(露崎担当分 2018年2月5日更新) [ 日本語 | English ]
有珠山 / サロベツ泥炭採掘跡
1986年, 2006年の有珠山火口原. ワタスゲ・エゾカンゾウ
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目的地球温暖化における陸域生態系と海洋生態系の役割と応答に関して、基礎から理解する。本講義は、陸上生態系についてを 露崎 が、海洋生態系についてを 鈴木(光) が担当する。 A. 陸上生態系 (担当 露崎)
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はじめに (ガイダンス) 撹乱 (disturbances) 陸上生態系 (terrestrial ecosystem) [Introcution to global warming] 地球温暖化の機構 (おさらい)温暖化ガスの種類と特徴特にCO2とメタン(methane) CO2濃度の経年変動 - 植物の寄与部分も見える室効果と冷蔵庫効果 地球レベルでの温度変化 温暖化と海水面上昇・雪面減少 植物群集と環境 (おさらい)太陽放射温度 (temperature) 降水量 生活型 (life form) バイオーム(biome)の分布パターン バイオーム - 生産力 (productivity)・バイオマスと関連して
森林 (forest)
例1: タイガにおける森林火災 12H2O + 6CO2 → C6H12O6 + 6O2 + 6H2O の持つ意味
水・光・温度 温度と火災 (補)
煙誘導発芽 (Smoke-induced seed germination) Case: Phacelia secunda (Hydrophyllaceae) アロケーション(分配)トレードオフ 種子分散型 (seed dispersal) グローバルスケールリモートセンシング(リモセン) (remote sensing)
プラットフォームとセンサー ベクトルデータとイメージデータ WebGIS LINK: FreeGIS, MapServer, DM Solutions Group |
リモセンによるバイオーム地図の作り方
植物、土壌、水の反射パターン
有効光合成放射吸収率 総一次生産
生物地球化学循環 biogeochemical cycle (訳が気持ち悪い)
栄養循環 野外測定法質的データと量的データ優占度 (abundance): ブラウン-ブランケット尺度(Braun-Blanquet cover scale) vs 百分率被度 高さ 直径と断面積 体積 バイオマス: 乾重と湿重 アロメトリー(相対成長) (allometry)
等成長 小スケール(地域スケール) バイオマスデータによる一次生産力 バイオマスによる炭素移動推定 草原調査における純一次生産力推定アルゴリズム 森林、耕作地、泥炭地における純バイオーム生産力 地上データと衛星データによる生産力推定の比較 古生態系復元花粉分析 (花粉学) 例: 火山噴火が年輪成長に与える影響 花粉学偽高山帯
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メタン放出メタン放出の原理メタン放出の測定方法
様々な生態系におけるメタン放出量 好気的条件下における陸上植物からのメタン放出 (Keppler et al. 2006)
メタン放出再考 スキー場植物群集 - 地球温暖化に関連してスキー場造成手順スキー場造成に伴う環境劣化 スキー場斜面植物群集のクロノシークエンス
北海道低地スキー場における環境勾配と植物群集の関係
温暖化と微小スケールでの生態系応答操作温暖化実験 (warming experiment)
野外温室
温暖化実験による生態系変化の測定 多年生草本 極地ツンドラ
一年生草本
メタ解析meta-analysis
メタ解析とは何か
生態系変動モデル
多変量因子の抽出
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成績評価の方法: 出席とレポートもしくは試験を基に、総合的に評価する。
陸上生態系 = 講義中に適宜参考図書を紹介する。
海洋生態系 = 「海洋生物と炭素循環」鈴木款(編)東京大学出版。
特になし