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医学生態学 (医学的生態学): 健康状態、特に病気発症原因や発症の地理的分布等を環境条件と関連づけ研究 ≈ 医学的地理学 (医学地理学): 病気分布と気候条件やバイオームとの関係 20世紀後半: 医学的人類学(医学人類学、医療人類学)が米国中心に隆盛 → 健康・病気に対する環境要因の重要性 → 医学的生態学進展 ≈ 疫学 環境条件 = 気候・病原体・媒介動物等自然環境 + 「開発」近代化、衣食住等日常生活や社会経済的・文化的環境 Def. 健康: 肉体的、精神的及び社会的に完全によい状態 → 疾病や虚弱でない、という意味と異なる(WHO)健康指標: 発生数 - 既存資料, 実測(人を対象とした調査)
発生率 incidence rate → 死亡率 mortality Ex. 人口動態統計から
個体適応(adaptation + homeostasis) / 自然淘汰(natural selection) 環境との関連が深い疾患群感染症 infection desease, ID: 人類史中で多くの生命を奪ってきた医学生態学は病原体と媒介動物(主に昆虫)、宿主としてのヒトの人口密度や行動パターンとの関連性を解明することを目指し、「病原体理論」(Ewad 2000)を提唱する進化医学分野とも接点をもつ 生活習慣(成人)病 lifestyle illness: 疫学(疾病)転換経て罹患・死亡率↑食生活変化による栄養素摂取パターンや、発癌物質等の環境汚染物質への曝露等を要因として扱う 疾病 pathema: 細胞病理学的分類 / 生化学的分類(未熟)
免疫疾患
免疫疾患: 自己免疫疾患・アレルギー 方法論(健康影響を調べる方法)1) 記述学 description観察・記載、症例報告2) 実験科学 experiments研究条件設定 → 因果関係解明-極限条件 → 仮説・条件設定 = 原理 |
動物実験、ヒト曝露実験 + 疫学 (☛ 因果関係) Ex. 1915 山極・市川: ウサギ耳に350-600日間コールタール塗布 → 癌研究対象: 細胞レベル in vitro vs. 個体レベル in vivo 動物 vs. 人間 / 個人 vs. 集団 疫学 (epidemiology)Def. 健康に関連した状態や出来事の集団内分布や決定因子を研究 + 成果を健康問題対策に応用衛生学 hygiene を基に発展 (→ 毒性学 toxicology) 医学の特徴 流行 epidemic(e): 研究者以外により条件づけの行われた「集団」に対する分析(研究者が研究のための条件設定しない) → 因果関係解明 = 環境-人体関係 高木兼寛(1849-1915) 海軍軍医、「ビタミンの父」
M15: 430人疾病/1000人、34人死亡/1000人 ♦♦♦ 疫学は誤用・悪用されやすい(騙されやすい) ♦♦♦ 学問以前の姿勢の問題も多 (政治とか経済とか) 健康に関係する国の調査国勢調査・人口動態統計・国民生活基礎調査等 (一部) Ex. ↓利用例国勢調査 national population census, NPC: 5年毎全日本在住者対象実施 1) 法令に基づく利用(地方交付金算定、議員定数決定等) 2) 行政施策利用(社会福祉、雇用対策、環境整備計画等) 3) 人口問題分析や学術研究等に利用(将来人口推計、平均寿命計算等) 人口動態統計 Population Survey Report: 出生・死亡・死産・婚姻・離婚など人口動態事象を計量的把握 人口・保健衛生・文化水準指標とし重要な役割 + 社会保障資料となる調査 出生届等に基づき、市町村役場で人口動態調査票を作成し、最終的には厚生省に送付される(業務統計) 生命表 (life table): 作成基礎期間における死亡状況が一定不変と仮定した時、同一時点で発生した出生児集団が死亡減少していく過程で、各年齢の生存者が平均してあと何年生きられるか、定常状態の人口はどのような様相を示すか等を、死亡率、生存数、平均余命等の生命関数によって表現したもの 国民生活基礎調査 National Livelihood Survey: 国民の保健、医療、福祉、年金、所得等国民生活の基礎的事項を世帯面から総合的に把握 昭和61年 = 最初の調査年 → 3年目毎に大規模調査 (+ 中間年に簡易調査) 「健康票」自覚症状有無、通院・通所状況、日常生活影響等 調査対象 = 全国の世帯及び世帯員 (一地区が約50世帯になるよう設定された調査区) - 層化無作為抽出した地区内全世帯 |
曝露集団、個人?(何の曝露を測る?) 結果の利用生活指導?、規制等 (Risk Assessment へのデータ提供) 濃 度concentration、曝露 exposure、量 dose → 方法: 集団レベルの健康影響 = 統計学的調査法 – 疫学研究の進め方 a) 調査= 母集団選定: 全数調査, 抽出標本調査 + 測定項目 → 指標化 Ex. 相対危険度・寄与危険度b) 調査方法記述的疫学調査分析疫学的方法: コホート調査 cohort study = ある集団を追い続ける(cohort: 古代ローマ軍団の単位)
コホート = 同時成立集団 Ex. 同年出生 理論疫学的方法 ☛ 水俣病 研究デザイン: 健康影響の有無や程度の調べ方 地域相関研究 ecological study: 分析(観察)単位 = 集団 (≠ 個人)
Ex. 「横浜市」 = 「1人の人」 ある集団対象に、ある時刻での結果と関連が疑われる原因の有無を調査 → クロス・セクション(データ) cross-section → 一時点で調査した個々人の状態記述 = (一般的に)因果関係議論困難 コホート分析 cohort analysis (疫学) 定義付けた1群の観察集団を未来へprospective長期(通常年単位)追跡 仮説で原因とする因子暴露-非暴露群に分け、疾患罹患率・死亡率等比較 1. 時間による分類
a) 前向きコホート研究 prospective cohort study
a) 閉じたコホート研究 closed cohort study, fixed cohort study = 固定コホート: 観察集団を最初に固定し一斉スタート観察 ケース群(疾患罹患患者)とマッチ(性別・年齢・喫煙歴等)するコントロール群(非疾患者)を用い曝露院試(危険因子 risk factor, RF)比率比較 → 疾患発症後、RF暴露を後向き(過去に向かう)研究多 主に後向き研究 → 関心は過去の曝露(曝露評価に問題点)
オッズ比 odds ratio による検討 Diethylstilbesterol, DES: エストロゲン活性有する非ステロイド性合成化合物。1938年合成。受精卵着床忌避作用あり、性交後避妊薬とし使用された。この化合物が流産防ぐと誤認された頃に服薬した妊婦より生まれた女児に、遅発性膣明細胞癌発現があり、初めて胎盤通過性発癌性物質確認された → 膣癌: 通常稀、かつ発症50歳以上 → 1966-1969年 15-22歳の患者8人発生
デザイン: 出生記録もとに1:4マッチング(生年月日 ± 5日, SES) → 母親に対する面接聞き取り調査
以前に出血あり、流産した人に選択的にエストロゲン投与 Case-control studyからcohort studyへ(これまでのデザインに対する考え方) 無作為(ランダム化)対照試験 randomized controlled (clinical) trial, RCT 治療等介入効果みる際、介入群と非介入群(標準薬・偽薬投与等含む)に分け、標本属する群を無作為決定し割り振り行う研究 Concealment of allocation: 介入群・非介入群振分けは事前には分からない → 2重盲検法double-blind method N-of-1 trial 1症例に、実験的治療(新薬等)、通常治療、偽薬(プラシボ, placebo)を交互に一定期間投与し効果検討。治療は、両者の差が真か偽か判定できるまで反復cross over trial。可能な限り、患者と治療者に投与治療薬はマスクして行う。治療薬順番や期間等はランダムに決定 Cross over trial 治療法(介入)A, Bの効果 → 無作為に対象を2群に分け1群をAB順、他群をBA順で一定期間治療し比較。AB(BA)間切り替え影響減少に無治療期間washout period (rule-in period)を入れることがある c) 因果関係検討判断基準 criteria 確認: 関連一致性, 関連強固性, 関連特異性, 関連時間性, 関連整合性環境要因に対する生体反応 |
2) 環境要因の量 Ex. O2も多量だと人体害(Hatch 1962) 量-効果関係 dose-effect relationship: 個体における、ある曝露と質的に明記された(量的)効果との関係 量-反応関係 dose-response relationship: 1群の対象(者)における、ある曝露と質的に明記された効果の量的な強さ示す、個人の相対的数(割合)との関係 (薬理学用語: 環境科学上はdose-response relationshipが重要) 許容範囲・閾値
→ 問題: 解釈をTLV, MACどちらで行うかは国により異なる 耐用一日摂取量 tolerable daily intalte, TDI
一生摂取しても健康に有害影響ないと判断される一日あたり摂取量 研究傾向1999-2001 研究: 疫学研究中心にDXNs (PCDD/F、Co-PCB)人体影響検討高濃度汚染による健康被害 Ex. 事故、職業曝露 → 微量汚染影響へ移る 一般環境レベルでの健康被害影響の有無、影響の程度や量-反応関係(まだ少ない) 体内DXN負荷量直接測定研究↑ (量的曝露評価 → 精度確度面課題)癌発生・死亡をエンドポイント → 糖尿病、その他疾患に関する議論増える
生殖影響や次世代影響 → 女性や小児を対象とした検討 Ex. DXNやPCB問題そのものへ論点移る傾向
= 高濃度汚染から低濃度汚染へ、死亡から疾患発症へ関心移る(等) 一般環境レベルでは健康影響認められない結果でも、曝露評価、小標本サイズ等の理由から信頼性低。後向き研究多く潜在的交絡要因と考える変数の入手困難。類似研究も考慮される交絡要因が異なる場合が多く交絡要因に何を考えるか論文から把握しにくい研究もある。結果解釈や研究比較をする際に注意が必要。結論的、と言うより従来考えなかった部位等への健康影響に対する第一段階的な検討結果と考える方が合理的 ケース・コントロール研究新デザイン ネステッド・ケース・コントロール研究 nested case-control study ケース・コホート研究 case cohort study 環境問題に関する後向き研究 → 前向き研究は稀だが、今後必要 環境疫学の問題点・今後の課題方法論的問題曝露評価(いつ、誰に何を、いつ測定、測定方法は、疾病評価 (何をもって影響ありとするか、評価の道具は), 妥当性validityと再現性repeatability, 因果関係 (予防という意味での因果関係)実用上の目的保健クライテリアの確立及び環境汚染防止計画に必要な情報を提供予防及び抑制対策の有効性の評価 科学的知識の改善 疫学研究の後→ 健康影響調べた - 次はどうする1) リスク・アセスメント risk assessment → リスク・マネジメント risk management
有害特性明らかにし hazard identification、用量-反応関係求めdose-response relationship、人・環境への曝露量を示しexposure assessment、そこに生じるリスクの程度を明らかにする risk characterization
法的因果関係 vs 疫学的因果関係 |
≡ 産業活動により排出される有害物質により引き起こされる病気 Ex. 大気汚染 - 喘息, s.l.. 揮発性有機化合物等吸引 → アトピー・アレルギー)等 Ex. 水質汚濁 → 有機水銀中毒・カドミウム中毒1950年代: 公害問題表面化 1960年代: 地域住民運動の対象 → 企業や国の責任を問う訴訟・裁判 四大公害病高度経済成長期(1950年代後半-1970年)に発生した代表的4公害病水俣病 Minamata disease1956.05 新日本窒素工業附属病院(水俣市) 細川院長: 原因不明患者4名
「伝染病」疑い対策(数年前から類似症状患者)
喜田村正次(公衆衛生学): 症状から重金属(特にMn)中毒? 1957 世良: 健康ネコ8匹を水俣市茂道・湯堂の漁家で飼育 → 全て発症 ← 患者増加 → 1959.07 熊本大学: 水銀説
実験動物に有機水銀混入餌 → 水俣病類似症状 1959 チッソ排水口付替 → 水俣病発生地域広がる (乱闘事件) ⇒ 斡旋: 熊本政界 → 工場-漁民 "原因不明という前提で …" 排水放流損害 → 工場側: 全国波及を恐れる → 1959.09 化学工業協会大島理事 1950.11 東京工大清浦雷作: 水銀説否定1959.10 細川: 酢酸工場排水でネコに水俣病発症 - 工場長により実験停止 1962 酢酸工場排水中のメチル水銀化合物がネコの水俣病の原因 1961-62 熊本大学: 各所でメチル水銀化合物確認第二水俣病(新潟水俣病)1964 第二水俣病: 新潟県阿賀野川下流で水俣病 - 26人発病、5人死亡1695 厚生省疫学調査班: 昭和電工加瀬工場排水が原因 工場側: 新潟地震で流出した水銀農薬が原因 1967.04.18 厚生省特別調査班: 第二水俣病の原因は工場排水イタイイタイ病 Itai-itai disease1910's-1970's 神岡鉱山(岐阜県飛騨市)排出Cd → 富山県神通川汚染 →汚染米・野菜摂取 四日市喘息1955 大規模コンビナート誘致決定硫黄酸化物 + 悪臭発生物 → 大量排出 1960 市民から煤塵・悪臭苦情 → 対策委員会設置、調査研究開始
苦情増 + 日本における他の公害病カネミ油症 (1968年頃)当初: カネミ倉庫製造米糠油(食用油) → 脱臭工程で使用PCB混入 → 発症 現在: 原因物質はPCB中微量混入DXN 海外アマゾン水俣病: アマゾン川流域に発生している水俣病に似た水銀中毒
砂金採取に大量の水銀使用 → 金採掘業者に水銀中毒発生 大気汚染健康影響急性影響死亡: 受診・入院、発作(喘息、循環器系)、肺機能慢性影響死亡: 呼吸器症状、肺機能 |
Def. 環境基準 ≡ 健康保護及び生活環境保全上、維持が望ましい基準 大気、水、土壌、騒音を保つことを目標としたて施策実施目標を定めたもの
「維持されることが望ましい基準」 → 行政上の政策目標 現在の科学的知見を基礎とし定める → 常に新しい科学的知見の収集、適切な科学的判断加え修正 日本: 環境基準定まる大気汚染物質と毒性 (環境基本法 1993)
(星野 1972) 瀬戸内海汚染塩飽諸島: 古くから漁場1941 水島工業用地(三菱重工水島製作所) - 海軍戦闘機 1958 水島コンビナート: 三菱石油 大規模埋立、農業用干拓地工業用地転換 - 漁獲急激減少(藻場消失) 1964 坂出コンビナート計画主汚染源: 火力発電所、石油(化学)工場、パルプ工場、鉄鋼工場、精錬工場、アルミニウム工場 1971 瀬戸内海汚染総合調査団発足 1972 瀬戸内の環境を守る連絡会1973 瀬戸内漁民会議 1973 瀬戸内海環境保全臨時措置法 - 1978 特別措置法(恒久法) 粒子状物質に関する環境基準(日本)微小粒子状物質影響疫学調査 (Japan Mortality Morbidity and Air Pollution Study)1999 環境庁: 微小粒子状物質等曝露影響調査検討会疫学WG(5年計画)
曝露評価: 常時測定局データ、対象世帯屋内・屋外濃度、個人曝露量(量的評価可能に) 健康影響
急性影響: 日死亡数、呼吸器系(喘息による救急受診数、喘息症状の変化)、循環器系(不整脈の発生) エンドポイント、研究手法は複数の組み合わせ 研究デザイン、個人曝露評価、及び統計解析については研究班全体で共通のプロトコルに従って実施 アスベスト: 天然に産出されるケイ酸化合物 → 特定粉塵指定 保温性、耐磨性、耐熱性、耐薬性に優れ、保温材、建材等に広く使われた 学校建築物等の取り壊し時の飛散が問題 → 「大気汚染防止法」でビル解体手順が規定 微粉が肺に達すると肺癌、悪性中皮種の原因 - 使用禁止 |
[ 事例 ]
1980年代: DDT, PCB, DXN等合成化学物質 - 乳癌や肝臓癌原因物質
蓄積量は急性毒性を心配するほどではないため 1990年代: 環境ホルモン(通称) = 内分泌撹乱物質
→ 分泌ホルモン: 動物体内で細胞間情報伝達物質とし働く
Ex. トリブチルスズ(船体塗料), ビスフェノール(簡易容器), DDT, PCB, フタル酸エステル, DXN
→ ホルモン同様で数十-数百pg (1兆分の1 g)で効果発現 生殖機能異常(精子減少)、雄の雌性化(下水含有屎尿由来女性ホルモン見解もある)、孵化能力低下 環境省: 約70 種の化学物質を環境ホルモンを疑う物質としリストアップ DXN(環境ホルモン)研究注意点TCDD/F?, PCDD/F?曝露評価(曝露レベル、曝露群/非曝露群) → 誤分類 misclassification、健康影響評価にも 曝露はDXNのみか → DXNは「非意図的」生成物 追跡期間は十分 → 癌発症には長期間必要 一般集団曝露レベルでの健康影響 → 高レベル曝露予想される集団での研究のみ – 外挿可能か? 近年問題視: 生殖影響・次世代影響の知見少 → これまで問題視されなかった(検討課題) DDT殺虫剤とし開発され脊椎動物への急性毒性低い |
難分解性、物理化学的、生物学的に安定で環境残留性高い 脂溶性高い 変異原性、催腫瘍性、催奇形性 DDT = 女性ホルモン様作用 → 環境ホルモン DDE = ホルモン作用阻害物質く 一日摂取許容量: DDT 20000 ng/kg/day 有機スズ化合物トリブチルスズオキシド(TBTO)、トリフェニルスズ(TPT)等、有機性置換基結合スズ化合物の総称船底塗料や魚網の防汚剤として広く使用 含積性 → 成長阻害、白血球リンパ球異常 + 環境ホルモン 1990 化学物質審査規正法: TBTO = 第1 種特定化学物質、TBT = 第2 種特定化学物質指定 → 全面禁止 → 現在: 湾内生息生物から高濃度検出 + インポセックス インポセックス: 巻貝等に見られる生体異変でメスにオスの生殖器官が形成される現象 Ex. イボニシ(巻貝)ポリカーボネート使用量多いエンジニアリングプラスチック(高性能樹脂)の1つ耐熱性・強度に優れる 原料にビスフェノールA使用 → 食器等使用時にビスフェノールA溶出懸念 非意図的生成物質化学物質生成時に目的物質以外に生成される化学物質で無益か不利益をもたらす物質Ex. DXN: 燃焼で有機物質がCO2とH2Oに分解する過程で生じる有害物質 Ex. コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)・ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)類似生理作用示す全PCB類 |
こころの取扱い説明書自分のこころも相手のこころも大切に 素直に自信をもって 共感 ありのままの自分を大切に 自分のことも こころが元気な時
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こころが元気のないとき
制作: CBGT second group (NATTOO) 【セルフケア アドバイス】 ストレス解消には、様々な方法があるが、日常生活に簡単に取り入れられる方法として、 |
快適な睡眠に必要ような時間は個人差があるが、起きた時に気持ちがいい睡眠、日中に眠くならない睡眠をとることが大切。就床前4時間の飲酒やカフェイン摂取、就床前1時間の喫煙やPC, スマホなどのブルーライトは避け、不眠になりがちな人は軽い読書、音楽、温めの入浴、筋弛緩トレーニングなどリラックスすると入眠しやすい。自分に合った方法を見つける。また、笑うことは免疫力を高めストレスの解消に繋がると言われる。 趣味は仕事から解放される実感が、仕事への意欲も高め、また、趣味を介した、仕事とは関係のない人々との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げる。 |
原因: 環境・体質・思考様々で特定困難 → 反応 = 逃避か闘争反応“flight or fight response”- 恐怖への応答 徴候
2012年3月8日講演ノート 時期入学直後(春先)・修了前(論文執筆時) → 他の季節にも少なからずあり、常にあると思った方がよい傾向: 自大学出身者よりも他大学出身者に多い → だとすれば構造的問題 追い込まれる環境が作られている ☛ PM理論 解決のために
平成28年9月14日 自殺各部局等の長 殿 理事・副学長 新田 孝彦学生の自殺防止対策の対応について (依頼) 学生の自殺防止対策につきましては,日頃より多大なご尽力をいただいているところですが,今年度においては,学生の自殺が続いている事態となっており,喫緊に自殺防止対策について全学的に徹底した対応をする必要があると考えております。つきましては,貴部局におかれましては,平成28年5月6日付け「学生の自殺防止対策について」の依頼事項及び全学的な自殺防止への取組状況を再確認いただくとともに,下記のような学生に対する日常的な教育的対応について教職員に周知・徹底いただきますようよろしくお願いいたします。 |
記
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(墨岡 2011) テクノ不安症緊張状態でコンピュータ作業継続すると表れるストレス
初期症状は目が多 → 眼精疲労(2週間で視力異常低下事例) → 赤信号 肩凝り原因 = 肩血行不良以外ありえない! → 問題はその要因(ストレスでもでる) 重度テクノ不安症: カウンセリング必要 テクノ依存症コンピュータに関わりすぎ、自我が機械的になり、直接的人間付き合い困難対処法照明・採光: 眩しさ感じない → 鉛直面 < 500 lux、水平面300-700 lux目安高輝度光源がディスプレイ画面に映り込まぬよう対策講じ、グレア(眩しさ)防止 椅子、机又は書見台等は適正な姿勢保持ができるよう調整 視距離(ディスプレイと目の間隔)は40-60 cmが目安 ディスプレイやキーボードは文字が読み易く、画面上端は作業者目の高さより10度以下(目上向 - 乾きやすく目に埃がつきやすい = ドライアイ) |
連続作業: 1時間を目安に10-15分の休憩。休憩時は適度な動的運動行なう
ストレッチ体操、ウォーキング、マッサージ・つぼ刺激、食事、入浴 健康管理面 = 定期的に健康診断 / 職場体操 / 労働衛生教育食事ビタミンAとB群の摂取を心がけるビタミンA: 目の角膜や網膜の細胞・粘膜を正常に保ち、涙量を一定に保つ働き → ビタミンDや油脂と一緒に摂取すると吸収効率が高まる ビタミンB1: 軽度欠乏 = 軸精視神経炎、眼精疲労誘発(極度の不足 = 脚気) ビタミンB12: 不足 = 皮膚・粘膜の炎症を誘発 → B群は水溶性であるため過剰分は尿にて排出されるので過剰摂取の心配はまずない アントシアン: ロドプシン活性化し視覚機能高める → 視力回復や眼精疲労予防効果(ブルーベリーに豊富)
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[ 騒音 ]
ストレッサー stressor: 騒音・低周波 低周波騒音 low-frequency noise特徴: 不定愁訴多*、個人差大* 疲労・不眠など体調不良だが明確な症状は無く病名不明となる症状 苦情心理的苦情: うるさい・いらいら等G特性音圧レベル > 100 dB ⇒ 低周波音を感じる 生理的苦情: 頭痛、耳鳴り、吐気、胸部腹部圧迫感等
超低周波音の直接的人体影響は検証されていない |
睡眠影響: 入眠妨害、睡眠浅度化、覚醒等
≈ 10 Hz/100 db or 20 Hz/95 ⇒ 浅眠に影響(追試必要) 物的影響: 低周波音による共振 - 建具振動・移動、ガタツキ等建具固有振動数 ≈ 2-20 Hz [ 風力発電 ] 風車騒音
発生源側 emission______________受音側 immision <受音点> 超低周波 (知覚できない) -------|----------------------------------------- 騒音
図. 風車騒音。全国29風力発電施設周辺の164ヶ所で測定 風車騒音の人体影響 (研究中)• 風車騒音レベルと煩わしさ annoyance - 相関• 睡眠影響 - 限定的 • 聴力、頭痛、耳鳴、糖尿病、高血圧、循環器疾病 - 不明 • 景観等も人体影響に関与する |
ご存知ですか? 不眠症の4タイプ監修: 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所部長 三島 和夫
● 睡眠薬を安心して服用するために- 気になったら相談 -睡眠薬服用に対する不安と主な理由依存症があり止められなくなる: 43.5% ●止められなくなってしまわないか心配 睡眠薬服用は、常習化を心配する人が少なくないが、不眠症治療には、まず医師の指示通りに服用することが重要。自己判断で急に中止すると、不眠が悪化することもある。服用薬の種類により止めやすさも異なる。医師に相談。 |
効果がなくなる(量が増える): 23.0% ● 薬の効果がなくなる(量が増える)ことが心配 飲み続けると効果が弱くなりやすい薬もある。医師に不眠症状伝え、自身にあう治療を受ける。薬の効果が弱くなったからといって、自身の判断で薬を飲む量を増やさない。薬の効果が弱くなってきたと感じたら医師に相談。 不安な点はない: 22%, わからない: 15%, 翌日に眠気が残る: 13% ● 翌日に眠気が残ることが心配 特に高齢者は、翌日のふらつきや眩暈に注意必要。ただし、不眠だと逆に夜間トイレに起きた時などに転倒する危険高まるので、しっかりした治療重要。年齢により使いやすい薬が異なる場合がある。気になる人は医師に相談。 三島和夫「睡眠薬に対する日本人の意識調査」結果 平成21年度厚生労働科学研究・循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業 [一部改変] 良質な睡眠を確保するために生活習慣を改善すべき
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副反応 adverse event: 通常見られる反応 Ex. 軽い発熱、倦怠感、接種部の発赤・腫脹 |
副作用 side effect: 異常な反応 Ex. 痙攣、ショック状態、アナフィラキシーショック |
化学物質原因アレルギー的反応 - 症状 Ex. 頭痛・手足冷え、不快感、疲労感 原因: 殺虫剤、除草剤、ホルムアルデヒド(HCHO)、食品添加物、芳香剤、金属、排気ガス等が含む化学物質
視神経異常等化学物質過敏症類似症状 → 杉並不燃ごみ中継所が原因物質発生源? → 住民運動 1) シックハウス症候群新築住宅原因で起こる健康被害全般入居 → 時間経過 → 下痢、喘息、皮膚炎、長期微熱等の症状 推定原因: 特定困難 → 建築木材、壁紙、接着剤、塗料等含有のVOC(揮発性有機化合物)やHCHO等化学物質が単独か複合的に作用 対策: VOC非使用材料利用 + 新築 ≈1月後入居 + 部屋暖め化学物質除去 建材メーカー: 健康被害ない材料開発急ぐ + トルエン、キシレン、ジクロロベンゼン安全基準設定 HCHO: アルデヒド類刺激性気体(CH3OH + 銀・銅触媒酸化)、合成樹脂原料等に利用 |
ホルマリン(40-60% HCHO): 化学物質過敏症、シックハウス症候群原因物質
= HCHO水溶液 → 防腐剤・消毒薬 2) 花粉症 (pollen allergy)植物花粉原因のアレルギー性鼻炎本州: スギ・ブタクサ等 → 季節性 Ex. スギ花粉症: 花粉飛散する2-5月にくしゃみ、鼻水、目充血・かゆみ、流涙等の症状花粉症 = 環境要因 × 体質的要因 (相互作用)
その症状は カゼ? それとも 花粉症!?☛ 北海道 主要種花粉飛散時期 (pollen dispersal periods)
毎年同じ時期に、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみなどの症状 - カゼと症状が似るので気をつけたい バラ科の果物を摂取すると口腔アレルギー症候群を合併することがある イネ科花粉 (イネ科花粉症): 多くのイネ科牧草 - 長期にわたり飛散 |
人体に与える影響 → それまでに吸い込んだ煙草の煙の総量と密接に関係 喫煙指数 (ブリンクマン指数): 喫煙本数/日 × 喫煙年数 吸い方等、条件差はあるがが、吸入量の目安として用いられる Ex. 自分 (2014): 20 (本) × 34 (年) = 680. (2023) 18 × 43 = 774
≥ 400: 肺癌増加 (4) 時間と共にニコチン↓ (5) ドーパミンによる快感回復にニコチン切望 (6) [禁煙すると] タバコを吸いたい、イライラ生じ、我慢できない |
煙草煙 = 主流煙 + 副流煙(傍流煙)
主流煙: 吸っている時に火元から刻み煙草の間を抜けて出る煙 副流煙(1) アルカリ性 = 刺激強 → 鼻水、くしゃみ、咳誘発 (2) CO多 → 心筋梗塞COPD (慢性閉塞性肺疾患)= 慢性気管支炎 + 肺気腫肺疾患: 気管支に慢性的炎症生じ呼吸機能低下 原因 = 喫煙が90% (喫煙者の20%) → 治療: まず禁煙 |
本学学生の過度な飲酒による救急搬送が後を絶たない。死にそうな目に遭う前に、取り返しのつかない事態になる前に、きちんと知っておくこと? 自分の体とお酒について --- 未成年者の飲酒が法律で禁止されるのは理由がある
酒は肝臓で分解される: バドワイザー如きでも、中ジョッキ1杯(500 ml)を体内で消化するには4時間かかる。※体格・体質・体調による |
アルコール脱水素酵素・アセトアルデヒド脱水素酵素の量は、遺伝的なもので、飲酒で慣らして増やせるものではない。アセトアルデヒドは人体有害物質。分解しきれずに毒素が体内を巡ることで中毒症状を引き起こす
自分の体質を調べる 北海道大学教務部学生支援課 (2018.9.3) |
1885 Escherich Teodor (独-米): 乳酸菌発見 1899 Tissier, Henri (パスツール研究所): ビフィズス菌発見 1900 Moro, Ernst (豪): アシドフィルス菌発見 + 微生物生態研究 1934-1944 小林六造: チフス菌研究 1945 Reyniers JA (米): 無菌動物飼育装置開発
腸内細菌なしに動物は成育可能 - 栄養、免疫、感染研究に応用
無菌動物は通常動物よりも長命 サンプリング※ 嫌気性細菌が主 - 空気接触で直ぐに死滅する種も存在炭酸ガス注入等により空気接触を断ち低温保管 腸内フローラ gut flora (intestinal flora)= 腸管内常在細菌 (多系群) - メタゲノム解析により進展腸内環境 = 嫌気性 (腸内細菌 > 99%%) 正常人: 100兆-1000兆個(3万種)生息 = 1.5-2 kg Archaeaの1門(Euryarchaeota)、Bacteriaの4門(Firmicutes, Bacteroidetes, Actinobacteria, Proteobacteria)が菌叢の殆どを占める
大腸菌群 細菌生息数: 皮膚 = 1012個、口中1010個、腸管中1014個 動物: 食性(肉食性、草食性、雑食性)により腸内フローラは大きく異なる嫌気性細菌(バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性レンサ球菌等)が優勢菌叢は共通 + 乳酸菌 腸内細菌種数= 年齢・健康状態で変化 + 個人差・集団差母親体内 = 無菌環境: 誕生直後新生児腸内用はほぼ無菌状態
誕生翌日糞便: 大腸菌、腸球菌、乳酸桿菌、腐敗菌、ブドウ球菌等 人工栄養児は消化不良、赤痢、風邪等になりやすい 母乳: 単純構成でBifidobacterium優勢 - 数日で新生児腸内出現+ 5日目頃には新生児腸内でも優勢 → 安定した菌叢形成
ただし母親と新生児が持つビフィズス菌は種が異なる + 大腸菌、腸球菌、乳酸桿菌、腐敗菌、ブドウ球菌等減少 離乳期: 混合栄養 - ほぼ成人の菌叢に近づくビフィズス菌も成人型に近づく 老年期: 壮年期過ぎると再び変化ビフィズス菌検出率低下、ウェルシュ菌増加 Def. 正常腸内菌叢: 健康な動物の腸内菌叢 大腸内菌叢安定
通過菌: 数日間のみ腸内で観察 - 排除される
腸内構成細菌は数も多く、酵素活性も酵素種類も肝臓を上回る |
機能
腸球菌哺乳類腸管内常在菌の中で球菌: 人間腸内から一般的に検出 - 通性嫌気性でグラム陽性の連鎖球菌
「ランスフィールド分類のD群」約20種: 医学・衛生学的分類 ≠ 分類群 分類から見た腸内細菌大別芽胞菌(多くはグラム陽性菌)
好気性 ___ バチルス グラム陽性 桿菌
大部分は好気的に発育し乳酸産生 ___ ビフィズス菌 球菌 好気性
双球菌 ___ レンサ球菌 嫌気性
単在またはレンサ状 ___ 嫌気性レンサ球菌 グラム陰性 桿菌 好気性
糖を発酵 ___ 腸内細菌科 嫌気性
短桿菌または長桿菌 ___ バクテロイデス 球菌(嫌気性)
小球菌 ___ ベーヨネラ 機能的分類乳酸菌 vs 腐敗菌乳酸菌: 通気嫌気性か偏嫌気性 - 腸内固有乳酸菌も知られる
ホモ発酵乳酸菌: 殆ど乳酸のみを生産 ビタミン生成菌 vs ビタミン消費菌
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目の奥の痛み 見落としがちな眼精疲労と眼の病気
頭痛は緑内障、ブドウ膜炎等の眼の病気からも起こる = 眼精疲労も頭痛のきっかけ |
肝経: 眼に強い影響力を持つ経路 → 障害 → 普段から眼がしょぼしょぼとし疲れる/すぐ充血し頭が痛む |
医療クイズ: 次のことは絶対にしてはならない。なぜか。
自動車運転中吹雪になり先へ進めなくなり停まった。瞬く間に自動車の屋根の高さ位まで雪が積もったが寒いので窓を閉めエンジンをかけ暖房した 夏海水浴に行くため弁当屋へ行ったら丁度店員がおらず、ネズミが弁当のおいてある机の上を走ったのを見た。弁当の金額だけお金を置いて、弁当を持って海へ出かけた フィリッピン、ベトナム旅行の際、機会があり釣りをした。フグを釣ったので、肝臓・卵巣を注意深く取り除き、筋肉の部分のみ食べた 恋人と森の中を歩いていたら共に指にトゲが刺さった。刃を持っていたのでまず恋人の指を切開し深く刺さったトゲを取り出してあげた。そのまま同じ刃を用いて自分のトゲを同様に取り出した ガーデン・パーティー準備で御握りを作る人がいないので、指先がちょっと化膿していたが痛くないので手伝った |
大掃除で、80歳のお祖父さんに簡単な梯子に登り壁上部の塵を払うよう頼む 実験室で油で汚れた機械(Ex. 真空ポンプ・エンジン)を分解掃除した。ベンゼンが大量に余っていたのでベンゼンを洗面器(槽)に満たし、それで洗った 古釘が足裏に刺さり出血したが痛くはないので古釘を抜いたのみで放置した 無菌ウジ(蛆)療法 maggot debridment therapy治療法: 2 mm位の幼ウジmaggotを傷口に植えつけ → 傷の汚い部分ウジ採食 → 無菌的傷掃除1930代: 医学論文で効果報告 1990代: 抗生物質耐性細菌増加 → 抗生物質使わない無菌ウジ療法再認識 2003: 足の糖尿病壊疽に無菌ウジ療法成功 Ex. 糖尿病壊疽で足切断必要重症患者が切断免れる ウジ: 昆虫ホルモン出し傷修復刺激を傷に送る → 傷回復促進・殺菌作用 低治療費(豪州産養殖無菌ウジ1匹数百円)、副作用なく無痛(麻酔不要) |
破傷風菌: 土壌内嫌気性常在菌 → 殆どの土壌中に生存 毒素: 破傷風毒素はボツリヌスに次ぐ地球上に存在する最強毒素で1 gで成人600万人殺せる 原因: わずかな擦り傷でも原因 = 嫌気性菌 → 開き傷より釘を踏んだような狭く深い傷が原因となること多 創洗浄を行いづらいことも関係 ピアス、虫歯、臍のごまで密閉された臍での報告。外傷がない症例も認められる |
初期症状: 肩こり・口開きづらい → 病院 小児は転びやすくなる。排尿・排便障害も早期出現。翌日には全身硬直、痙攣、腱反射亢進見られる。中枢神経系緊張・興奮 + 自律神経症状。涎を流し、汗をかき、頻脈となる。更に血圧が乱高下する。重傷度は時間で判断する。外傷から初発症状の出る期間、または開口障害から痙攣が起こるまでの時間が短いほど重傷で死亡することもある |
= 盲腸、虫垂炎 → 虫垂の急激な炎症 [症状] 臍周囲に急激な腹痛や疝痛 + 著しい体重減少や食欲減退(食思不振) |
虫垂炎症進行 → 痛みは次第に右下方に移り(腹部右下)、マックバーニー点という虫垂の正確な場所に痛み集中(臍から右腰骨まで線を引き三等分 → マックバーニー点は臍から2/3の所) |
制酸成含有薬: タナベ胃腸薬U分包、イノセアグリーン、センロック顆粒、パンシロン01、サクロン、ガストール顆粒、シグナル胃腸薬グリーン 制酸成分(炭酸水素ナトリウム、沈降炭酸Ca、水酸化Mg、乾燥水酸化Alゲル等)は、併用薬効果低下させる恐れ。炭酸水素Naは、Na摂取制限者は服用避ける。水酸化Mg等は、下痢の副作用。乾燥水酸化Alゲル等は、便秘の副作用 |
[身近な野菜で"胃腸薬となる食材] |
ファンギゾンシロップ真菌(カビ)殺菌薬消化管にカンジダ菌(真菌)増殖時 → 消化管から殆ど吸収されない = 全身的真菌感染症に効果なし |
歯槽膿漏: 通常の歯磨き後、シロップを直接口にいれ、その状態で歯ブラシ等で口中に満遍なくシロップを行き渡らせる。30分間うがいをせず放置し、シロップを飲み込む 大体1週間で歯茎に違いが出る 事前に歯科医院で歯垢や歯石を取っておくと効果的 Ewald (2000) |
体中至る所にできる 皮膚からドーム状隆起とゴム鞠を押す感触 → [原因] 表皮でできた袋あり、その中に垢と脂が蓄積 → 細菌感染が起こると急に大きくなり痛む → 化膿もある |
大きさ: 小さいものからニワトリ卵大(更に大きいことも) 治療: 細菌感染時は抗生物質を内服 + 化膿時は切開・排膿(+ 非感染時に手術により切除) |
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痛風血液中高尿酸値状態が続くと、尿酸が原因で関節炎が起ったり、腎臓が侵される病気 日本: 昭和30年代から増加 → 現在患者約50万人(いつ?) 中高年男性に多(99%男性)。最近30代発病最も多く若年化傾向
→ 女性ホルモンに腎臓からの尿酸排泄促進作用がある 高血圧、動脈硬化をはじめ、様々な成人病の誘引となり早期治療が大切 飽食時代の病気: 栄養事情良い増え、戦争等で栄養事情悪化すると減少日本の痛風患者増加背景: 食事内容欧米化し動物性蛋白質摂取量増加。飲酒量増加、社会構造変化により個人行動パターンが変化等 診断: 状況判断で概ね可能 → 9項目中6以上あてはまればまず痛風1. 症状出てから1日以内にピ-ク 2. 以前に同様な症状 3. 関節だけに症状 4. 関節部位が赤くなる 5. 関節が腫れる 6. 足親指付根関節に激痛、腫れ 7. 片足親指付根関節に炎症 8. 片足足首周辺関節炎症 9. 血液検査で高尿酸値 |
= 消渇 (東洋医学) 血糖値やヘモグロビンA1c (HbA1c)値が一定基準超えた状態 1型, ICD-10:E10 ランゲルハンス島でインスリン分泌β細胞が死滅する病気 2型, ICD-10:E11 (90%)
原因: インスリン分泌低下 + 感受性低下 対処 = 食事 + 運動 (LDLに準じる) 食後30-60分後に運動開始 [ 構造 ] コレステロール (cholesterol, Ch)血中脂質 = 血中に含まれる脂肪分 = LDL + HDL + 中性脂肪(TG)等基準値 総コレステロール (130-220 mg/dl). HbA1c (4.6-6.2) 便宜的区分:善玉コレステロール (high-density lipoprotein cholesterol, HDL)高比重リポタンパク質と複合したCh体内末梢で酸化し害をなすChを取り除き動脈硬化等を防ぐ 基準値 40-100 mg/dl (> 40) 悪玉コレステロール (low-density lipoprotein cholesterol, LDL)低比重リポタンパク質と複合したCh肝臓で作られたChを体内末梢まで運搬
基準値 < 140 mg/dl (70-119)
1回20-30分程度/週3 → 体調見つつ少しずつ増やす 中性脂肪 (TG)= トリグリセリド, トリアシルグリセロール (基準値 30-149 mg/dl)•禁酒 •運動 •食事(脂肪・炭水化物控える) |
Non-HDL-Ch= TC(総コレステロール) - HDL-Ch (基準値 90-149 ㎎/dl)
LDL-Chに加え、リポ蛋白、レムナント等
> 170 mg/dl = 高non-HDL-C血症 高血圧 high-blood pressure or hyperpiesia血圧が正常より高く慢性的に続く状態 > 140/90 mmHgジルムロ配合錠LD「トーワ」 (三和化学研究所)
成分: azilsartan, amlodipine besilate グレープジュースと一緒に飲まない 動脈硬化 (arteriosclerosis)= 老化現象を起こした血管が硬くなった状態原因: 加齢 + 生活習慣(コレステロール等) 虚血性疾患: 虚血によって起こる病態の総称虚血(阻血) ischemia: 動脈血量減少による局所貧血 主原因: 動脈硬化 → 血流低下により、局部組織へ酸素供給不十分になり虚血に陥る病態
狭心症: 心臓では、可逆的(一時的な)な虚血により引き起こされる症状 貧血 anemia (poverty of blood)鉄欠乏性貧血治療: 食事療法(タンパク質)・薬物療法 - その前にまず禁煙 再生不良性貧血: 原因不明巨赤芽性貧血(俗, 悪性貧血) 溶血性貧血: 自己抗体による溶血(赤血球破壊)が原因 自己免疫性溶血性貧血 autoimmune hemolytic anemia, AIHA: ビリルビン値上昇
温式自己免疫性溶血性貧血 発作性夜間ヘモグロビン尿症 hemoglobinuria (指定難病, 数百人) ニコチン・アルコールの影響
鉄分吸収抑制 = ビタミンD破壊、胃酸分泌抑制 |
遺伝的早期老化症候群 僅かな分子異常が様々な老化現象として現れる(単一遺伝子でも複雑) → 自然老化は更に複雑 ウエルナー(ワーナー)症候群発症頻度、日本人 = 3-45人/100万人単一遺伝子異常が原因
ホモ接合性マッピング(連鎖解析特殊型利用ポジショナルクローニング法): 原因遺伝子(WRN; Werner)発見 → 遺伝子コード蛋白 = DNAヘリケース(ヘリカーゼ) |
死因: 動脈硬化性合併症(心筋梗塞、脳卒中)と悪性腫瘍等が主。平均寿命40-50歳
自然老化では痴呆や高血圧、前立腺肥大みられるが本症では余りない 細胞学的特徴: 培養皮膚線維芽細胞分裂寿命短縮、DNA複製障害、染色体異常、PDGF・FGFに対する細胞増殖反応低下、種々mRNA発現増加、自然突然変異率増加ロスムンド・トムソン症候群ブルーム症候群常染色体劣性遺伝病
胎児期から始まる成長障害、日光過敏症、末梢血管拡張性紅斑、舟形頭部等の特徴的症状 |
下垂体性小人症脳下垂体前葉部分泌成長ホルモン分泌低下が原因。他前葉ホルモン分泌低下を伴うこともある。先天性(原因不明)2/3、後天性(腫瘍等)1/3。早期診断治療でかなり改善可能Def. 日本 → (齢平均 – 2SD)以下の身長 = 低身長症 症状: 出生時体重正常 - 幼児期から成長遅。身長低いが体格均整とれる。性的成熟遅れ、骨年齢遅れも目だつ。声・顔が子供っぽい(人形様)が知能正常 診断: 手首レントゲンで骨年齢調べ、入院し成長ホルモン分泌負荷試験により診断確定。他に染色体・脳波等の検査行い、他の低身長ではないことを鑑別 治療: 遺伝子工学的手法で作られたヒト成長ホルモン注射。その他不足ホルモン補充が同時に投与される 注意: 低身長児は常に身長チェックと伸率の観察大切。定期的に身長をグラフ化し、身長曲線に比べた伸び率を追う。他の子供より異常に低いとか伸び率が低い場合は検査受けるべき 成長ホルモン(growth hormone, GH)分泌不全症糖分不足時、肝臓等の貯蔵糖分を血液中に放出させる働きが成長ホルモンにはあるが、GH不足では、働き不十分なため低血糖発作が起こることがある表2 低身長をきたす主な疾患
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= 蓄膿症 (俗) 慢性蓄膿症・重症 → 手術 ⇔ 急性蓄膿症: 手術通常不要 保存的治療: 鼻内に血管収縮性薬剤を噴霧し鼻洗浄、鼻汁吸引、薬を鼻や副鼻腔内に注入(ネブライザー(=噴霧器)やプレッツ法)等、鼻へ直接の局所治療 ヤミック療法 内服薬: 鼻汁の粘調度を下げ、炎症を軽くするため比較的長期用いる |
難治性慢性副鼻腔炎治療にマクロライド系抗生物質を少量長期投与 → 様々な種類があり、人により使いわけ、少なくとも2-3ヶ月は続ける。効果あがらなければ薬剤変更や漢方治療に切替える 自己治療 = 点鼻薬で粘膜の腫れをとり薬内服程度 → ダメなら通院大抵の蓄膿症は改善する。手術のみで慢性副鼻腔炎(慢性蓄膿症)根治は困難で、短期間治療では効果が期待できないため根気強く治療を継続する |
白癬 athletic foot白癬菌が足等に繁殖し起こる皮膚病 (= 水虫, 俗)ネチコナゾール塩酸塩 10mg/g |
加齢性帯状発疹原因: 水痘・帯状疱疹ウイルス |