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ユリ科 → イグサ科(風媒花) → カヤツリグサ科 [ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 ] |
1. 葉は無毛。子房は1室又は3室で種子は多数。葉鞘は開裂し、葉耳がある ___ Juncus (イグサ) 1. 葉は少なくとも一部に毛がある。子房は1室で種子は3個。葉鞘は縁が合して筒となり、葉耳はない ___ Luzula (スズメノヤリ) (北村他 1964) |
1. 花に小苞ある
2. 茎に普通の葉なく、葉鱗片状となり茎下部につく。最下苞は直立し茎の延長の様に見え、花序は側生の様に見える
3. 花2-5個、暗茶褐色。最下苞は花序と同長か僅かに長い ___ J. beringensis Buchenau ミヤマイ
4. 果実3室に分かれ、緑褐色。雄蕊は3個(稀6個) ___ J. effusus L. var. decipiens Buchen. イ
5. 雄蕊3個、果実緑褐色 ___ J. setchuensis Buchenau ホソイ
6. 地下茎細、節間短。果実褐色。1/2-1/3 ___ エゾホソイ
7. 果実は長卵形で長さ約4 mm、葯は長さ花糸の3倍。茎はやや扁平で捻れる ___ J. fauriei H. Lev. et Vaniot イヌイ 2. 茎に普通の葉があり、葉は扁平又は上側が凹み、花序は頂生
3. 1年草。果実3室に分かれる ___ J. bufonius L. ヒメコウガイゼキショウ
4. 花被片は鈍頭で果実より短い。葯は花糸とほぼ同長 ___ J. gracillimus (Buchenau) V. I. Krecz. et Gontsch. ドロイ
5. 葉耳は薄い乾膜質で大きい ___ J. tenuis クサイ 2. 花序は単一の頭花からなる。葉は糸状又は針状で幅1 mm以下、茎の下部だけにあり、走出枝はなく、高さ15 cm以下の小型草本
3.高山砂礫地に生え全体やや硬くて直立。花濃褐色-黒褐色。葉針状で茎より遥かに短い ___ タカネイ
4. 花被片線形、花糸は花被片より少し短い ___ イトイ 2. 花序分枝し数個-多数の頭花からなる複生花序作る 3. 葉は前後に扁平で明らかな葉耳がない。地下に長い走出枝出す。頭花2-3個
4. 花被片3.5-4 mm l、果実楕円形凹頭で4-4.5 mm l、全体微細な凸起がありざらつく。種子0.6-0.7 mm l ___ セキショウイ |
3. 葉は円筒状又は左右より扁平で、小さくとも明らかな葉耳があり、通常隔壁目立つ 4. 種子両端に長い尾状凸起あり2 mm l内外
5. 雄蕊6個。頭花通常2-3個からなり、やや大型 ___ ミヤマホソコウガイゼキショウ
6. 外花被片披針形鋭頭、内花被片やや鈍頭 ___ ホソコウガイゼキショウ 4. 種子に尾状凸起ない 5. 頭花は黒褐色または濃褐色
6. 茎は円筒形で翼はない。頭花通常1個 ___ エゾノミクリゼキショウ 5. 頭花は淡緑色-黄褐色 6. 茎は円筒形で翼はない。頭花多数 7. 茎は円くて単管質、隔壁明瞭、茎直立し、果実は花被片より少し長い。頭花は多数の花からなる
8. 雄蕊6個、地下茎は横走し、茎は疎らに直立。頭花の中の各花は上向きにつき、あまり開出しない ___ J. krameri Franch. et Sav. タチコウガイゼキショウ 7. 葉は扁円形で単管質、茎は叢生し、果実は花被片より著しく長く、頭花は2-3個の花からなる ___ J. papillosus Franch. et Sav. アオコウガイゼキショウ 6. 茎は扁平、葉も左右から扁平で多管質
7. 雄蕊6個、茎に広い翼。葉2-5 mm w ___ ハナビゼキショウ 8. 葉2-5 mm w、花は果実と共に5-6 mm l、果実の先は漸尖
9. 頭花は多数あり、星状に花を粗生 ___ ヒロハノコウガイゼキショウ 8. 葉1.5-2.5 mm w、花は果実と共に4-5 mm l。果実の先は急に細くなって嘴となる ___ J. prismatocarpus R. Br. コウガイゼキショウ |
1. 葉は鈍頭で細く、上方に溝ある。花序傾き彎曲し、花は小花柄の先に1-数個つく。種子に種枕なく糸状体ある ___ クモマスズメノヒエ 1. 葉先硬く鈍頭、扁平で溝ない。花茎直立し小花柄彎曲しない 2. 花は1個づつ小花柄の先につき、種子には種子とほぼ同大の種枕がある
3. 花被片2-2.5 mm l、通常赤褐色、果実2.5 mm l。葯は花糸より遥かに短い ___ ミヤマヌカボシソウ 4. 葉2-5 mm w、叢生して株を作り殆ど走出枝ださない。花糸は葯と同長-やや長い。花被片は淡赤褐色 ___ L. plumosa E. Mey. ヌカボシソウ 4. 葉2-10 mm w、通常短い走出枝だす。花糸 ≤ 葯 l。花被片は通常濃赤褐色 ___ クロボシソウ 2. 花は頭状に集合する。種枕は小さい
3. 花序は通常1(稀2-3)個の大型の頭花を作る。種枕は種子の約半長 ___ L. capitata (Miq.) Miq. ex Kom. スズメノヤリ |
4. 種子広楕円形、種枕大きく種子の約1/2の長さ。頭花はやや大型、花は果実と共に2.5-3 mm l ___ L. multiflora (Ehrh.) Lejeune ヤマスズメノヒエ 5. 小型の数個の頭花に分かれ、各頭花は長柄がある。通常果実は花被片より長い
6. 花通常濃褐色-黒褐色、葯は花糸の約半長、種枕は殆どない ___ タカネスズメノヒエ 5. 頭花はやや大きく柄が短くて互いに接近する。通常果実は花被片より少し短い ___ ミヤマスズメノヒエ |