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☛ エングラー体系 (Engler's syllabus)| 植物分類学 6属150種 → 北半球温帯(一部, アンデス山脈)
落葉広葉樹、花単性風媒花 Subfam Betuloideae (カバノキ)雄花には花被がない → |
Alnus Mill. (ハンノキ)Betula L. (カバノキ)Subfam Coryloideae (ハシバミ)雄花には花被(perianth)がある。雌花は花穂状(spike) →クマシデ(Carpinus), アサダ(Ostrya), ハシバミ(Colylus), (Ostryopsis) Carpinus L. (クマシデ)Corylus L. (ハシバミ)Ostrya Scop. (アサダ)Ostryopsis Decne. |
B. apoiensis Nakai (アポイカンバ) B. chichibuensis Hara (チチブミネバリ) B. corylifolia Regel et Maxim. (ウラジロカンバ, ネコシデ) B. costata Trautv. (チョウセンミネバリ/マカンバ) B. davurica Pall. (ヤエガワカンバ) B. ermanii Cham. (ダケカンバ) 亜高山帯: 先駆樹種 - 遷移初期に優占する他侵入種よりも樹齢長い傾向 二次遷移初期に多 →ダケカンバ林発達 B. globispica Shirai (イヌブシ/ジゾウカンバ)B. grossa Sieb. et Zucc. (ミズメ) B. maximowicziana Regel (ウダイカンバ/マカバ) B. ovalifolia Rupr. (ヤチカンバ) B. platyphylla Sukatchev (コウアンシラカンバ) var. japonica (Miq.) Hara (シラカンバ) B. schmidtii Regel (アズサミネバリ/オノオレカンバ)var. angustifolia Makino et Nomoto (ホソバオノオレ) Betula × avaczensis Komar. (オクエゾシラカンバ) [platyphylla × ermanii] |
北海道の代表的カンバ3種いずれも崩壊地、森林火災跡、噴火跡等の開けた生息地を好む。種子は休眠しないのが普通で、林床などの暗いところでは実生は生存できない。樹皮は、比較的なめらかで皮目を作る。葉は互生で、短枝・長枝の区別あるA. シラ(カンバ) B. platyphylla B. ダケ(カンバ) B. ermanii C. ウダイ(カンバ) B. maximowicziana 果穂 葉 樹皮 立地 シラ 下向 側脈5-8対 原則白 平地-山地 1個 基部浅V字 小 < 10 cm ダケ 上向 側脈7-12対 原則灰黄褐色 山地やや高所 1個 基部浅いハート型 小 > 10 cm ウダイ 下向 側脈8-13対 灰白色 平地-山地 2-4個 ハート型(より凹む) 大 > 10 cm |
生活型: 落葉性低木-高木 分布: 北半球温帯20種 葉: 単葉(多少とも毛)、互生、重鋸歯、有柄 托葉: 葉落性 |
1. 総苞片は葉状で筒とならず、縁に歯芽があり刺毛ない。葉は広倒卵形-やや円形で基部は心形 ___ ハシバミ 1. 総苞片は筒となり徳利状、外面に刺毛密生。葉は倒卵形-楕円形で基部は円-広楔形 ___ C. sieboldiana Blume (ツノハシバミ) |
[ フランキア ]
日本約10種 落葉広葉樹 花粉症のもと 種子: 球果成熟裂開前(球果緑色でも種子は褐色に成熟)に採取し、室内乾燥し種子を取り出す 乾燥剤(シリカゲル等)を入れ密封し-4°Cで保存 - 10年程度貯蔵可 |
ヤマハンノキ (A. hirsuta Turcz.)var. sibirica (Fischer) C. K. Schn. (ヤマハンノキ, s.s.)葉: 無毛(アイヌ語) var. hirsuta (ケヤマハンノキ)葉: 有毛生息地: 撹乱地. Ex. 河畔林、河岸段丘、谷部 開花期: 4月従順-4月下旬 ⇒ 結実期(採取時期): 9月下旬-10月下旬 (東大富良野演習林, 佐藤 1992) 利用: 砂防治山緑化樹、公園・街路樹 (木材利用はほぼない) |