂 spike
sedge
図. 鞘 leaf sheath
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